暮らしの中の水を見つめ直そう ~アフリカから学ぶ、ふるさとの安全な水と豊かさ~(ESD環境教育プログラム・徳島県)

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目次

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

download(暮らしの中の水を見つめ直そう ~アフリカから学ぶ、ふるさとの安全な水と豊かさ~)

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践記事

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 多様性・・・同じアフリカでも都市部・農村部で生活の違いがあることに気づきます。
  • 公平性・・・自分たちにとって当たり前の水が、他の地域では質・量ともに得られないことに気づき、水の恩恵を知れます。
  • 責任性・・・豊かな水源を持つ川が身近にあること、その水質には自分たちの生活が関わっていることに気づきます。

ESDで育みたい能力・態度

  • 【伝達】コミュニケーションを行う力

自分の意見をまとめ、発表する際や伝える際に簡潔に伝えることができる。

  • 【協力】他者と協力する態度

アフリカに暮らす同世代の子どもたちの置かれている環境を知り、子どもたちの立場に共感を持つ。

  • 【参加】進んで参加する態度

アフリカの子どもたちの生活を知り、自らの日常生活を改善しようと行動に移す。

プログラムの目標

  1. 日本から遠く離れたアフリカでの現状を知り、体験を通して関心を持つ。
  2. 自分の暮らしを見つめ直し、「水」の大切さを再認識する。
  3. 身近に流れる地域の川の良さを知り、地域への愛着を深める。
  4. 自分たちができる環境行動を文字や絵で表現し、行動につなげる。

プログラムの概要

アフリカの子どもが描いた絵や現地の写真を通して、子どもの暮らしの中の安全な水や必要な量の確保の現状を知る。それと共に、その役割を子どもが担っており、家の中での仕事があることについて自分の生活との違いを認識する。アフリカの歴史や文化、経済を学ぶ中で、遠いアフリカの暮らしを知る。それと同時に、自分たちの身近にある吉野川の水について知ることで、これから自分たちでできることや伝えたい事について考え、主体的に取り組む行動について話し合いを行う。

学習指導要領との関連

  • 中学校 社会/地理、家庭、保健体育/保健、道徳、理科

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全6時間)

  • プログラムのダウンロードはこちらから

暮らしの中の水を見つめ直そう ~アフリカから学ぶ、ふるさとの安全な水と豊かさ~127-1.pdf

【引用元】

  • ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」 地域ESDプログラム(徳島県)暮らしの中の水を見つめ直そう ~アフリカから学ぶ、ふるさとの安全な水と豊かさ~

https://edu.env.go.jp/esd/program/detail_r88

4 編集後記

この授業では、まずアフリカについて知ることが大切になってくると思います。日本とは遠く離れたアフリカの暮らしを理解することは、非常に難しいとは思いますが、絵を見てイメージをふくらませたりすることなど、アフリカの事情を考える機会を持つことにより興味がより湧いてくるのではないでしょうか。「水」というテーマで様々な教科への学びの展開が出来ることは素晴らしいと思いました。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 黒田佳那)

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