1 はじめに
この実践は環境省「平成25年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。
download(命の水~開発途上国の子どもの問題を「水」を通して学ぶ)
2 ESDとは
ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。
3 実践内容
ESDの要素
持続可能な社会づくりの構成概念
- 多様性
- 相互性
- 公平性
ESD視点で育みたい能力/態度
- 【協力】他者と協力する態度
- 【関連】つながりを尊重する態度
- 【多面】多面的、総合的に考える力
- 【参加】進んで参加する態度
- 【伝達】コミュニケーションを行う力
プログラムの目標
水を通して、開発途上国の現状を知ったり、解決策を考えたりする中で、他者理解の素地を養うことが出来るようになることを目標としました。
プログラムの概要
本単元は水を通して開発途上国の現状に目を向けたり、開発途上国の現状を知ることを通して、自分自身に出来ること、友だちと協力すれば出来ることを自分たちの立場から考えるプログラムです。その上で、①開発途上国の現状から自分たちの考えを見つめ直し、自分たちの考えが型にはまったものになっていたり、②開発途上国について支援を考える際にはその国のことを深く知らなければならないということに気づいたりと視野を広げていくことにもつながることも期待できます。
学習指導要領との関連
- 小学校4年生 理科・社会・国語
プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全6時間)
【引用元】
- ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」 ESDを知る
https://edu.env.go.jp/esd/columnn
- ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」 地域ESDプログラム(佐賀県)
命の水~開発途上国の子どもの問題を「水」を通して学ぶ
https://edu.env.go.jp/esd/program/detail_r41
4 編集後記
日本の上下水道は世界でもトップクラスだと言います。ただ、日本で生活していると、その状態が普通だということを感じてしまうのではないでしょうか。この実践のように開発途上国の現状を知ったり、少ない水で生活することによって視点を広げることはとても大切なことだと思います。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 宇野 元気)
コメント
コメント一覧 (1件)
このプログラムの開発団体「あいち国際理解教育ステーションhttp://www.aisonweb.com」に所属しているファシリテーターです。
紹介いただきありがとうございます。
もし可能でしたら、環境省のようにわたしたちが作成したプログラムであることを明示していただけるとうれしいです。
このプログラムなどを実践するファシリテーターの派遣も行っています。
詳しくはHPをご覧ください。