【教員採用試験 合格者インタビュー】人は過去にも未来にも生きることができない。自分を変えるのは今の自分だけだ

平成27年度実施の中学・理科の教員採用試験に合格したKさん(新卒)に、先生を目指すきっかけや、校種選びの迷い、採用試験を受ける心構えなどについてお話を伺いました。(H27,11月)

学校の先生を目指すきっかけを教えて下さい

自分が教員を目指すきっかけは、高校生の頃、荒れていた中学生をみて、「どうしてこういう風になってしまったんだろう」と思ったことです。「自分ならこの子達を変えていけるだろうか」初めはそういう目線で教員を目指していました。

しかし、大学に入り色々と考えていると、家庭事情などでそうなってしまうのも無理はない子ども達も多いということに気がつきました。それから、「少しでもそういう子ども達の手助けをできないか」「そばで支えてあげることは出来ないか」という意識に変わっていきました。

勉強ができない子ども達、人間関係に悩む子ども達、これから様々な問題を突きつけられ、自分自身が悩むことも沢山あると思います。大変なことが沢山待ち受けていることは覚悟しています。しかし、子ども達のちょっとした笑顔、頑張っている姿を見るとこちらまで嬉しくなってきます。

少しでもみんなの笑顔を増やしたい。みんなが幸せになれるような世界にしていきたい。綺麗事かもしれませんが、叶えようとしなかったらそれは綺麗事のままで終わってしまう。だから、まずは周りの人達の笑顔を増やしていきたい。そういう思いが根本にあるんだと思います。

どの校種に決めようか迷いませんでしたか?

小学校か中学校のどちらにしようか迷ったこともありましたが、それぞれ教育実習を行い、思いが固まりました。小学校の教育実習では、楽しく子どもと関われましたが、もっと社会との関わりや将来の話がしたいと思いました。「楽しかったと」いう印象だけが大きく、自分の中では物足りなさが残りました。一方、中学校の教育実習では、子どもと社会や将来について話すことができました。この経験からも、自分は中学校で教員をやりたいという思いが強くなりました。

採用試験で意識したことはありますか?

面接や模擬授業などは一人で勉強していると自分では気付かない事があるので、他の人の意見を取り入れる事を大切にしました。もし周りに採用試験を受ける仲間がいなかったら、研究会などに参加して現場の授業を見ることもできます。教育関係者でなくても、知人に模擬授業や面接を見てもらうこともできると思います。自分の思いを相手に伝えることが大切なので、そのような機会を自分でどれだけつくれるかが合否の分かれ目になるような気がします。

また、人にはその人なりの強みがあると思います。県の資料や他からのアドバイスをもとにしながらも、その強みを生かせる自分に合ったスタイルを作っていきました。

これから先生を目指す方へメッセージをお願いします

教員になりたいという思いは高校生の頃からありましたが、そのために自分は何をすればいいのか、ずっと考えていた時期がありました。その中で出た答えは「今と向かい合って自分の出来る努力をすること」です。

私は、高校で物理・化学を勉強していましたが、大学では自分の可能性を広げるために、敢えて何も知らない生物の道に進みました。初めはとても大変でしたが、それを乗り越えることに意味があるのだと思いながら学習を続けてきましたし、今では楽しんで学んでいます。

採用試験に合格してからは、中学校理科の年間計画を教科書会社からダウンロードし、それをもとに一年間の授業の発問や板書計画を考えて、模擬授業をしています。
採用試験に合格するのは時の運もありますし、 試験に合格することが目的ではありません。
教員になって子どもたちと真剣に向き合えるための自分磨きが何よりも大切だと思います。

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