野の馬<後半>(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

緑の線の向こう側とこちら側にあるもの 

父ちゃんと太郎のどちらに賛成するかを考える中で、父ちゃんの屏風に対する気持ち、太郎の屏風(馬)に対する気持ちが見えてきました。父ちゃんと太郎の気持ちの違いについて、浮き立たせることにしました。

発問1 太郎と父ちゃんは同じものを見ていると言えますか。もし違うなら、太郎は何を見ているのでしょう。また父ちゃんは何を見ているのでしょう。(※青色=教師の発問・指示等のはたらきかけ/以下同様)
 
これにはすぐに気づいたようです。

  • 太郎は馬、父ちゃんは屏風を見ている。

太郎も父ちゃんも同じものを見ているが、その見ている先が少し違うことを押さえました。次に太郎と父ちゃんはどんな世界にいるのでしょうか、太郎の世界と父ちゃんの世界について考えることにしました。

発問2 こうやってみると、太郎の気持ち、父ちゃんの気持ちがいろいろと出てきましたね。また、太郎が見ているものと父ちゃんが見ているものは違いがありますね。ひとことで言うと太郎は(  )の世界で、父ちゃんは(  )の世界と言えるでしょうか。
 
太郎の世界、父ちゃんの世界を一言で言い表すのは難しいかな、と考えていましたが、下の表(太郎と父ちゃんの言動を抜き出す)を作ることにより、思っていたよりもスラスラと(  )の世界が出されました。

< 太郎の世界 >

  • 夢の世界 
  • 空想の世界
  • 自分の世界
  • よさを見つける世界

< 父ちゃんの世界 >

  • 現実の世界
  • 夢がない世界
  • 価値の世界
  • 自慢の世界 
  • プレミア(お宝)の世界

太郎は夢の世界、父ちゃんは現実の世界と言えそうです。この夢の世界、現実の世界を分けているのは何でしょう。

発問3 太郎の夢の世界、父ちゃんの現実の世界を分けているものは何でしょう。文中の言葉から探しましょう。

少し発問が唐突だったのか、子どもたちは答えにくいようでした。「ヒントだよ」と言って黒板にチョークで緑の線を引きました。これでもまだわからず、キョトンとしていました。「ほら黒板に答えが書いてあるよ。目をよーく、開いて、開いて」「えー?どこ、書いていないよ」という声が続きました。

難しいようだったので、教師が解説をしました。「答えは緑の太い線でした。この緑の線が、太郎の夢の世界、父ちゃんの現実の世界を分けていると言えませんか」と話すと、「なんだ、だまされた」「ずるい」など、何とも和やかな雰囲気に包まれました。次に

指示1 物語に出てくる人や物を全て抜き出して、緑の線の向こう側(夢の世界)とこちら側(現実の世界)に分けましょう。
 
この物語には、たくさんの人や物が出てきますが、それらのほとんどが夢の世界と現実の世界に分けることができます。下のようにまとめることができました。夢と現実を行き来できるのは太郎だけです。(クレヨンも太郎の見方、父ちゃんの見方の違いによって両方の世界に存在する)ここがこの作品を理解するポイントになりそうです。

太郎が夢の世界に行くんだと決心したのはいつか

太郎は夢の世界に行くことで、父ちゃんからの自立を果たしました。太郎が夢の世界に入った時と、夢の世界に行こうと決心した時は微妙に異なっています。夢の世界に入ろうと決心した時について検討しました。

発問1 太郎が自分から夢の世界に行くんだと決心した時はいつでしょうか。
 
子どもたちは「難しい、難しい」と言いながらも、よく文を読みました。検討されたのは次の7カ所です。そのどれもに説得力がありました。どの文にもキーワードが含まれています。

  • (16)"だが太郎は、馬のことが忘れられなかった。毎晩のようにあの馬の夢を見た。"
  • (25)"一息に太い線を引いてやった"
  • (30)"思わず手を伸ばして、馬の首のところに触った"
  • (40)"この明かりをたよりに、太郎は倉じゅうを探し始めた"
  • (43)"やっとのことで、月の光の中へ引っぱり出した"
  • (51)"(よかった!)"
  • (56)"馬が動いた−いや生きているのだった"

< (16)文 > 6人

  • "忘れられなかった"と書いてあって、太郎は生きている馬に会いたかった。生きている馬の世界に行きたいと思ったから。
  • 馬のことが好きで忘れられなかった。馬と遊びたくてこの世界に行きたくて、決心した。
  • 一年中馬の夢を見ていたから。一緒に駆けてみたい。
  • こんなに馬のことを忘れられないから。

< (25)文 > 1人

  • "一息に""太い線"と書いてあって、ふざけてやったわけじゃない。太郎は線を引けば、夢の世界に行けると思った。

< (30)文 > 2人

  • "思わず"と書いてあって、思わずというのは、ついうっかりというような意味で、自分から手を伸ばしたから。
  • 思わず自分から手を伸ばしたから。ここで自分から入ろうとしたと思う。

< (40)文 > 11人

  • "倉じゅう"とあって、倉の中を全部探したという意味だから。
  • 太郎が自分から馬を探しているから。と言うことは自分から夢の世界に入りたがっている。
  • 決心[しっかりと心を決めること]で、太郎は夢の世界へ入ろうと思ったから、屏風を探し始めたと思う。
  • もう一度屏風の中に入りたいと、太郎は強く思ったから。
  • "探し始めた"というのは、太郎が入ろうと思ったから。

< (43)文 > 2人

  • "やっとのことで"と書いてあって、太郎は苦労している。苦労してまでやっているから、夢の世界へ入ろうとしている。
  • 太郎は「ぼくが入らないとダメだ」と思ったと思う。

< (51)文 > 2人

  • (40)~(49)文までは、夢の世界には入れるとは思っていない。太郎は見ているだけ。(52)で手をやって入ろうとしたから。
  • (48)文では"まさか"と書いてあってまだ入れるかどうか迷っている。その後気持ちが静まって(51)文で入る決心がついたと思う。

< (56)文 > 1人

  • 太郎は馬と一緒に走りたいと思っていて、この機会しかないと思った。馬も生きているから、ここで決心した。

たくさんの文が出されました。ここで決心という言葉に注目させようと、辞書を引かせて、決心の意味を確認しました。

指示1 「決心」はどういう意味ですか。辞書を引いてみましょう。

決心[しっかりと心を決めること]

文にはっきり書いてはなくても、太郎がしっかりと心を決めたことが、文中の言葉のかけらとしてあるはずです。それを見つけていくことにしました。

太郎が夢の世界に行くんだと決心したのはいつか2

引き続き太郎が夢の世界へ行くんだと決心したのはいつかを検討しました。子どもから出されたのは、(16)(25)(30)(40)(51)(56)です。(43は意見変更)
問題を解くために、言葉により注目させることにしました。

発問1 (16)~(56)文で、太郎がしっかりと心を決めたことが分かる、言葉のかけらを探しましょう。

それぞれの文に、太郎の強い気持ちを推測させる言葉が出てきます。自分の考え以外の文についても、検討をさせました。

  • (16):だが、忘れられなかった、毎晩、のように
  • (25):ひと息に、太い線、引いてやった
  • (30):思わず
  • (40):倉じゅう、たよりに、
  • (51):!
  • (56):いや

どの文も太郎の気持ちを代弁するような言葉が含まれています。一通り言葉が出そろったところで、一番違うと思うものから消していきました。どれが正解かはっきりしない時、消去法は有効な手段です。

発問2 どの文にも太郎の気持ちが含まれていて、すぐに正解が分かりませんね。ではこの中で一番遠い(違う)と思うものはどれでしょう。

最初に指摘されたのは(51)でした。(56)(30)も次々と指摘を受けました。

  • (51)は"よかった"という太郎の気持ちのことで、決心とは違う
  • (56)は馬のことしか書いていない
  • (56)は、もう太郎が完全に夢の世界に入ってしまった後のことだから
  • (30)は"思わず"と書いてある。思わずというのは、ついとか自然にと言う意味で、自分から「よーし」とか決めてやるのとは違う感じがする。

指摘された文の子たちに「何か反論はありますか?」と尋ねても、特にこれを上回る反論が出なかったので、候補から外していきました。この辺りはテンポよく進めるのが大事です。残りは(16)(25)(40)です。

  • そうすると(40)も違うかな。(40)は"探し始めた"とは書いてあるけれど、倉の中のことが書いてある。

(40)文を予想する子が多かったのですが、教師がリードしながら、決心とは違うニュアンスであることを説明して、これも候補から外しました。

発問3 あと残りは(16)(25)になりましたね。実はこのどちらかが正解です。どちらの文に、太郎の決心が含まれているか、回りの人と少し相談してみましょう。

「どちらかに正解がある」と言われれば、候補から外された子どもたちにやる気が起こります。また正解するチャンスが与えられるのです。教科書を片手に相談を始めました。相談が終わったところで、話し合いました。

< (25)文 > 8人

  • 太郎はここで決心を決めて、一息に線を引いたのだと思う。
  • (25)文で、夢の世界のドアを開けてしまったという感じがする。
  • "ひと息" "太い線" "引いてやった" も、どれも決心がしっかり当てはまる言葉という感じがする。
  • "引いてやった"の"やった"のところで、引いてやったあとで決心をしたのだと思う。
  • 太郎は"太い線"を引いたところで、馬が生きたから。
  • "ひと息”というのは、一回息を吸い込んで、その後でやったという感じがする。
  • 生きた馬のところへ行くのは、「今だ」と思って線を引いたと思う。

< (16)文 > 24人

  • 太郎の心の中は、馬を見たいという心が詰まっている。
  • 毎日のように夢を見ているから。
  • "忘れられなかった"の"られ"に太郎の強い気持ちがあらわれている。
  • 初めて出会った印象が強いから。
  • 頭の中にずっと残っているから。

双方から意見が出されましたが、最後に私の考えを伝えました。

説明1 先生は、(25)文だと考えます。それは太郎が初めて、屏風の馬にした具体的な行動だからです。(16)では思っているだけで何もしていません。(25)で「怒られるかもしれない」と分かりながら思い切って線を引いたので、ここが決心だと考えます。
 

太郎が振り返らなかったのはなぜか

物語も終盤です。屏風に線を引いた太郎は、それをきっかけにして夢の世界に入り込んでしまいました。それを見た父ちゃんは、あわてて

  • (64):父ちゃんは一気に倉の二階へかけ上がった
  • (65):そんな父ちゃんを、屏風から太郎はじっと見つめていた。
  • (67):少しずつ、少しずつ、速く…
  • (68):−太郎!
  • (69):太郎は決して、ふり向かなかった
  • (70):馬は小気味よい速さで走って、見る見るうちに草原の向こうに消えていってしまった。

このあたりを、太郎の父ちゃんからの精神的自立と読むと、とても味わい深いものがあります。まさにこの時期の子どもたちにぴったりと合っています。さて、授業では次のように問いかけました。

発問1 太郎はなぜ振り向かずに行ってしまったのでしょうか。

少し難しい問いかと思いましたが、子どもたちは的確に読みとっていました。25人が発表をしました。

  • (68)で父ちゃんは冷静になっていない。本当は「戻ってきてくれ」と言いたかったと思う。でも言えなかった。
  • 父ちゃんは、太郎が夢の世界行ったことを信じられなかった。冷静になって戻ってこいと言えなかった。
  • 太郎がもし振り返ったら、もう二度と夢の世界に入れなくなると思ったから、振り返らなかった。
  • 太郎は(64)で一気に倉の二階に駆け上がる父ちゃんを見て、もし振り返ったらまたぶん殴られるかも、屏風から引き離されるかもと思ったから
  • 太郎は現実の世界がもういやになって、馬に乗っていってしまったから。これは立派な現実逃避で、父ちゃんに呼ばれて怒られるよりも、夢の方がいいと思って馬に乗ることに専念した。
  • 太郎は自分の気持ちを分かってくれなかったからいやだった。自分の気持ちを分かってくれないと誰だっていやだ。父ちゃんをじっと見つめていて、もしかして心のどこかで父ちゃんにさよならって言ったかも知れない。
  • 振り向いたら、元の独りぼっちの世界に戻ってしまうから。
  • "じっと"の意味を調べてみたんだけれど[体や視線を動かさない様子。我慢して耐える様子]と書いてありました。太郎は振り向きたかったんだけれど、振り向けなかったんじゃないかな。
  • 付け足しで、太郎は声も出さずに我慢している。夢の世界に行こうとしている。
  • 太郎にとって父ちゃんは敵みたい感じで、いつも気が合わなかったでしょ。太郎は父ちゃんより馬がいいと思って行ってしまったと思う。

このようにたくさんの意見が出されたところで、これまでの関係を整理してみました。

発問2 みんなの考えをまとめると図のようになります。馬があらわしている意味を一言で言うと何と言えるでしょう。

  • 心のつながり
  • 友達になりたい
  • 自分でやってみようということ
  • 自分の意志
  • 自分の考え

このように自分の考えで何かをやろうとしていることを「自立」と呼び、太郎は父ちゃんから自立しようとしていたのではないか、ということを話しました。
「自分のことを振り返って、こんなことはないですか?」と尋ねると「あるある」という返事が返ってきました。共感できるところがあったようです。

授業の感想

自立というテーマで読み進めてきました「野の馬」どんな感想を持ったのでしょう。授業後の感想を書いてもらいました。

指示1 野の馬を勉強して、思ったこと・分かったこと・考えたことを書きましょう。
 

  • 太郎が自分から旅立ちたいということが、文からすごく感じられる。ただの屏風なのに、太郎はそれを「馬」だと思いこんで、地平線を書いてやった。そして夢だと思っていたことが夢じゃないという気持ちが強まって本当の現実になった。(65)文の時はもう旅立つという決意があったと思う。そして「そんな父ちゃんを屏風の中からじっと見つめていた」の文で、この時もしかしたら太郎と父ちゃんは心の中でお別れの言葉を言っていたかも知れない。この物語はこれから中学へ行くぼくたちにはぴったりのものだと思う。(S.O)
  • 太郎には馬を思う純粋な気持ちがあったから、馬の気持ちやどんなことをしてほしいか分かることを知りました。父ちゃんは宝物としてしか考えていないけれど、太郎は純粋に馬と友達になりたいと思ったから心がつながり、自立をして夢の世界に行ったことを知りました。太郎も父ちゃんと別れるのは辛かったと思うけれど、自分の夢、馬と一緒にいたかったから、自立をしたんだと思いました。これはファンタジーな話だけれど、太郎の物への気持ちを考える、分かってあげるなどのことも大切ということも学びました。(S.I)
  • 太郎は最初は「さあ、さあ、外へ出て遊んで来るんだ」と父ちゃんが言ったらしぶしぶだけど一応外へ出ていたんだけど、最後らへんになると「自分の決めた道なんだ!」って感じで、夢の世界へ行ったと思う。だから太郎は自立したと思います。私は太郎の「自分の決めた道なんだ!親の言いなりなんかにならないぞ」という気持ちがすごいと思いました。なんか「ぼくは父ちゃん奴隷じゃないよ」という感じがしてきます。(A.O)
  • 最初は、太郎はちょっと変わっている子だなと思いながら勉強をしていました。だけどやっていくうちに今のぼくのように、父ちゃんから言われたことをやらずに「ちょっとこれでいいのかな?」とかそんな疑問をいだいていることが分かりました。父ちゃんと太郎は敵意とか反対とかで太郎と父ちゃんの関係をあらわしました。ぼくは敵ではないけれど、敵意があるとちょっと思いました。たぶん心のどこかでは、父ちゃんとまた前みたいになりたいと思っていると思います。でもやっぱり自立して馬といるのが太郎にとって一番いい。(T.S)
  • 太郎は屏風のことが好きという気持ちが強かったから、自立しようと思ったと思う。ぼくたちは今そういう気持ちの中にいると思う。だからぼくたちも気持ちが強いことに出会うと自立してしまうと思った。太郎はよく自分から自立したいと思ったな。親元を離れると大変なことがいっぱいあるのに。でも早く自立したいという気持ちはこないのかな。(K.K)
  • 夢のような話に「自立」という深い意味があることが分かりました。太郎の馬に対する優しい気持ちや父ちゃんの屏風をこれからも大切にしていこうという気持ちが分かりました。野の馬にはたくさんの言葉のかけらがあると思いました。太郎はまだ小さいのに馬と一緒に夢の世界に行くぞ、などの決意が出てきてすごいと思います。それほど馬が自分の友達だと思っていたんだと思いました。(25)で地平線を書いてあげました。もう7才くらいになれば、悪いことだと知っているのにやったのです。太郎の馬に対する気持ちはとても強いと思いました。(S.S)
  • この話は太郎は最後にどうなったかわからないけれど、太郎は一人で自立して自分好きなことをしてすごいと思いました。あと太郎と父ちゃんの気持ちがはっきりとしていることが分かりました。私はこの話はとてもいい話だと思いました。自立ということは自分にとってもいいことだと分かりました。(S.K)
  • この話はぼくたちの年齢にちょうどぴったりな話だと思いました。なぜならば、ぼくもこの話みたいに自立というのが出ることがあります。例えば小さい頃はよくお母さんとかと一緒に行こうと言われると、別に何も考えないでついていったけど、このごろは自分の考えというものが出ていて、ついていきたくない時はついていかないことがあります。だからこの話は自分に参考になったと思いました。(Y.S)

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

自立をテーマにした少し難しいテーマ。教師がうまく誘導しながら、太郎の気持ちを読み解くことに成功したようです。また太郎のこの状況を、中学への進学を控えた児童たちの状況ともうまく重ね合わせることができる、ピッタリの題材だと思います。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 河村寛希)

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