始業式。新学期が始まるとき、子供たちは不安で一杯、でも期待も一杯。そんな気持ちで登校する子どもたちをいよいよ迎えることになる。そんな子どもたちに安心を与え、よし頑張ろうと意欲がもてる声かけができれば、子どもたちは、これからの学校生活に希望をもつことができる。
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@{<不安1>自分の居場所はどこだろう。 ''};
クラス、靴の置き場所、自分の席、ロッカー等が明らかになっている。
※すでにシールや掲示物などを使って示してある。だから、自分の席について待っていることができたら、ここで頑張ろうとしている素晴らしい姿として承認することができる。
「自分の場所を見つることができたね。ここで一緒に頑張ろうね。」
@{<不安2>一緒に仲良く過ごせる友達がいるだろうか。''};
子どもが学校に元気よく来たことを喜べる
※同じ気持ちになると安心できるので、集まった子どもたちのよいところを紹介する。
挨拶、話の聴き方、姿勢、持ち物の扱いなどに頑張る姿が見える。
「素晴らしい挨拶ができたね。一緒に頑張ろうという気持ちの現れだね。」
「いい姿勢だね。やる気を感じます。どの子もやる気一杯だね。」
「さっと、動きを変えたね。やる気を感じる姿だね。」
@{<不安3>先生とうまくやっていけるだろうか。''};
受け入れる姿勢を子どもに示す。
- 笑顔で、「あなたがいてくれて嬉しいなあ。」
- 一人一人をじっくりと見つめるまなざしで「ちゃんとあなたを見ているよ。」
- ゆっくりと「1人一人をしっかりとつかみたいよ。」
- 揃うまで待つ「見捨てることはしないよ。安心していいよ。」
- 温かい声掛けで 「あなたと一緒にこれから過ごせることがとても嬉しい。」
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この3つの不安に配慮しながら、子どもの前に立ってみる。すると、頑張ろうという気持ちで立ち向かっている子どもの姿が一杯目に飛び込んでくる。この頑張ろうとしている姿を承認することで「私は、ここで頑張れる。」「一緒に頑張れる仲間がいる。」という気持ちにすることができる。
子ども一人一人がほめられ、承認される場面をどれだけ多く、作ることができるだろうか。新学期の始まりは、褒められて帰る子どもをたくさん作るようにしたい。
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