集団で歩く

1.1 集団行動として

1年生の子どもたちと校外学習に出かける。

学校の外へ集団で出て行くことに慣れていない子どもたちだ。集団で歩くことに注意を払わないで、目的地まで子どもを引率していても子どもは育たない。よく見ると友達と話をしていて、前の子たちから離れてしまう子がいる。手をつないで歩くことができず、手を離してしまう子がいる。集団で固まって歩くことができない子どもたちだ。

先頭を歩いて、時々後ろを振り返り「前に詰めて歩きなさい。」と声をかける先生がいる。これだけでは、子どもは育たない。時間がたてば、また離れる。

注意を受けるから、直すということでしかない。自ら離れないようにしなければ、育ったことにはならない。できる限り、子ども一人一人に「あなたはこれができているよ。」というサインを送り続けたい。 

1.2 教師は動く

危険箇所では、十分な注意が必要であるが、そんな場所ばかりではない。例えば、交差点以外であれば多くの道は安全である。そんな時は、先頭を歩く必要はない。子どもに先頭を任せて、歩き方をチェックする。手をつないで歩いている子、前に詰めようと早歩きをする子、前を見ながら歩いている子など誉める機会はたくさんある。また、離れていた事に気づいたことを誉めたり、自分から手をつなごうとしたりする子どもも誉めたりすることができる。個々の取り組みの違いは歩きながらたくさん見つけることができる。常に誉めて歩くことができる。

この取り組みをしようとすれば、当然、一定のペースで子どもと一緒に歩くことはできない。ある時は立ち止まり、またある時は列の前まで走る。危険箇所が近づけば、先頭につく。列の前後を忙しく動き回らなければ、これだけのことはできない。のんびりと子どもの先頭に立って歩いている暇はない。子どもを育てる気概がこんな姿を創り出す。 

集団で歩くことに慣れてくれば、子どもの中から前に詰めるように声をかける姿も出てくる。固まって歩く集団を壊さないでうまく友達と話をしながら歩く姿が生まれてくる。教師が忙しく動き回ることも少なくなる。手をかければかける程子どもたちの歩き方はうまくなる。号令も伝わりやすくなる。一斉に道路を横断することも上手にできるようになる。他に引率がなくても十分担任一人で歩かせることができる。そこまで、子どもを育てて集団で歩かせたい。

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