こんなことに気をつけると、すてきな絵が描けます。
「校内絵を描く会」に向けて、自分らしい作品をしあげましょう。
目次
1 画面について
画用紙は縦に使う方がいいか横に使う方がいいか
- 縦の絵は、バランスが崩れ、ぐらぐらと動きのある絵になります。
- 横の絵は、どっしりと安定してしまいます。
そこでしか描けないものを先に描く
- 人間は学校でも描けるので、そこでしか描けないものを描きましょう。
描きたいものは、画面の半分より上に描く
- 地面から描き始めると、上は空しかないのであとで苦労します。
- 描ける人は、上から見たように(バードビューで)描いてみましょう。
画面を二つに分けない
- 画面を分けてしまう、縦の線・横の線は描かないようにしましょう。使うなら斜めの線です。
描くものの大きさ
- 同じ大きさ、同じ方向を向いている、同じ高さは、だめです。
間違えたときは
- 下絵で間違ったときには、白の絵の具で塗って消しましょう。
2 下書き
下書きは、水性ペン、わりばしペン、絵の具など
- スイスイ描けないので、よく見た曲がったおもしろい線が生まれます。
- 水性ペンは、着色の時ににじむ効果が生まれます。
友達同士ならばない
- 絵を見合って、同じ構図の絵になってしまいます。
3 人間について
人間は6〜7頭身
- 図工で描く人間は、頭でかっちの人間になりやすいです。
- 「マンガの顔」にならないようにしましょう。
人物を、大きく描きすぎない
- ひとつのものは、手のひらの大きさぐらいがよいです。
4 筆の使い方
適度な水分
- かさかさ筆、にこにこ筆、泣き虫筆。
- にこにこ筆で、濃い色から順にとりながらパレットの上で混ぜましょう。
筆の動かしかた
- 筆は画面に垂直に立てて描きましょう。
- 横に寝かせて左右にこする「こすりがき」をしないようにしましょう。
- いっぺんに長く描かないで、短く少しずつ伸ばしていくように描きます。
- 色を置く感じで動かします。
- 特に下から上へ斜め左下から、斜め右上に。丸いものは丸く描きます。
- 手首を机につけてかくのは、細かいものを描くときだけにしましょう。
5 色ぬり
色を混ぜて使う
- チューブから出したままの色は使わないようにします。
- つくった色を濃いめに塗りましょう。画用紙の紙の白さが透けないくらいがよいです。
パレットの小部屋にいろんな色を出す
- 筆でチョンチョンと色をとり、画用紙にの上で色を混ぜましょう
黒、白は使わない
- 黒は強すぎます。白は色がぼやけてしまいます。
細かい仕事と雑な仕事
- 細かいぬり方と雑なぬり方が一枚の絵の中にあるとよいです。
画用紙全部に色をつけない
- 息苦しくなるので、適当に色をつけていないところがあるとよいです。
下書きの線が見え隠れする
- 色を塗ったときに、下書きの線がところどころ見えるとよいです。
明るいところ、暗いところ
- 色は白黒に置き換えることができます。
- うんと明るいところ、うんと暗いところを意識して色を塗りましょう。
6 背景処理について
背景の色について
- 茶、黄色、黄緑は適切ではありません。色が薄いので軽い絵になります。
ぬり方の工夫
- 単調な背景になってしまったときには、塗り方を工夫しましょう。
- 円を描くようなぬり方が、効果をあげることがあります。
7 バケツの水
パレットやバケツはきれいなものに交換する
- めんどうくさがっていると汚い色になってしまいます。
水入れについて
- 水入れは3つの目的にわけて使うよいです。
A:大まかに筆を洗う B:きれいに筆を洗う C絵の具を混ぜる水をとる
8 仕上げ
黒や白を使うとき
- 黒・白をちょこちょこと使うと、絵が締まります。
コンテ
- コンテは、汚れが適当に広がるので、絵に変化が出てきます。
9 先生のお手伝い
写真を撮っておく
- 学校で描くときに、写真を見ながら描きましょう。
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