見付けたことを知らせよう(国語 指導案)

1.1 見付けたことを報告したり,それを聞いて感想を述べたりする事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル

単元の目標

学区域を探検して見付けたり気付いたりしたことの中から,他者に知らせたいことを選び, 声の大きさに注意しつつ報告したり,友達の話の大事なことを落とさないようにしながら,興味をもって聞いたりすることができる。

教材

教科書教材,探検カード,写真,地図等

主な学習活動

1. 単元の指導計画

2. 本時の学習

探検報告会を行う。まず一斉学習の場で3名の児童が報告をする。それぞれの報告について,他の児童が感想を述べる。教師は感想の述べ方や聞き方に重点を置いて指導を行う。報告と感想のやりとりを共有化した後,グループに分かれて報告し合うようにする。

【言語活動の充実の工夫】

聞く能力を育成する際,言語活動を通して,話すことと同時的・一体的に指導を進めることが有効である。本事例では,前単元までの説明や報告の学習において,話すことについて,材料を 集めたり順序を考えたり,話し方をリハーサルしたりするなどの指導を重点的に行ってきた。その中で,説明や報告を受けて感想を述べることに課題が見られた。そこで,本事例では,聞く能力を確実に育成するために,以下のように手立てを工夫して言語活動を行うようにしている。

1. 「大事なことを落とさずに聞くこと」の2つの側面の重視

「大事なことを落とさないように聞く」には,次の2つの側面がある。(『小学校学習指導要領 解説国語編』p31 参照)
→話し手が知らせたいと思っている事柄の大事なことを落とさないように聞く
→自分が聞きたい事柄の大事なことを落とさないように聞く
この両面ともに,興味をもって聞くことができることを重視した指導と評価を位置付けている。

2. 「聞くこと」の学習過程の明確化

「話すこと」には,「話題設定」→「取材」→「構成」→「言葉遣い」→「発音・発声」といった過程がある。同様に,「聞くこと」においても,最終的に聞く場面だけでなく,自分は何を聞き たいのか,どんなふうに聞くのか,どんな言葉遣いで質問や感想を述べるのかといった,学習の 場面や過程を明確にして指導を行うことが求められる。

このため,児童が自分の話したいことを明確化しながら,「友達が何を見付けたのか聞いてみたい。」「自分はこんなことを詳しく報告するけれど,友達は何を詳しく報告してくれるのか聞きたい。」といった思いを,話すことの指導と並行して意識付けることが大切になる。本事例においては,「5主な学習活動(1)3」などにそうした指導を位置付けている。

3. 「感想を述べる」ことの確実な指導

低学年では,説明や報告をする場合,まず2人組やグループなど少人数の形態で学習を行う場合が多い。しかし,「感想を述べる」ことについての指導が十分になされないままグループに分かれて発表し合うと,指導の手がすべてのグループには行き届かず,感想が「声の大きさや速さ」「姿勢」などの指摘に偏ってしまう場合がある。

そこで本事例では,まず3名程度で,報告して感想を述べ合う場を設定し,教師が直接感想の述べ方について指導したり,感想を述べるための語彙を増やしたりすることで,十分に意識付けをした上で,実際にグループに分かれて報告したり感想を述べ合ったりするようにしている。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm


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