読んで調べたことを紹介文に書こう(国語 指導案)

1.1 事物について説明した文章を読み紹介したいことを書く事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル

単元の目標

文章を読んで伝えたいと強く感じたことを基に,必要な材料を選んで読み,順序を考えて紹介文を書くことができる。

教材

ビーバーの生態について易しく述べている教科書教材文 関連図書資料

主な学習活動

1. 単元の指導計画(全7時間)

2. 本時の学習(本時4/7)

○ねらい

これまで並行して読んできた図書資料や補助資料を基に,教材文に書き加えて紹介したいと思うビーバーの情報を探して読み,教材文に書き加える。

○学習活動の実際

教材文に書かれているビーバーのダム作りと巣作りについて書かれた部分を比較し,ダム作りの記述がより詳しく書かれていることに気付くようにする。そして,巣作りについて,情報を書き加えて文章を詳しくすることで,より詳しい紹介文にしたいという思いをもたせる。

次に,詳しい紹介文に書き換えさせるための資料として,巣作りについて詳しく書いた補助資料を作成して提示し,詳しい紹介文を書く上で必要となる新しい情報を見出すようにする。 実際の紹介文を書く際には,書き換え(書き加え)させるための段落を提示し,教材文に必要な情報や,相手に伝えたい情報を書き加えて紹介文を書くことができるようにする。

【言語活動の充実の工夫】

1. 単元を貫く言語活動の位置付け

単元全体を貫く言語活動として,「ビーバーの紹介文を書く」ことを位置付けている。この言語活動の位置付けにより,児童が一貫して目的や相手を明確に意識して学習指導を進めることができるようにしている。

2. 学習過程を明確にする「読むこと」と「書くこと」を複合した単元構想

本単元では,ビーバーの紹介文を書くという言語活動を目指して,「読むこと」と「書 くこと」とを複合させた単元を構想している。その際,単に「読むこと」と「書くこと」 の学習をつなげて行うだけではなく,それぞれの学習が一層効果的に行われるように工夫している。

「読むこと」においては,単に与えられた情報を正確に読み取ることにとどまらず,自 分が一番紹介したい情報を探しながら読むことができるようにしている。

一方,「書くこと」においては,自分の発見した驚きや喜びが読み手にも伝わるよう, 順序に気を付けて書くようにする。その際,「読むこと」の学習が「書くこと」の情報収 集の過程としても機能するように配慮している。自分の「一番すごい!」と感じたところ を探しながら読むことで,児童は「読まされる」存在ではなく,「自ら情報を探して読む」ようになる。

3. 学習の見通しを立てる導入の学習

与えられた文章を正確に読み取ったり,与えられたテーマで順序よく書いたりすることだけに終始した学習とならないよう,導入の学習を工夫している。児童が主体的に学習を 進めることができるよう,学習の見通しを立てる学習活動を位置付けている。

4. 言語活動の遂行のために必要な学習内容の整理

本時では,「一番すごい」と思ったことを紹介するために,必要な情報を探して本文に 書き加えたり書き換えたりする。そのことが,紹介文を書くことにつながっていく。その際,これまでの学習を基に,何をどのように書き換え(書き加え)るのかを児童が明確に把握する必要がある。ここでは,次のように具体的な学習の進め方を整理している。

  • 資料を比較して読み,不足している情報を明らかにする。
  • 自分の「一番すごい」ところを明らかにする。
  • 書き加えたい情報を明らかにする。
  • 文章の中のどこに書き加えるのかを考える。
  • 教材文の記述をモデルに,どのように書き加えるのかを考える。

こうした整理は,本時において児童に何がどのようにできるようになればよいのか,す なわち付けたい力を一層具体的に把握することにつながる。指導の精度を高めていく上でもこのように整理することは重要である。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm
添付ファイル

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