ぼうけん物語を書こう~登場人物の特徴や、主人公が考える作戦を工夫して書こう~(国語 指導案)

1.1 想像したことを基に物語を書く事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
添付ファイル

単元の目標

これまでに読んできた物語から,登場人物の特徴や役割の設定,構成の特徴を見付け,それらを生かして冒険物語を書こうとする。また,物語の「冒頭部(状況設定)-展開部(事件と展開)- 終結部(事件の解決)」の役割を理解し,事件と解決が繰り返され,発端から結末へと至る話の展開を構成して物語を書くことができる。

教材

既習の冒険をテーマにした物語,教科書教材

主な学習活動

1. 単元の指導計画(全9時間)

2. 本時の学習(7/9)

1. 宝島の地図から想像したことを基に,主人公や登場人物の性格や特徴を生かして,事件に出遭ったときの状況と,それを乗り越えるための作戦を考えて物語を書く。

◇描写の仕方に困ったときは,既読の物語の描写から,自分の物語にふさわしいものを取り入れる。

2. 書いた物語を友達と読み合い,楽しいところ,事件を乗り越える様子がよく伝わってくるところを話し合う。

◇友達が考えた物語の「冒頭部‐展開部‐終結部」をもとに,登場人物の性格や特徴にぴったり合う作戦や方法となっているかどうかについて感想を述べ合う。

【言語活動の充実の工夫】

○ 物語を書くことは,児童が創造的に書くことの楽しさを実感できる言語活動である。その際, 物語がもつ特徴を踏まえて書くことが,児童の創造性を一層広げていくこととなる。そのため, 例えば,以下のような特徴に気付きながら書くことの学習を進められるように留意することが大切である。

  1. 主人公やその他の登場人物がそれぞれ役割をもっていること
  2. フィクションの世界が物語られていること
  3. 冒頭部に,状況や登場人物が設定され,事件とその解決が繰り返されるように,発端から結末へと至る事件展開によって構成されていること

なお,中学年ではこのような特徴を十分満たさなくとも,児童の思いを大切にして創造的な表現をすることの楽しさを実感させることが重要である。

○ 物語の読み聞かせをしてもらったり,物語を読んだりした経験が,児童が想像を広げて創作していく際の基盤となる。本事例では,上述のような点を踏まえて,次のような工夫を行って言語活動を具体化している。

1. 物語がもつ基本的な特徴を押さえる

冒険物語を書く上で必要となる物語の構成や表現の特徴を,既習の物語文教材によって確認している。具体的には以下のような点を押さえる。

  • 登場人物の性格や特徴
  • 「冒頭部(状況設定)‐展開部(事件と展開)‐終結部(事件の解決)」など,冒険物語の基本的な構成

2. 物語を描写する際の記述の指導の工夫

記述の指導に当たっては,物語の描写の能力を高めるために,既習教材から物語を描写する言葉を集めさせる(擬声語・擬態語・色彩語・比喩・会話・情景描写・心情描写などに用いられる言葉など)。

児童が,自分のつくっている物語の場面の描写にふさわしい言葉を,上記の言葉の中から選んだり,組み合わせたりして工夫して用いられるようにする。文学的な文章の教材での学習との密接な関連が大切なものとなる。

3. 言葉を吟味する相互評価の位置付け

構成や記述のそれぞれの段階で,視点を明示した相互評価を取り入れることにより,互いの表現のよさを認め合ったり,自らの表現を見直したりすることができるようにする。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

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