目次
1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
2 実践内容
子どもたちはボール投げの経験が少ないので、記録が思うように伸びない。そこで、楽しみながらボール投げの力を育てたいと考えました。
ソフトベースボール
簡単に言うと三角ベースのこと
チーム
男女とも10人ほどで1チーム。
男女差が大きいので、男女別に対戦をおこなう。
ルール
- ベースの脇でトスを上げてボールを打つ
- 打つのは、プラスチックバットまたはテニスラケット
- 打者が一巡したらチェンジとする。アウトの数は関係ない。
- それぞれのチームが打ったところで、何点入ったかで勝敗を決める。
- ノーバウンド及びワンバウンドで取ったボールをアウトとする。
- ランナーに当てたらアウトになる。
三角ベースの良さ
- 少ない人数でできる。
- 1〜2塁間でアウトにしやすい。
- 守備の負担が少ない。
3人一組ドッジボール
3人でするドッジボール
ルール
- 3人一組をつくる。小さなコートを描く。
- 2人が外野、残りの1人が中に入る
- ボールが当たったら、交替する。
- ワンバウンドで投げてあてたり、高いバウンドを内野の人に捕られたら交代など、バリエーションをつける
ボール投げ合戦
場所は体育館がよい。
チーム
- 1クラス(1学年)を2チームにわける
ルール
- はじめの合図で、ボール(お手玉)を相手のコートに向かってひたすら投げる
- 終わりの合図で自陣内によりボールが残ってしまったチームの負け
ボール投げリレー
チーム
- 1組が6人のチームを作る。
- 3人ずつにわかれて、左右に広がる。
ルール
- 1つのボールを順番に投げていく。全員が1回ずつ投げたら終了・どのチームが、全員早く投げ終わるかを競う。
- ボールの投げかたは、下のようにバリエーションをつける
- ゴロ
- ツーバウンド以上
- ワンバウンド
- 思いっきり
キャッチボール
ルール
- ソフトボールを使ったキャッチボール。2人一組でおこなう。
- 投げ方のバリエーションを次々と変えていく。
- ゴロ
- 軽くワンバウンド
- 地面にたたきつける
- 距離を離してワンバウンド
- ノーバウンド
タオル投げ(投球シュミレーション)
ルール
- タオルを1本用意する
- タオルの片方の端をしばる
- しばらない方側を持って、投げるまねをする。
- 実際にタオルを投げない。
3 プロフィール
静岡県教育サークル
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介
「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)
「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)
「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)
「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)
5 編集後記
体力テストは遠投だけ大の苦手でした…。思えばドッヂボールとかも逃げる役ばかりやっていた気も…。当時はセンスが無いせいにしていたものですが、そもそも投げる絶対量が少なかった訳です。ボール投げの記録の低さに悩んでいる児童がいましたら、ぜひ色々な方法で投げることの絶対量を増やしてあげてみてください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 細木和樹)
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