1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスのホームページはこちら→ 静岡教育サークル/シリウス
2 実践内容
憲法の3つの柱の一つに平和主義がある。日本では戦争のないことが当たり前のようになっている。当然あるべきものとして考えてしまう平和。世界のレベルで見るとどうなのか、平和について考えた。
まず、世界地図を白と黒で塗りわけているプリントを配る。
発問1
この世界地図は何かのある・ないを表しています。何のある・ないを表しているのでしょうか
子どもたちは、勘を働かせて、いろんなことを当てずっぽうに言う。
・大統領があるかいないか ・税金があるかないか
・米があるかないか ・明るい生活か、暗い生活か
・米や野菜など食べ物があるかないか
・農業や工業などが、盛んなところかそうではないところか
さすがに、これだけではわからないのでヒントを出した。「ヒントは戦争に関係のあることです」これで何か思いついたのか、教科書や資料集を捜し始めた。
A:白い国は法律で戦争をしてはいけないことということがある国で、黒い国にはそのような法律がない
B:白い国は戦争がなくて平和がある。黒い国は戦争があって平和がない国だと思う
C:白い国は平和主義の国で、黒い国はまだ戦争をする国だと思う
D:軍隊があるかないか
E:戦争に負けた国と勝った国
F:核兵器のある国と、核兵器のない国
G:戦争がない国と戦争がある国
戦争に関することが多く出されたので、
発問2
すごいですねえ。何とみんなの出した意見の中で、ほぼ正解のものが一つあります。どの考えがいいか、おかしいものから消していきましょう。
・Gはおかしい。日本は戦争を昔からしているから白くなることはない。
・Cはおかしい。平和主義の国がこんなに少ないことはない
・Fはおかしい。アフリカの国にそんなに核兵器はない
班ごと話し合いをさせたが、一つに絞りきることはできなかった。そこで正解を伝えた。
説明1
正解は「第二次世界大戦後、白い国は戦争をしていなくて、黒い国は戦争をした国」です。世界のほとんどの国が、第二次世界大戦後でも戦争をしているのですね。
子どもたちは、こんなにも多くの国が第二次世界大戦後戦争をしたことを知り、驚く。日本は憲法の平和主義によって、戦争をしてはいけないことになっていることを教えた。
3 プロフィール
静岡県教育サークル
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介
クラスがぎゅっとひとつになる!成功する学級開きルール&アイデア事典
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6 編集後記
世界地図のクイズから導入することで、子どもが楽しく興味を持って考えていくことができるだろうと思いました。平和について考えるよいきっかけになると思います。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 森七恵)

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