中学地理〜国の名前と山・川調べ〜(自主学習用教材「こころの窓」第4回)

1 はじめに

本記事は、東近江市の元中学校校長で現在は小学校講師を務める雁瀬徳彦さんが作成した「こころの窓」の内容を引用・加筆させていただいたものです。「こころの窓」は中学生向けの地理教材で、不登校の生徒や、学校に登校できても教室に居られず別室で過ごす生徒が一人で勉強できるように作られています。雁瀬さんの取り組みに関しては、こちらの記事もご参照ください。

本記事では、第4回「国の名前と山・川調べ」の内容について紹介しています(教材の本文は編集せずに掲載しております)。ほかの単元の記事をご覧になりたい方はこちら

2 「こころの窓」について

教材の一枚目を見ていただくと分かりますが、教材の文章を読むと歴史の流れがよく分かります。現在使用されている学校の教科書は写真も多くとても見やすいように思いますが、初めて歴史を学ぶ子どもたちにとって、とても難しい写真や資料です。また、教科書の文章には事実が羅列されているだけなので、歴史の事象がドラマティックであることや、当時の武将がどんな思いで戦いや政治を行っていたかという感動が伝わってきません。だから、不登校の子どもたちが学校の教科書だけを使って一人で勉強しようと思ってもなかなか続かないのです。

そこで、子どもたちが一人で楽しく歴史の勉強ができるようにプリントを作成しました。また、次のページには復習問題があります。ほかの教材だと、「794年に何がありましたか」という語句を答えさせる問題が主流です。このプリントには語句を答えさせる問題ではなく、「なぜ、都を奈良から京都に移したのですか」という問題が載っており、起こった事実に対して、その原因や結果について子どもたちに考えさせる問いになっています。

解説編

今日のお題は「国の名前や川や山調べ」です。①から㊿の名前を調べてくださいね。

ところで、世界一大きな国はどこか知っていますか。それは、③番のロシアという国です。見ると分かりますが、他の国に比べてダントツででかいですね。

では、日本一の山といえば富士山ですが、世界一の山といえばどこか分かりますか。実はエベレストという山です。この山は、中国とインドの間にあるヒマラヤ山脈というところにある山です。富士山の二倍以上も高い山です。

次に、世界一長い川はわかりますか。それは㊶番のナイル川です。でも、流域面積でいうと世界一は㊹番のアマゾン川なのです。

世界の国や地形を調べると意外とおもしろいことがたくさん出てきます。

一度調べてみてくださいネ!

お疲れ様でした。では、復習問題へ進んでください!

復習問題

1.①から㊿までの国名や川、山脈、海の名前を書きなさい。

世界には200以上の国があります。しかし、中学で学習する国は、約40ヶ国ほどです。だからこれだけ知っていれば完璧です。また、山や川や海もこれだけ知っていれば十分です。

それから、歴史でもいろんな国が出てきます。たとえば、最初に出てくるのはやっぱり中国と朝鮮です。かつては、北朝鮮と韓国は一つの国でしたが、太平洋戦争の後にソ連とアメリカがケンカをして取り合いをしたから二つに分かれてしまったのですよ。また、戦国時代には鉄砲を伝えてくれたポルトガルや、キリスト教を伝えたザビエルはスペインの人です。さらに、江戸時代に鎖国をした日本は、オランダだけとは貿易をしていました。こんなふうにいろんな国が出てきますが、すべてこの地図にあるので安心して勉強してくださいネ!

3 ダウンロードはこちらから

こころの窓 第4回「国の名前と山・川調べ」

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4 おわりに

不登校の子どもたちにとって一番大切なことは、何が何でも学校に登校させることではなく、家であろうが別室であろうが自立の力をつけてあげることだと考えます。誰かに言われて取り組む学習を重ねるのではなく、自分で考えて自分で学習できる力をつけることが大切です。その上で、学力をつけていくことが「生きる力」につながっていくと思います。

この「こころの窓」は、一人で勉強するために作ったプリントです。閉ざした『こころの窓』を開けて、社会に出て行くための勉強をがんばってほしいと考えてこの題名をつけました。

不登校に悩む子ども達の力になることを祈っております。

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