中学地理〜気温と降水量〜(自主学習用教材「こころの窓」第6回)

1 はじめに

本記事は、東近江市の元中学校校長で現在は小学校講師を務める雁瀬徳彦さんが作成した「こころの窓」の内容を引用・加筆させていただいたものです。「こころの窓」は中学生向けの地理教材で、不登校の生徒や、学校に登校できても教室に居られず別室で過ごす生徒が一人で勉強できるように作られています。雁瀬さんの取り組みに関しては、こちらの記事もご参照ください。

本記事では、第6回「気温と降水量」の内容について紹介しています(教材の本文は編集せずに掲載しております)。ほかの単元の記事をご覧になりたい方はこちら

2 「こころの窓」について

教材の一枚目を見ていただくと分かりますが、教材の文章を読むと歴史の流れがよく分かります。現在使用されている学校の教科書は写真も多くとても見やすいように思いますが、初めて歴史を学ぶ子どもたちにとって、とても難しい写真や資料です。また、教科書の文章には事実が羅列されているだけなので、歴史の事象がドラマティックであることや、当時の武将がどんな思いで戦いや政治を行っていたかという感動が伝わってきません。だから、不登校の子どもたちが学校の教科書だけを使って一人で勉強しようと思ってもなかなか続かないのです。

そこで、子どもたちが一人で楽しく歴史の勉強ができるようにプリントを作成しました。また、次のページには復習問題があります。ほかの教材だと、「794年に何がありましたか」という語句を答えさせる問題が主流です。このプリントには語句を答えさせる問題ではなく、「なぜ、都を奈良から京都に移したのですか」という問題が載っており、起こった事実に対して、その原因や結果について子どもたちに考えさせる問いになっています。

解説編

こんにちは。今日も一緒にがんばりましょう。今日のお題は「気温と降水量」です。

下のグラフを見てください。その中の熱帯のグラフで見方を紹介します。グラフの左のメモリが気温です。そして、右のメモリは降水量(雨や雪の量)です。さらに下の月は、1月から12月を表しています。たとえば熱帯の特長は、1月から12月まで、平均気温はほとんど20度以上です。赤い線がまっすぐ横になっていますね。つまり一年中暑いということが分かるのです。これが熱帯の特長です。

では、次に温帯(A)のグラフを見てください。気温の赤い線が、1月や12月は10度以下ですが夏の6月から8月は20度以上ですね。これが温帯の特長です。しかし、同じ温帯でも温帯(B)のグラフを見てください。1月や12月が20度以上で、6月から8月が10度以下ですね。このグラフは実は、赤道より南の南半球の特長なのです。日本やアメリカは北半球ですので、6月から8月が夏ですが、南半球はその逆で1月や12月が夏なのですよ。知っておいてくださいネ。

また、冷帯と寒帯の大きな違いは、冷帯の平均気温は夏の間は10度近くまで上がりますが、寒帯の平均気温は一年中0度以下なのですよ。だから、冷帯の地域には短い草やこけが生えますが、寒帯の北極や南極では一年中氷が溶けないので草木は全く生えないのですよ。これも知っておいてくださいネ。

最後に乾燥帯です。これは見れば分かりますが、ほとんど雨が降らないので、一年中降水量がほとんどありません。砂漠ですので、雨が降らないのです。これが乾燥帯の特長です。

地域によっていろいろな特長がありますが、その特長を気温と降水量のグラフから読み取れるようにしていきましょう!

お疲れ様。では、復習問題にチャレンジしてください!

復習問題

1.熱帯の気温と降水量のグラフから分かる、特長をまとめてください。

熱帯の特長は、1月から12月まで、平均気温はほとんど20度以上です。赤い線がまっすぐ横になっています。つまり一年中暑いということが分かるのです。これが熱帯の特長です。

2.北半球と南半球の温帯の特長の違いについてまとめてください。

1月や12月は10度以下ですが夏の6月から8月は20度以上です。これが温帯の特長です。しかし、同じ温帯でも1月や12月が20度以上で、6月から8月が10度以下のところがあります。これは赤道より南の南半球の特長です。日本やアメリカは北半球ですので、6月から8月が夏ですが、南半球はその逆で1月や12月が夏なのです。

3.冷帯と寒帯の違いについて、気温と降水量のグラフから説明してください。

冷帯と寒帯の大きな違いは、冷帯の平均気温は夏の間は10度近くまで上がりますが、寒帯の平均気温は一年中0度以下なのです。だから、冷帯の地域には短い草やこけが生えますが、寒帯の北極や南極では一年中氷が溶けないので草木は全く生えないのです。

3 ダウンロードはこちらから

こころの窓 第6回「気温と降水量」

ほかの単元の記事もご覧になりたい方はこちら

4 おわりに

不登校の子どもたちにとって一番大切なことは、何が何でも学校に登校させることではなく、家であろうが別室であろうが自立の力をつけてあげることだと考えます。誰かに言われて取り組む学習を重ねるのではなく、自分で考えて自分で学習できる力をつけることが大切です。その上で、学力をつけていくことが「生きる力」につながっていくと思います。

この「こころの窓」は、一人で勉強するために作ったプリントです。閉ざした『こころの窓』を開けて、社会に出て行くための勉強をがんばってほしいと考えてこの題名をつけました。

不登校に悩む子ども達の力になることを祈っております。

0
6-1.PNG

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA