現在完了形(経験)のアクティビティ
これをやったことがあるのはクラスで自分だけだろうと思うことを、現在完了形を使って1人ずつ発表させる。
ここでは、自分の授業で実際にあった発表を例文として挙げる。
例文
I have been to France before.
(私は以前フランスに行ったことがあります。)
I have eaten a frog before.
(私は以前カエルを食べたことがあります。)
I have seen a UFO before.
(私は以前UFOを見たことがあります。)
I have touched a lion before.
(私は以前ライオンに触ったことがあります。)
例文のように、このアクティビティで使いやすいのは、have been to , have eaten , have seen , have touched などである。
それぞれの現在完了形の用い方を、以下のように説明すれば、生徒たちも文章をスムーズに考えることができる。
have seen
→普通では見られないものを見たことがある、有名人を偶然見たことがある、など。
have eaten
→珍しいものを食べたことがある、大変高価なものを食べたことがある、など。
have been to
→外国へ行ったことがある、一般の人があまり行かない場所へ行ったことがある、など。
have touched
→普通は触れないものに触ったことがある、など。
難しい場合は、英文に日本語が少し入ってもよい。特に貴重な体験をしたことがある生徒には、教師からさらに質問やコメントをすると、授業がさらに盛り上がる。
こんなに多くやったことがあるのは自分だけだろうと思うことを発表させてもよい。その場合は回数をあらわす times を使う。
例文
I have been to USJ 10 times.
(私はUSJに10回行ったことがあります。)
現在完了形(継続)のアクティビティ
中学3年までの人生でいちばん長く続けていることを、現在完了形を使って発表させる。
例文
I have been a BTS fan for 7 years.
(私は7年間BTSのファンです。)
I have practiced karate for 10 years.
(私は10年間空手をやっています。)
この発表は全員にやらせるのは無理なので、希望する生徒のみが行う。
記事執筆者のプロフィール
栁 俊孝(やなぎ としたか)
大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業
横浜市公立中学校勤務 ※掲載当時のプロフィール
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