絶対盛り上がる英語授業(小学5年〜中学1年)⑥ 「一般動詞(過去形)」「be動詞(過去形)」のアクティビティ

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一般動詞(過去形)のアクティビティ

一般動詞の過去形を使って、過去にこんなことをやったのは、クラスで自分だけだろうと思うことを、1人ずつ発表させる。

ここでは、自分の授業で実際にあった発表を例文として挙げる。

例文

I saw  Hirose Suzu. (私は広瀬すずを見ました。)

I saw a UFO.(私はUFOを見ました。)

I ate a frog.(私はカエルを食べました。)

I went to France.(私はフランスへ行きました。)

I touched a lion.(私はライオンに触りました。)

例文のように、このアクティビティで使いやすいのは、saw , ate , went ,  touchedなどである。
(自分の授業では、規則動詞と不規則動詞の過去形をまとめて教えている。その方が生徒が混乱しないからである。)

それぞれの過去形の用い方を、以下のように説明すれば、生徒たちも文章をスムーズに考えることができる。

saw→普通では見られないものを見た、有名人を偶然見た、など。

ate →珍しいものを食べた、大変高価なものを食べた、など。

went  →外国へ行った、一般の人があまり行かない場所へ行った、など。

touched→普通は触れないものに触った、など。

難しい場合は、英文に日本語が少し入ってもよい。特に貴重な体験をした生徒には、教師からさらに質問やコメントをすると、授業がさらに盛り上がる。

be動詞(過去形)のアクティビティ

小学生や中学生までは、自分の過去を語るには経歴が短すぎる。そこで、自分より年上の身内( father , mother , uncle , aunt   , grandfather , grandmother , cousinなど)で、過去に貴重な立場だった人をbe動詞の過去形を使って紹介する。

ここでは、自分の授業で実際にあった発表を例文として挙げる。

例文

My father was the badminton champion of  Kanagawa.
(私の父は、神奈川県のバドミントンの優勝者でした。)

My mother was a model.
(私の母はモデルでした。)

My grandfather was the boss.
(私の祖父は社長でした。)

My uncle was a friend of Kimura Takuya.
(私の叔父は、木村拓哉の友人でした。)

My aunt was an animator of Totoro.
(私の叔母はトトロのアニメーターでした。)

こういう文章も意外と生徒はすぐ作れる。どうしても紹介できる身内がいない生徒は、無理に発表させる必要はない。職業や立場を表す英語は難しいので、日本語をそのまま使わせてもよい。

記事執筆者のプロフィール

栁 俊孝(やなぎ としたか)

大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業
横浜市公立中学校勤務 ※掲載当時のプロフィール

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