絶対盛り上がる英語授業(小学5年〜中学1年)④ 「命令文」「look 〜 (〜に見える)」「want to 〜」のアクティビティ

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命令文のアクティビティ

禁止の命令文 Don’t 〜 .(〜 してはいけません。)を使ったアクティビティである。

このアクティビティは、クラス開きから半年以上経ってやるのがよい。その頃になると、自分のクラスメイトに注意したいことも出てくる。それをDon’t 〜 .で相手に伝えるのである。

最初に例文をいくつか提示する。

例文

Don’t  call me  〜.
(→嫌なあだ名で自分を呼ぶクラスメイトに対して。)

Don’t talk in class.
(→授業中、いつもおしゃべりしてるクラスメイトに対して。)

Don’t  touch my pencil case.
(→自分の筆箱を勝手に触るクラスメイトに対して。)

これくらい例文を挙げたら、他の様々なDon’t 〜 . の文を生徒たちもイメージできる。
あくまでクラスを良くするためという体で行い、人間関係が悪くならないよう配慮する。

注意する生徒と注意される生徒両方を立たせ、以下のような会話をさせる。

A : Don’t  touch my pencil case.
B : All right.

(Bの返事は、OK.  Yes. などもよい。)

この会話は全員にやらせるのは無理なので、希望する生徒のみが行う。

look 〜 (〜に見える)のアクティビティ

生徒たちの実際の日常会話で、「幸せそうに見える」とか「悲しそうに見える」などのような話題はまず出てこない。しかし、「〜に似ている」という話題はよく出てくる。

よって、look happy(幸せそうに見える)などではなく、look like 〜 (〜に似ている)を使った会話なら生徒たちも意欲的になる。

クラスメイトの中で、実在の有名人に顔や容姿が似ていると思う人を look like 〜 の形で発表させる。楽しく発表するのが目的なので、その生徒がそんなに似てなくてもよしとする。言われた生徒が傷つかないよう配慮する。(動物やキャラクターは傷つく可能性があるので避ける。)

例文

Mr. Sato looks like Kimura Takuya.
(佐藤君は木村拓哉に似ている。)

Ms. Ito looks like Hirose Suzu.
(伊藤さんは広瀬すずに似ている。)

この発表は全員にやらせるのは無理なので、希望する生徒のみが行う。

want to 〜 のアクティビティ

定番の I want to be 〜 .(〜になりたいです。)の形で発表させる。ただし、なりたい職業だけを発表させるのはつまらない。職業に限らず、自分の将来のことならどんなことでも発表の対象とする。多少現実味がないものや妄想気味なものもよしとする。

例文

I want to be a member of Nogizaka 46.
(私は乃木坂46のメンバーになりたいです。)

I want to be a player of Giants.
(私はジャイアンツの選手になりたいです。)

I want to be a wife of 〜 .
(私は〜の奥さんになりたいです。)

このように固有名詞を入れたら、発表がさらに盛り上がる。これくらい例文を挙げたら、他の様々な I want to be 〜 . の文を生徒たちもイメージできる。

記事執筆者のプロフィール

栁 俊孝(やなぎ としたか)

大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)卒業
横浜市公立中学校勤務 ※掲載当時のプロフィール

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