何日間のことが書いてあるか~ちいちゃんのかげおくり2~(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

物語の時間的な経過について検討した。

この物語は何日間のことが詳しく書かれていますか 

こう問うと子どもたちは時を表す言葉に注目し文章全体を読み直す。中には時を表す言葉かどうか迷う場合があるだろう。時を表す言葉があったとしても、それが二つとも同じ時刻を表しているケースもある。言葉の意味を読み取り尋ねられたことに合っているかどうか考えるときに国語の力が身に付くと考える。

登場人物・主人公・物語のクライマックス・主人公の気持ちが変わったところなど、物語を読み取る視点がいくつかある。

今回も子どもたちはさっと教科書に目を通し時を表す言葉を探していった。見つけだした言葉をノートに書き出し、何日間かを考えた。1週間前後だろうというという感触は持っていたようだ。予想をさせると次のようになった。
   
 〈5日間〉 4人
 〈6日間〉 7人
 〈7日間〉 3人

時を表す言葉を教科書の中から見つけていこう。

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4 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

5 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

6 編集後記

生徒に文章を読ませるだけでなく、考えさせることでワンランク上の国語の授業となっていると思います。生徒達の考えた日数が分かれていることも興味深いです。同じ文章を読んでいても捉え方の多様性があることが伺えます。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 佐藤隆巧)

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