育てて遊ぼうヘチマ2~ヘチマのつるは、どっち向き?~(シリウス)

GOOD!
3190
回閲覧
18
GOOD

作成者:横山 尚人 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

ヘチマが大きくなってきました。ヘチマタワーも3階にまで届き、この先どこまで伸びていくのか楽しみです。教室で育てているヘチマは一度枯れてしまったのですが、新しい葉がでてきました。さて、今回はヘチマのつるを観察します。

発問1 ヘチマのつるは、右巻きでしょうか左巻きでしょうか? 

「どちらが右巻きで、どちらが左巻きなのかわからない」という声があったので、右手の指のようだったら右巻き、左手の指のようだったら左巻きであることを教えてから予想させてみると〈右巻き〉8人〈左巻き〉27人と圧倒的に〈左巻き〉が多いという結果になりました。

観察1 ヘチマのつるを観察してみよう

実際に外に出て観察をしてみると、右巻き・左巻きの両方があることがわかりました。

子どものノートより

  • 右巻きだったのが左巻きになったりしていた。
  • クルクル回っていたけれど、途中で右巻きが左巻きになっていたり、巻いていなかったりした。
  • 右巻きと左巻きがあった。途中で変わっていた。
  • つるは右巻きが多かったよ。左巻きも少しあったよ。
  • 右巻きや左巻きがあったけれど、左巻きが多かった。途中で右や左に巻いていた。逆になったりする。
  • つるはどちらかの巻き方でたまに変わる。バネみたいに伸びる。つるの巻き方にはいろいろなパターンがあった。巻き方の向きを変えるものもしっかりと支えにからみつき、解けにくくするためなのかなと思った。

さてこのつるですが、天気がよい日には近くに置いた棒にどんどん絡みついていくそうなので、実験をしてみることにしました。

観察2 まだ絡みついていないつるの近くにストローをおいてみよう

今日は天気がよいからつるがストローに絡みついていく様子が見られるかもしれない。ということで、絡みつく先を探しているつるの先に、ストローを置いてみました。果たしてつるはストローに絡みついてくれるのでしょうか。それぞれ適当なつるを探してストローをつけてみました。

セロテープを使ってヘチマ棚にストローをつけました。観察の初めにこのストローをセットし、あちこちと他のところ観察した後再びストロー見ると、数人の子が「さっきよりくっついているよ」と言ってきました。20分くらいの間でも、ヘチマがストローが巻きつこうとする様子を観察することができました。

子どものノートより

  • つるが小指くらい太かった。くねくねだった。いろんなところに巻きついていた。

なりはじめの柔らかいヘチマは食用になります。沖縄の方では一般的な料理として炒め物(チャンプルー)でヘチマをよく食べるそうです。授業でも早速味見をしてみることにしました。

観察3 ヘチマを食べてみよう

「ヘチマが食べられるのを知っていますか。今からヘチマを切ってみるから、ちょっと味見をしてごらん。本当は炒めて食べる物なのであまり美味しくはないかもしれませんよ。」

この呼びかけで、食べてみたい子だけ少しずつ口に運んでいました。ヘチマにナイフを入れパッと2つに割れたときには、「おぉ」という歓声があがりました。さてどんな味だったのでしょうか。甘いキュウリの味がしました。ただ、調理をしてはいない生なので、おいしいと感じるまでには至らなかったです。

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
(2015年1月時点のものです)

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

ヘチマを使った全4回の授業の第2回目です。いかがでしたか?
「子どものノートより」のなかにはつるの巻き方についてその理由まで考察したものがあり、よく考えているなと感心させられました。

また、今回は五感のうち味覚も使った実践でした。植物を栽培する実践の醍醐味ですね。

<関連記事のご案内>
  「育てて遊ぼうヘチマ1」~こんなところにヘチマ~(シリウス)(前の授業)
  「育てて遊ぼうヘチマ3」~ヘチマ水を作ってみよう~(シリウス)(次の授業)
  「育てて遊ぼうヘチマ4」~ヘチマのお店やさん繁盛記~(シリウス)

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 横山尚人)

コメント

コメントはまだありません

    より良い実践のためには、あなたの励ましや建設的な対案が欠かせません。
    ログインして、ぜひコメント欄をご活用ください。