【親子向け】EDUPEDIAとみんなで考える防災教育ワークショップ -アンケート-

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作成者:真帆 白川 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

2016年5月8日日曜日に【親子向け】EDUPEDIAとみんなで考える防災教育ワークショップを開催しました。一般社団法人防災教育普及協会事務局長で防災教育コンサルタントの宮﨑賢哉さんを講師に向かえ、「災害時のトイレをなんとかしよう!」「災害時の真っ暗をなんとかしよう!」の2つの親子向けの防災教育ワークショップを行いました。本記事は、ワークショップ後に取りましたアンケートの結果です。

ワークショップの記事はこちらからご覧ください。

「防災教育ワークショップ~災害時のトイレやおむつを何とかしよう!~」

「防災教育ワークショップ~災害時の灯りを何とかしよう!~」

2 アンケート結果 アンケート総数 9

アンケート回答者の年代

子どもの学年

①今回の震災を通して、防災意識(実際の防災準備・備蓄量)に変化はありましたか?

具体的に変化のあったものをおしえてください。

・自分で工夫をすることが必要だということがわかった。

・トイレの備えをしなければならないと思った。

・普段使っているものが使えなくなるということを改めて実感した。

②熊本・大分地震を受けて家族で話し合いをされましたか?

③地震に遭ったときの避難場所を知っていますか?

避難場所を教えてください。

・近所の小学校

・近所の中学校

・近所の高校

④災害に関する情報をどうやってえていますか。(主に利用しているものを3つ)

⑤家族、地域、保育園や学校で、防災に対する準備や話し合いはしていますか?

家族

・準備

・話し合い

地域

・準備

・話し合い

保育園、学校

・準備

・話し合い

⑥防災に関して具体的な準備はなにをしていますか?

⑦災害時に何が不安ですか?その不安点に関する宮﨑さんの回答

・ペットを飼っているため、一緒に避難ができるか。
→犬や猫などのペットと一緒に避難ができるかどうかは、避難所の環境や周囲の理解など、様々なことが影響します。飼い主が考えなければならない3つのポイントがあります。

1. しつけ
基本的な動作(犬の場合は待て、お座りなど)や、決められた場所での排泄、人や他の動物を怖がらないようにする、ケージなどを嫌がらない、といったことが挙げられます。

2. ペット用の避難用具の備蓄
ペットフードや水は一週間程度分を目安にして準備することが望ましいとされています。首輪やリード、トイレ用品、おもちゃなど生活に関わるもの、写真や健康状態、ワクチン摂取状況などの情報も一緒に用意しておくと良いでしょう。

3. 避難及び避難生活の体験
近隣住民と共に防災訓練に参加する、飼い主仲間とペットで一緒に避難所までのルートを確認する、ケージに入れる、テントや車中生活の体験をするなど、災害時を想定した状況を体験しておくことが重要です。

・食料が足りるのか
→首都圏での大規模地震等を想定した備えとしては、食料や水の備蓄は1週間程度必要と言われています。ただし「非常食を1週間分」備える必要はありません。最初の数日は冷蔵庫や冷凍庫を、それが尽きたらレトルトや乾物(パスタ等)を、それ以降にお米や非常食を使う、とすればいわゆる”非常食”は2~3日分で充分です。但し、水は断水の可能性を考慮し、なるべく多く(2L✕6本をできれば2~3箱)準備しておきます。

・トイレが足りるのか
→足りなくなる(しばらくの間は、いつでも安心して使える状況にはならない)、と考えておきましょう。食料と同様に「被災人口の多さ」が影響します。公園や公共施設のトイレも、仮設トイレも、衛生的でかつ安心に使えるような状況ではないと考えて備えておきます。もっとも衛生的で安心できるのは「自宅のトイレ」です。そのためにも、耐震補強など最低限の備えは重要です。そのうえで「携帯トイレ」を使う、断水時でも家庭のトイレを使える工夫をする(ワークショップを参考にしてください)などの備えが必要です。

・住まいが埋立地なので水害
→地盤や建物にもよりますが、個人ですぐに対策を講じることは難しいかもしれません。ただし、状況によっては「全壊(明らかに居住することが難しく、倒壊等の危険もある)」相当の被害を受ける可能性もある深刻な課題です。「なんとかなるだろう、大丈夫だろう」と思わず、集合住宅であれば管理組合等を通じて、個人であれば自治体の危機管理・防災課等を通じて、専門的な機関や専門家を紹介してもらい相談してみると良いかもしれません。

・避難所で安心して寝られるのか
→避難所で「安心して眠る」のは困難です。小さな子どものいる家庭では、泣き声や笑い声、話し声さえも「うるさい」と言われてしまうことがあり、それを避けるためにあえて避難所に行かず、車やテントで生活している被災者の方もいます。車中泊やテント泊はプライバシーなどがある程度確保されるものの、慣れない環境で長期間生活するのは負担になります。仮に避難所にいられたとしても、貴重品の管理や着替えを含むプライバシー保護の難しさなどがあります。また、余震への不安なども大きな負担になります。
他の心配事とも関わりますが「できるかぎり避難所で生活しなくてもよい」ように、自宅を地震に強くしておくことはもちろん、いざというときに家族・親戚の家に避難できるよう関係を作っておくことなども大切な備えです。
また、自宅が大きな被害を受けると経済的にも苦しくなります。「この先、どうやって生きていけばいいのか」という先々の生活への不安も「安心して眠る」ことを難しくします。もし自宅が大きな被害を受けてしまって、避難生活を強いられるようになったら、”復興のパスポート”とも呼ばれる「り災証明書」をなるべく早く取得し、行政や支援団体等の支援を受けながら、新しい生活への第一歩を踏み出します。

・子どもと別々に災害に遭うこと

・家族と連絡が取れないこと
→「もし離れ離れで被災したら」ということを、家族で話し合っておくことがとても大切です。ということは、いろいろなところで聞いていることかと思います。ただ、実際にやっているかと言われると…という方も多いのではないでしょうか。「いま心配なことが、いますぐやるべき備え」であると考えましょう。
災害用伝言ダイヤルやSNSの活用方法の確認や、集合する場所(●●学校の●●の前など具体的に)やタイミング(いついつまでに会えなかったら、どこそこへ行く等)などを、災害が起きてから「やっておけばよかった」と思わなくてもよいように、予め家族で確認しておきましょう。

⑧お子さんは携帯電話・スマートフォンを所持していますか?

防災教育ワークショップの感想

・とても参考になりました。分かりやすく、実践的でよかったです。

・災害時、トイレもない、明かりもない、という状況を改めて想像することができました。

・今日はランタンづくりでしたが、他にもいろいろな防災時に役立つものをつくりたいです。

・自分の知らなかったことばかりでした。今後、役立ちそうです。

・トイレを作ったり、ペットボトルランタンを作ったり楽しく防災について学ぶことができました。備えをきちんとしなければいけないと再確認しました。

・トイレの作り方を考えたことがなかったので、参考になりました。災害時に身近にある物で工夫することを考えていきたいと思います。

・トイレの作り方、灯りの作り方を具体的に知れてよかった。

講師紹介

宮﨑賢哉(Kenya Miyazaki)
 ボランティア・コーディネーター
 防災教育コンサルタント
 社会福祉士

宮崎講師の記事

防災教育とアクティブ・ラーニング~学校・家庭・地域における効果的な防災啓発~

プリント1枚で防災教育シリーズ『災害時のトイレアクションを学ぼう(協力:日本トイレ研究所)』

プリント1枚で防災教育シリーズ「災害時の判断とコミュニケーションについて考えよう」

地域における防災教育の実践に関する手引きの解説と教材紹介

プリント1枚で防災教育シリーズ『避難誘導に協力しよう』

編集後記

アンケート回答総数が9と比較的少ない結果だと思いますが、質問⑤の回答からも分かるように、地域で防災に関する準備はしていても話し合いはほとんどされていないことが分かります。震災後、避難所で主に関わるのは地域の方々であり、支え合いが重要になってくるのではないでしょうか。現在、地域交流の機会が減ってきています。学校は地域を結ぶ役割を担っていくことが可能だと考えます。「学校づくりを地域で行う」その中で防災に関する準備だけでなく、震災が起こったときの動きや避難場所になっている学校について話し合いをすることが被害の軽減に繋がると思います。
(編集・文責 EDUPEDIA 白川真帆)

この記事はxxxの許可を頂いて、転載して...

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