プリント1枚で防災教育シリーズ『避難誘導に協力しよう』

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目次

1 プリント1枚で防災教育シリーズ

プリント1枚で防災教育シリーズは、様々な防災教育実践やサポートをさせていただく過程で得た教訓をもとに「誰でも手軽に扱えて、お金も専門知識も不要で、児童生徒の自ら考える力を高め、正しい知識を伝えられる教材」を目標に考案した教材シリーズです(プリント1枚とは、生徒全員に配布するプリントが1枚で済むという意味です。授業内容により、複数枚のプリントが必要になる場合もあります。ご了承ください)

2 教材の開発意図

災害発生時に、多くの公立小中学校は避難所になります。高校や私立学校も自治体との協定や、帰宅困難者対応など校舎や校庭を一時的に開放する可能性があります。本教材は、児童生徒(特に中高生以上)に、学校は避難所としての機能を地域から期待されていることを伝え、もし避難所になった場合に自分たちに何ができるかを具体的に考えてもらうきっかけづくりとなることを目指しています。

3 教材『避難誘導に協力しよう』概要

まず、下記リンクをクリックしてファイルをダウンロードしてください(防災教育普及協会ホームページ)。資料がうまくダウンロードできない場合は、記事最下記のリンクからお問い合わせください。

教材セット『避難誘導に協力しよう』 zipフォルダになっています。

【指導者用】学習指導案

教材『避難誘導に協力しよう』を使った授業の指導案です。45分でも可能ですが、可能であれば60分~90分あるとじっくりと考えさせることができます。

【指導者用】避難誘導シミュレーション説明資料

教材を使って学習する前に使う、指導用パワーポイントのPDF版です。ご希望の方には、すぐに編集可能なパワーポイント形式でもご提供していますので、お気軽にご連絡ください。

【生徒用】説明資料(仮想学校の校内図を使用する場合)

避難誘導シミュレーションを行う学校の図面が仮想の場合はこちらの説明資料を使います。

【生徒用】説明資料(自校の校内図を使用する場合)

難誘導シミュレーションを行う学校の図面が自校の場合はこちらの説明資料を使います。

【班長用】仮想学校図面

仮想の避難所を想定した学校の図面です。マス目が記載されており、避難誘導をイメージしやすくなっています。各クラス内で班分けしたあと、班長に配布します。なお、自校間取り図使用時は各班に「校庭・校舎・体育館見取り図」「A4白紙×5枚」「付せん(長方形)」を用意してください。

【班長用】避難者・指示リスト

児童生徒を班分けしたあと、班長にのみ配布するリストです。誘導すべき避難者と、様々な指示が書かれています。

4 指導者のねらい

この教材は、仮想(または自校)の学校が避難所になったと想定し、児童生徒がまずはじめに直面する課題のひとつである「避難者の受け入れ」という場面での行動を考えさせることが目的です。

避難者である近隣住民や、帰宅困難者は、体育館の場所、使える教室使えない教室、保健室など、避難に必要な情報である学校の様子が分かりません。
教職員は受け入れだけでなく、滞留している児童生徒の対応もしなければなりません。そうした場面でどんな課題が起きるか、そして自分に何ができるかを具体的に気づかせます(避難誘導の手伝い)。

5 対象

中学生~高校生、1クラス~全校生徒。なお、本教材は高校生全校生徒を対象に実施したモデルケースを基に作成しています。

6 場面

全校生徒を対象とした60分程度の時間、各クラスを対象とした45分程度の時間など。避難所についての事前学習があると良い。

7 準備するものと、指導の流れ

1.学習指導案をご確認ください。適宜、編集していただいて結構です。

2.説明用.pdfをご確認ください。避難所等に関する基礎知識は事前に指導者ご自身で学習願います。

3.仮想学校図面を使うか、自校図面を使うかご判断ください。

4. 3に応じて【生徒用】の説明資料、【班長用】のリスト、振り返りシートを印刷します。

5.図面を印刷します。

6.生徒を班毎に集合させ説明資料に従いシミュレーションを行わせます。

7.授業終了後に振り返りシートを配付して学習成果を確認します。

8 指導のコツとポイント

具体的に、どのようなプログラム・時間配分・ポイント・教材を使ったのかについては、『学習指導案』に簡単ですがまとめてありますのでご覧ください。なお、一部教材には便宜上クレジットを入れていますが、これは本教材を使用した有料の研修や類似教材の販売等を予防するためのものであり、授業等での使用では削除していただいても構いません。
PowerPointやWordが使える方であればご自由に編集していただいても構いません。ご活用ください【状況設定等はあくまで授業用にアレンジしているものです。現実的想定とは異なる場合があります】。

指導用資料をスライドシェアで公開中

防災教育教材「避難誘導シミュレーション」pdf from Kenya Miyazaki

1班の人数

5~7人が適正人数です。班数はあまり関係ありません。全校生徒や学年対象の場合は、体育館や大教室なとで行います。

大人数で集中力に欠ける時は

集中して聞かせたい場合は、静かになるまで1、2分ほど黙ってください。そして静かになったら「何も言わなくても静かにできる」ことをほめてください。2回目以降、静かになるスピードが格段に速くなります。

事前学習

指導される方は下記の避難所についての基礎知識も参考にしてください。できれば各地域の実情に合わせた指導をお願いします。専門的な知識や経験は必要ありません。むしろ生徒と一緒に考える、という姿勢でチャレンジしてください。

避難所についての基礎知識

避難所とは、主に公立小中学校において、災害による被害で「自宅等で生活できなくなった人」のために開設・運営される一時的な場所・施設のことです。あくまで一時的であり、いつもそのような場所・施設があるわけではありません。地域によっては「震災救援所(東京都杉並区)」など、異なる名称で呼ばれていることもあります。一時(いちじ、いっとき)集合場所や避難場所と間違えやすいので、注意が必要です。

(参考ページ)避難所及び避難場所 | 東京都防災ホームページ

9 学習成果について

本教材を使用した実践の結果については、生徒の事後評価(自己評価)シートを集計していますので、こちらもご参照ください。
プリント1枚で防災教育『避難誘導に協力しよう』事後評価シート集

10 おわりに

「プリント1枚で防災教育」シリーズは、防災教育の実践にチャレンジするすべての先生方(その他教育関係者の方)をサポートするために、様々な場面での実践をもとに試行錯誤しながら作成しています。教材利用時のご質問やご要望があれば、コメントにご記入いただくか、下記へご相談ください。

一般社団法人防災教育普及協会 問い合わせフォーム

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