1 はじめに
本記事は、データに立脚して問題解決する能力を育むために、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)を取り入れた授業モデルを提供しているRESAS for Teachersに掲載されている授業モデルを紹介する記事となっております。この記事の作成で用いた学習指導案・授業スライド・ワークシートは、記事終盤のリンクからダウンロードし、ご活用いただけます。
2 指導案紹介
ここでは、以下の学習指導案から転載しています。実際の原稿もお読みになりたい方は転載元の学習指導案をご確認ください。
【学習指導案】地域の課題を発見し解決に取り組む探求学習「〇〇(市)活性化プロジェクト」
実施学年,教科など
地方創生をテーマとした中学校での総合的な学習の時間、高等学校での総合的な探究の時間
単元の目標
- 実社会や実生活と自己との関わりから問いを見いだす。
- 新たな価値を創造し,よりよい社会を実現しようとする態度を養う。
- 課題の発見と解決に必要な知識及び技能を身に付ける。特に,データを分析・活用する知識・技能を習得する。
- 自分で課題を立て,情報を集め,整理・分析して,解決に取り組み,その結果をまとめ・表現する。
指導計画(全7時間)
第1時 ガイダンス
第2時 地域の人の動きをつかみ,地域の特徴・施策などについて知る
第3時 地域の産業・経済について知る〈本時〉
第4時 地域の課題とその原因を考える
第5時 課題を設定し,その要因を特定する
第6時 課題解決のためのアイデアを考える
第7時 発表会(まとめ・表現)
単元で活用するRESASのマップ
- 人口マップ
- まちづくりマップ
- 地域経済循環マップ
- 産業構造マップ
- 観光マップ
※それぞれのマップはこちらのメインメニューから選択してご確認ください。
使用教材
・授業スライド(本時はスライドNo.38~46を使用)
・配布プリント(本時はP14~20を使用)
※上記はこちらからダウンロードすることができます。
授業展開
3 転載元の紹介
RESASについて
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(デジタル田園都市国家構想実現会議事務局)が提供しているシステムです。自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。くわしくはこちら。
※他の授業モデルもご覧になりたい方はこちら。
転載した授業資料
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4 編集後記
高等学校学習指導要領改訂によって、2022年度から「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変わります。論理的な思考力・判断力・表現力など社会で求められている力を育成するために、RESASを使った授業はとても有益なものだと感じました。
(編集・文責:EDUPEDIA 編集部 千葉未夢)
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