1 はじめに
本記事は、データに立脚して問題解決する能力を育むために、RESASを取り入れた授業モデルを提供しているRESAS for Teachersに掲載されている授業モデルを紹介する記事となっております。指導案、ワークシートは最終章のリンクからダウンロードし、ご活用いただけます。
2 指導案紹介
ここでは、以下の学習指導案から転載しています。実際の原稿もお読みになりたい方は転載元の学習指導案をご確認ください。
実施学年,教科など
地方創生をテーマとした中学校での総合的な学習の時間、高等学校での総合的な探究の時間
単元の目標
- 課題発見,考察,分析,検証を通して論理的思考を身に付けたり,グループでの活動を通してチームワークやコミュニケーション力も身に付ける。
- 教科の枠を超えて,生徒が社会に出てから必要とされる力や経験を養っていく。
- 地方創生を「自分事」として考えて課題解決していく姿勢を養う。
指導計画(全8時間)
第1時 はじめに(導入)/探究テーマとする都道府県・市町村を設定しよう
第2時 地域について調べよう/ テーマを選び探究テーマを設定しよう(本時)
第3時 地域の魅力と課題を見つけよう
第4時 問題点を解決するアイデアを考えよう
第5時 アイデアを検証しよう
第6時 企画書にまとめよう
第7時 プレゼンテーションに向けた準備
第8時 プレゼンテーション発表会
単元で活用するRESASのマップ
- 人口マップ → 人口増減、人口の自然増減、人口の社会増減、将来人口推計、人口メッシュ、将来人口メッシュ
- 産業構造マップ・観光マップ・まちづくりマップ → From-to 分析、滞在人口率、通勤通学人口、流動人口メッシュ
- 雇用/医療・福祉マップ → 一人当たり賃金、有効求人倍率、求人・求職者、医療需給、介護需給
※それぞれのマップはこちらのメインメニューから選択してご確認ください。
使用教材
・授業スライド(本時はスライド9~19を使用)
・配布プリント(本時はP.3~12を使用)
上記はこちらからダウンロードすることができます。
授業展開
3 転載元の紹介
RESASについて
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(デジタル田園都市国家構想実現会議事務局)が提供しています。自治体職員の方や、地域の活性化に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されています。くわしくはこちら。
他の授業モデルもご覧になりたい方はこちら。
転載した授業資料
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4 編集後記
高等学校学習指導要領改訂によって、2022年度から「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」に変わります。生徒自身によるテーマ設定や課題発見が今まで以上に重視される授業をするうえで、生徒が誰でも、どこでも、簡単に使えるRESASを用いることは大変有効だと感じました。さらに探究的な学習が広まりつつある現在、一層RESASの資料を活用した授業が広まってほしいです。
(編集・文責:EDUPEDIA 編集部 安藝航)
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