「ボールを単に投げる練習」は必要です

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

経験の差

体育で、ドッジボールやハンドボール、バスケットボールをする際にボールを投げるという動作があります。あるいは体力テストでソフトボールやハンドボールを投げる機会もあるでしょう。その際に、上手にボールを投げることができない子供は、周りの子供に比べて大きなハンディを背負ってしまうことになってしまいます。
体育の時間に「単なる投げる練習」をさせている場面を私はあまり見たことがないのですが、どうして教師は「単なる投げる練習」をさせないのでしょうか。私はそれを、教師の無責任だと思います。ボールぐらい投げられないのは、その子供の自己責任であると、見捨ててしまっているのだと思います。きちんと「投げる」という基本動作を習得させもしないであれこれボール運動をやらせれば、今までに「投げる」を経験していない子供は授業についていけなくなってしまいます。ボトムアップをすることで初めてクラス全体のスポーツ活動に本当の活気が出てくるのです。

※サッカーをするにあたっては、「ボールを単に蹴る練習」も必要です。下↓の記事もご参照ください。

「サッカー」インステップキックの練習その1
「サッカー」インステップキックの練習その2
「サッカー」インサイドパスの練習

まずは、小さいボールを

ドッジボールやハンドボールは大きくて握りきれません。まずは、小さいボールを投げさせましょう。ボールは今や百均ショップで安く売られているので、50個ぐらい学校で買っておけばよいと思います。もし、それもないのであれば、運動会の玉入れに使われる赤玉白玉を使えばいいと思います。いずれにせよ、手の中に入る、体に当たってもいたくないボールを確保しましょう。

投げ方を教える

投げる距離が同じぐらいの子供同士でペアを組ませるのがいいと思います。

①左足(利き腕と反対の足)を出して投げる。・・・経験不足の子供は足を揃えて投げるか、反対の足を出して投げます。タイミングがつかめない子供には、一歩を踏み出すのが難しいので、最初から足を前後に固定して、投げさせてもいいですね。
②腕を耳より後ろにぐっと引いて投げる。・・・経験不足の子供は、投げる相手に正対して、自分の視界にはいる所から、つまり、耳の横辺りから投げます。
45度に投げさせる。・・・もっとも飛距離が出る角度であることを教えてあげてから投げさせます。経験不足の子供はリリースポイントが分からず、最初は地面にたたきつける場合もあります。そんな子供にとっては45度は難しいかもしれないので、まずは0度以上に投げる練習から始めてあげるといいですね。
④標的に向かって投げる。・・・45度に投げるというのは結構難しいことなので、例えば、サッカーゴールやバスケットボールのゴール、建物やフェンスに向かってちょうど45度になるくらいの距離から標的を指示して投げさせるのもいいかもしれません。
⑤腕を大きく振る練習も必要です。・・・砲丸投げの様に投げる子供、フォロースルーのない子供もいます。全身を使って腕を振り抜く意識も持たせるといいですね。

体育の時間に毎回、10分ぐらいの時間をとってキャッチボールをやらせてあげればいいと思います。

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