【著書紹介】『学校現場にいたから書けた教師論 教師の一日・一年・授業・教育実習』(後藤雅彦先生)

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目次

1 はじめに

本記事は、2020年2月20日発売の『学校現場にいたから書けた教師論 教師の一日・一年・授業・教育実習 −現場のどこを見るか、どう動くか、教師として何をめざしていくか−』(銀河書籍)について、著者の後藤雅彦(静岡福祉大学講師)が皆さまに紹介する記事となっております。

2 書籍について

◎概要

教育の真実は「現場」にあります。教師の一日・一年・授業づくり・教育実習のそれぞれの場面では、具体的に何がポイントとなるのでしょうか?

現場で「見えてきた」もの、「分かった」こと。28年間の現場経験があるからこそ書ける、教師の姿をお伝えします。

◎類書との違い

教師像(の在り方の追究)は、学校現場の「外側」から論じられ、それを教えられることが多かったかもしれません。しかし本書では、現場経験を最大限に生かし、あえてその「内側」からこそ書くことができる教師の姿をお伝えします。

◎こんな人に読んでほしい

いま、教師を目指す人、教師を目指そうか迷っている人に。また、すでに「現場」に入ったものの、教師としての在り方に悩んでいる若手の方にも読んでいただきたいと思います。

一方、最近の教職「ブラック」が気になっている学生や教師、自らの仕事がマンネリ化しつつある現職の方にも、ぜひ読んでいただければと思います。

3 一部を紹介!

5 学校現場の授業づくり~その日常の表と裏で~

(1)授業は教師の「生命線」[96ページ]から

これから学校の先生をめざそうと決意する人も、また、いま現在学校の先生の人も、自分の授業は「譲れない」という気概と、授業をうまくこなしていく実践力を磨く決意を、新たにすべきである。それが、結果的に後々の「本人を救う」ことになるのだ。

6 学校現場の教育実習~はじめての現場では~

(2)授業準備の前に様子(ホンネ)をつかむ [136ページ]から

はじめから授業が用意(成立)されているわけではない。(授業「はじめにありき」の感覚を、一端、自分の中でリセットする。)そこには、まず子どもたちの「どんな想い」で教室にいるのかを、実習生自らが動いて、具に見て、感じて、何気なくおしゃべりをして、生徒たちの「小さなホンネ」を集めなければならない

7 学校現場が待つあなたへ~子どもたちの前に立とう~

(2)現場では常にパソコン一つ[170ページ]から

「良い教育、優れた実践には、必ずある種の「余裕」がなければできるものではない。この「余裕」の状態=机の上の状態なのである。常に片付けて処理できていることが、やろうとする教育や実践に向けて、即集中して動き出せる。(まだ現職の人で、こうした実感を得ていない人は、早速今日から教務室で「パソコン一台」を試して欲しいと思う。)

4 プロフィール

後藤雅彦(ごとう まさひこ)

1961年生まれ。新潟県能生町(現糸魚川市)出身、1991年4月より新潟県公立学校教諭−2019年4月退職、現在は静岡福祉大学講師(教職課程「社会」他担当)。学位・博士(教育学)。

5 Amazonページ

6 読者へのメッセージ

本書を敲き台にし、「子どもたちのために在る教師とは何か」を追究できればと思います。また、日ごろの教職にかかる悩みを含め、読者と直接もう少し本書をきっかけにした話し合いなどができればとも思います。相談・連絡先は、本人メール byhfws7w@outlook.jp / 電話 054-631-9014(研究室直通) です。

(編集:EDUPEDIA編集部 中澤)

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