7割の子供ができる状況を作り出す

緊張を生み出す

算数や体育等の克服的な分野、スキルを身につける分野では、ある程度子供たちの中に緊張感を生み出さなくては、「できなくってもいいやー」「ゆっくりすればいいや」という気持ちで取り組まれてしまい、指導の効果が出にくくなります。全体を指導していてもできる子供が6割未満では、子供たちはプレッシャーを感じることがありません。できない子供ができる子供の半分以上いるからです。

ところが、7割の子供ができるようになってくると、プレッシャーを感じるようになってきます。7割は、残り3割の倍以上の人数がいることになり、ぱっと見た目にも、数的なプレッシャーがぐっと強まります。

例えば組体操の練習で

「成功した人、座りなさい。できなかった人はもう一度練習します。」

すると残り3割にも気合が入って、成功率はすぐに9割を超えるようになってきます。あまり追い詰めるのはいけませんが、「できないと恥ずかしい」という気持ちがないと、なかなか克服できないことは確かです。
7割成功の状態を作り出すためにも、クラスごと、あるいはクラスでできない子供を集めての個別に近い練習をやっておく必要があります。詰めていく作業が必要なのです。

できる子供を優先する ~学力保障のために

も、ご参照ください。

また、「○組の女子、やってみなさい。」(○組女子がみんなの前でやる)「○組女子は成功です」と、1クラスの男女ごとにみんなの前でさせることもプレッシャーになるでしょう。これは、担任にもプレッシャーとなり、のんびり構えている担任に危機感を持たせるためにもいいでしょう。

算数の授業であるなら、

「コンパスで上手に円か描けた人から帰ることができます。かすれずに濃い円が描けたら先生の所に持ってきなさい。半径は5センチです。±1mmまで、なら○をあげます。」

と、言っておけば、7割の子供が帰ってしまったあたりから、緊張した雰囲気がぐっと高まってきます。

前向きな態度

ただし、プレッシャーが焦りになって、安全への配慮を怠るような状態になってしまってはいけません。プレッシャーをかけることによって、周囲の子供たちができない子供たちへの抑圧的な態度になってしまうのも避けなければならないでしょう。「できるまでがんばろうね」といった前向きな態度で取り組めるように接する事が大切だと思います。できていない子供、できていないクラスをフォローする体制もしっかりと整えて進めていく必要があると思います。
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