パソコン事始め ~ (5) 仮名文字を作る

1 文章を書いてみましょう

さあ、いよいよパソコンの画面に文字を作って、自分の言葉や文章を書いてみましょう。

(ここでは、「仮名文字」は「ひらがな」のことを言います。)

あらかじめ、『パソコン事始め ~ (3) ローマ字入力のしくみ』、『パソコン事始め ~ (4) 文字入力の前に』をご一読いただくと、文字入力がスムースに始められると思います。

しくみがわかる50音表(エクセルファイル) 添付ファイル 109KB

2 仮名文字を作りましょう

まず、「字を作るボタン」(AIUEO)を確実に覚えてしまいましょう。

他の仮名文字はどうやったら画面に「書く」ことができるでしょうか。ここで、 「字を決めるボタン」(AIUEO以外のアルファベット)の出番です。

「決めるボタン」は、それぞれ、50音表の決まったグループの字を作るのに使います。 例えば、「かきくけこ」は、決めるボタンが「K」です。これは、「しくみのわかる50音表」の「かきくけこ」の欄を左に辿って見ていくとわかります。まず、このキーを押しておきます。

次に、「作るボタン」を押しますが、どれを使うかと言えば、50音表を上に辿ると書かれています。これは、書きたい字を長く伸ばして言ってみてもわかります。「か」なら、伸ばすと「か~~~ぁ」だから、「あ~~~ぁ」と同じなので、「あ」つまり「A」です。「作るボタン」「A」を押すと、画面の「K」が「か」に変わって、仮名文字を作ることができました。

「あいうえお」の次に、「かきくけこ」を作ってみましょう。初めは、「かかかかかか」とたくさん作ってみます。次に「ききききき・・・」。できてきたら、1行に「かきくけこ」と書きます。

順に、「サ行」「タ行」と進めていきます。子供ひとり一人の慣れに沿って、50音表をどんどん作っていきます。

「ん」だけは特別に、「作るボタン」ではなく、「N」を2回押します。「ん」までできたら、もう一度「あいうえお」から順に書いていきます。

3 ちいさい「やゆよ」と、濁音、半濁音

清音の50音(一つ目の表)が書けるようになったら、次に、2番目の表、3番目の表を入力してみましょう。これらは、母音のキー(文字を作るボタン)を押すと、大きい字と一緒に作られる「飾り」です。2番目の表、3番目の表は、こういった「飾り付きの字」が並んでいます。

ここまで50音表に沿って字を書いてくると、飲み込みの早い子供は、「しくみ」がわかるようになってきます。1年生でも、文字練習の2時間目にはだいたいの子どもが表を使えるようになります。

そうしたら、今度は50音表から書きたい字を探して、「決めるボタン」と「作るボタン」をみつけて、自分の名前、友だちの名前、二人組になってパソコンの画面で「しりとり」をするなど、文字を使って遊んでみましょう。

オートシェイプでかたち遊び(『パソコン事始め ~ (2) マウスの達人になろう』)ができているなら、ワードアートで自分の名前を画面にたくさん作って印刷してもおもしろいです。切り抜いて、ノートなどに貼ってもいいですね。

4 ちいさい「つ」

ちいさい「つ」も、原稿用紙では一ます使いますが、それだけでは読むことができません。これも、「飾り」です。他の飾りと違っているところは、元の字の「前に」つく飾り、ということです。これをつけるときは、「決めるボタン」の一つ目のキーを2回押しておきます。例外は「なにぬねの」です。これだけは、このやり方でちいさい「つ」をつけることができません。

5 ちいさい字だけ書く ~ 少ないストロークで仮名文字を作る

例えば、「あっ」と書くとき、「っ」の後ろには字がないので、「飾り」として「っ」を作れません。 ちいさい「つ」だけを書くには、「つ:TU」の前に「L」(または「X」)を入力しておきます。「LTU」です。「あっ」の「っ」を書くときは、このようにキーを使います。

小さい字には、「っ」の他に、ア行、ヤ行の字があります。これらすべての小さい字は「L」(または「X」)を使うと、単独で書くことができます。ただ、「飾りではない」「っ」を書くとき以外で、「L」や「X」を使うと、キーを押す回数が増えます。

文字を作るのに使うキーの並びに「正解」はないので、どうやってもいいと言えますが、素速く日本語を入力することが最終目標ですから、できるだけ少ない労力(キーを押す回数)で目的が達成できることが望ましいです。

効率よく仮名文字を作れることが、素速い日本語入力に繋がるので、是非、「しくみのわかる50音表」を使って、「飾り」のついた字を早く覚えられるようにしましょう。

パソコンを使う上で、文字入力はどうしても必要なのに、ネックになりがちなところです。

しかし、これを、ノートなどに「書いて」覚えようとすることは、本来の「ローマ字入力」とは違ってきます。ここでのアルファベットは、文字としてではなく、記号として「使えればいい」からです。

低学年では、しりとりなどして遊びながら、高学年では、実際に文章を何か書くなど、文字入力の機会を頻繁に作ることで、練習できるといいと思います。

文字入力の最終目標は、「思い浮かんだ日本語が、自然に漢字仮名混じり文として画面に表示される」ことです。

ローマ字入力を使う場合、理想は、タッチタイピングで、画面に仮名文字を作り、適切に目的の字種に変換できることです。ローマ字入力に慣れることは、その初めの一歩です。

パソコンでの文字入力を、学年によって異なる方法を教えることがありますが、ローマ字入力の利点は多いので、覚えることが楽な方法があれば、初めからローマ字入力にするといいと思います。

ローマ字入力は、ソフトウェアキーボードを使うより楽で、カナ入力より覚えることが少なく、数字やアルファベットを直接入力するときにも、融通が利きます。何より、知らない文字(アルファベット)を組み合わせて仮名文字を作れることは楽しいです。

ここにある方法では、低学年にも馴染みやすいと思います。 低学年に「ローマ字」を教えることは難しいですが、「ローマ字入力」は慣れる時間さえあれば、難しくはありません。

3時間ほどかけて「ローマ字入力」を練習すると、1年生でも、その後入力について質問することは、ほとんどありません。
文字入力ができれば、さまざまな場面でパソコンがいっそう活躍できます。もし、ここで紹介した方法がよさそうだと思われたら、是非、お使いください。

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2 件のコメント

  • 50音表はJPEGにして、壁紙やディスクトップ、ホームページなど、児童がアクセスしやすい場所にセットしておくのもいいかもしれないですね。http://edupedia.demo.s3.mindia.jp/entries/show/224
    に置いてあるものも、使ってみてください。

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