自己紹介をしよう

1 自己アピールのある自己紹介

子どもたちが自己紹介する場面は、どんな場面でしょうか。

新年度が始まってクラス替えがあったとき、ゲストティーチャーと話すとき、インタビューに出かけるとき、学校間交流や、異学年交流、等々、たくさんあります。

また、学級文集、卒業文集など、文章で書く場合もあります。

自己紹介して、そこから話題が広がっていければ、仲間になれます。

子どもたちに「自己紹介を考えて書きましょう」と言うと、たいてい

誕生日・星座・血液型・好きなこと(アニメ・食べ物・色・教科・アイドル・テレビ番組・・・)・嫌いなこと(教科・食べ物・・・)

などを羅列したものになります。

しかし、これでは、どの子も同じになって、おもしろくありません。

自己紹介は、項目を挙げるだけでなく、覚えてもらえるような自己アピールがあるのがいいのです。

それは、例えば次のようなことです。

  • 名前や、ニックネームの由来と、それについての自分の気持ちや考え
  • 好き嫌いに関することなら、好き(嫌い)になったきっかけや理由、その中でも特に好き(嫌い)なもの
  • 好き嫌いは書いてあっても、「得意なこと」はないことが多いです。教科など、「○○ならまかせて」といった自慢があると、印象に残ります。
  • 他の人にないことも、おもしろいです。内緒にしてきたけど、でもちょっと自慢したいな、といったことです。スポーツなどの特技でもいいし、収集、趣味、凝っていること、理想や将来の夢。それも、なるべくわかりやすく説明をつけて。

<例>
負けず嫌い→ かけっこで1番とれなかったら、1週間落ち込む
算数嫌い→ 算数のある日は、月に1回でいい
サッカー好き→ サッカーのことなら、知らないことはないから、何でも聞いて!

箇条書きの形で、たくさんのことを羅列して終わりになりがちな自己紹介も、ちょっと受け取る側のことを思いやると、ずっと違ったものになります。どんな場面で、どんな人たちがいるのかがわかって、何を伝えれば覚えてもらうことができるか、を考えることが大切です。大勢が次々と自己紹介するとき、その中で覚えてもらうためには、箇条書きの中にも、自分の意見、考え方を盛り込むと、個性的で印象的な自己紹介になります。

2 名刺を作る時

パソコン等で名刺を作って名刺交換をさせるような取り組みもあります。子どもたちが作る名刺を考えてみましょう。名刺は、初対面の人に、自分を覚えてもらうために渡します。これも一つの自己紹介です。まず、最低限必要なのが、名前と所属です。でも、それだけでは、印象に残りません。名前の読みがわかりにくければふりがなを振る、これだけで覚えてもらえる場合だってあるのです。

あとで、「ああ、○○の誰々さんね。」とすぐに気が付いてもらえるように、自分をアピールできるキャッチフレーズを載せると、効果的ですね。

自己紹介は、履歴書とは違います。個性的に自分を表現できるように、練習してみましょう。

3 それでも単調になってしまうときには

それでも、単調になってしまう事はあります。人前で話をする訓練を受けていない子供が多いと、消極的な態度が連鎖して、ありきたりの事しか言わなくなってしまいます。そういうときには、1人につき、1つ~3つの質問をするように仕向けます。面白い答えを引き出すような質問が出た時には、質問をした方もうんと褒めてあげましょう。

たとえば、

「サッカーが好きです」

という、ありきたりな自己紹介に対しては、

「どこのポジションですか」

「どこのチームが好きですか」

「サッカーをしていて一番嬉しかったことは何ですか」

「得意な技は何ですか」

など、バラエティーに富んだ質問を浴びせてみるのも、面白いです。そうしているうちに、場も和むかもしれないです。

もっと、質問の幅を広げて、自己紹介をしている人が言ったことと関係ないことを尋ねてもいいことにすると、盛り上がる場合があります。

「幽霊に会った事はありますか」

「今までの人生で一番楽しかったことは」

「3つのお願いがかなうとしたら、何を願いますか」

「もしも、生まれ変わるとしたら、何になりたいですか」

「無人島に行くなら、何を持っていきたいですか。持っていける物は1つだけです。」

なんて、ちょっと悪乗り気味な質問を、あらかじめ考えさせておくのも面白いです。

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