「サッカー」みんなが楽しめるローカルルール

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1 みんなが楽しめるサッカー

学校体育でサッカーが配当されている時間数の割合は高いことが多いと思いますが、サッカーはルールが難しく、技能的にも高いレベルがないと試合らしい試合になりにくいものです。サッカー部員や経験がある子供だけが活躍し、他の子供たちはあまり試合に参加できないという状態がよく見られます。

クラスのみんながサッカーを楽しめるように体育の授業用のローカルルールを設定し、誰もがわかる参加しやすいようにルールを変えればよいでしょう。ルールは下に挙げたように、簡単で試合が止まりにくいものにするとよいですが、児童の実態に合わせて緩急をつければいいと思います。

正しいルールを覚えることは大切ですが、ルールに縛られて恐る恐る競技に参加する子供にとっては、ローカルルールはありがたいものです。

2 ハンドはわざとでなければOK

ハンドはサッカーらしいルールであるが、これをいちいちとっていると試合が進まなくなってくる。

  • わざとではない場合
  • ハイボールが体に当たりそうになって怖くてそれを叩き落とした場合
  • ゴール前での得点のチャンスではない場合

などであれば、ハンドはいちいちとらなくてもいいのではないでしょうか。

3 反則やボールを外に出した場合はスローイング

反則の種類や状況により、直接フリーキック、間接フリーキック、ペナルティーキック、コーナーキックなどとサッカーのルールは難しい。私もよくわかっていません。どんな場合でも、反則やコート外にボールが出ることがあった場合は、その場所からサイドラインまで垂直に線を降ろした場所からスローインということにしておけば、簡単です。
ゴールラインを割ったときも、コーナーからスローインでよいでしょう。

4 スローイングは両手で投げればOK

スローイングも、

  • 頭の上をボールが通る
  • 両手で投げる
  • 顔の向いている方向にまっすぐに投げ入れる
  • 足を浮かせてはいけない

などと、とにかくルールがむずかしい。
これらを全部チャラにして、両手で投げればOKということでも、よいのではないでしょうか。

5 シュートがはいった人は、運動場を1周する。

シュートが入れて得点した者は、運動場を1周する。5対5でゲームをしていれば、その間は5対4になり、しかも減った1人は得点を入れる能力がある子供である。敵のチームにしてみれば速攻をして逆襲をするチャンスとなる。
運動場に玉入れ用の赤玉や白玉を置いておき、得点した者にそれを取ってこさせて、ゴールの横に置いたフラフープに入れた後、試合に戻るという方法もよいでしょう。得点がわかって一挙両得です。赤玉白玉を置く場所をできるだけ遠くにしておくと時間を稼ぐことができます。私はよく総合遊具の上に置いておきます。
シュートが決まったら、その人がゴールキーパーと交代する、というのもひとつの方法でしょう。得点能力がある子供がいなくなると言うのは、得点されたチームにとって有利になります。味方のチームにとっても、ボールを独占されることがなくなります。

6 得点時に1点ではなく、条件によって点数を変えるのもよくある方法です。

  • ゲーム初得点は2点。
  • シーズン(リーグ戦)初得点は3点。
  • 全員得点は3点。
  • ゴールを中央以外にも設置し(ハードルをゴールにすると軽くて便利)、そちらに入れれば2点。等としておくと、苦手な子供たちにもボールが回ってくるようになります。

7 ゴールキーパーは置かない

ゴールキーパーは置かない方が、得点が入りやすくなります(当たり前ですが)。ゴールキーパーを誰にするかで揉めることもなくなります。

8 ゴールをハードルにしてたくさん置く

大きなゴールを運んで時間を費やすこともないし、ゴールを運ぶ時の事故も無くなります。ハードルで有ればサッカー経験者がハイボールを蹴って初心者が怖い思いをすることもないですし、ハードルを離して置けば、ゴールの前で棒立ちする子供も無くなります。真ん中に2個、左右に2個ずつ置いておけば、ゴールがしやすくなります。

9 スローインマンを置く

というのも手かもしれません。これは、下のリンクのページを作りましたので、ご覧ください。

「サッカー(バスケットボール)」スローインマンを置く | EDUPEDIA

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