目次
1.1 授業内容と目標
本授業では、学校のまわりにある避難場所を確認することを目標としています。
まず、津波が来たらどこまで水が来るのかを復習します。次に、町を探検しながら避難場所や標識を確認し、気づいた事をメモしていきます。最後に避難場所や標識がどのような様子だったか確認していきます。
1.2 導入
(1) 前回確認した、津波が来たらどこまで水が来るのかを復習する。
→大きな道路や商店、郵便局などとりあげ、どこまで津波が来るのかを具体的に理解させる
1.3 展開
(1)避難場所や標識を探しに行き(町探検)、気がついたことをメモする。
→【地図-01】に避難場所や標識の位置を記入させ、そこはどのような場所であるかをメモさせる
→特に避難場所はどんな場所にあったか、どのような建物だったかに注意するように示唆する
【地図-01】学区の地図
1.4 まとめ
- 町探検に行き、思ったことや気付いたことをプリントに記入する。
- 感想等を発表し、今日の学習をまとめる。
→発言の中から、「具体的にどの辺まで津波が来そうなのか」をしっかりおさえる
→津波の避難場所がどのような場所であったか(高くて広い場所)であったかをおさえる
1.5 確認
- 学校の近くの避難場所を知ることができたか?
- 高くて、広いところが避難場所であることを確認することができたか?
詳細のPDFは下記をご確認ください。
1.6 講師プロフィール
片田敏孝
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻 教授
広域首都圏防災研究センター長
岩手県釜石市の小中学校における津波防災教育を指導。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、地震や津波の甚大な被害を受けた釜石市では、片田先生による子どもたちへの日頃からの防災教育指導の結果、多くの子どもたちを津波の被害から守ることができた。
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