【釜石市津波防災教育】(中学生)Ⅲ-B地域の津波被害を考える-津波から地域を守る対策を知る

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目次

1 授業の内容と目標

日本で起こる自然災害、特に津波の原因や影響について自然環境と関連させてつかみ、津波に帯する地域の対策を知ることを目標としています。

導入で過去の地震や津波を取り上げ被害状況を確認したあと、学習課題「自然再学事の行動の仕方について考えよう」を確認します。
釜石市の防災対策を確認してから、津波浸水予想図で実際に津波が来た場合にはどのような行動をするか考えます。
まとめの段階で、多様な災害の一つを取り上げ、日本の自然の特色や人間の活動と関連づけて考えることができたか確認します。

2 1.導入

(1)教科書掲載の自然災害の写真や、岩手・宮城内陸地震後の祭畤大橋の写真を通して、

自然災害の種類や恐ろしさを知る。

→様々な災害の中から一つを取り上げ、日本の自然の特色や人間の活動と関連づけて考えさせる。

→2004年新潟中越地震の写真も適宜用いる。
添付ファイル

(2)地震、津波を取り上げ、被害状況を確認する。

→津波被害の歴史に触れ、津波について学習させる。

添付ファイル

3 2.展開

(1)釜石市の防災対策を確認する。

→湾口防波堤や防潮堤など地域の防災施設を確認する
添付ファイル

(2)津波浸水予測図で、自分の通学路を確認し、実際に津波が来た場合にはどのような行動をするかを考える。

訓練等で習得したこれまでの知識を確認する程度とする

【資料-01】釜石市津波浸水予想図
添付ファイル

4 3.まとめ

(1)本時で学習して分かったこと、気づいたことを記入し、発表する。

【print-45】様々な自然災害

5 4.確認

(1)地震や火山災害、洪水や冷害・干害などの多様な災害の一つを取り上げ、日本の自然の特色や人間の活動と関連づけて考えることができたか?

(2)身近な地域における災害時の避難方法や避難場所などのあり方について考えようとすることができたか?

詳しくは以下のPDFをご覧ください。
添付ファイル

6 講師プロフィール                      

片田 敏孝(http://dsel.ce.gunma-u.ac.jp/modules/staff1/index.php?id=2
群馬大学大学院工学研究科
社会環境デザイン工学専攻 教授
広域首都圏防災研究センター長

岩手県釜石市の小中学校における津波防災教育を指導。
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、地震や津波の甚大な被害を受けた釜石市では、片田先生による子どもたちへの日頃からの防災教育指導の結果、多くの子どもたちを津波の被害から守ることができた。

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