「わかる」体験がやる気を育てる自主学習。~2つこぶの助長は教師の仕事じゃない~みんなで共有・改善しよう! #自主学習

4月から自主学習に力を入れて取り組んできました。

1 2つこぶを作るのは教師の仕事じゃない

量も内容も自由にしていた1学期はかなり低調で、真面目な子がまじめに取り組んでいるといった感じ。結果は「上位の子が上昇し下位の子がさらに下がる」といった感じで「2つコブを助長するような取り組みはダメだ。失敗だ」と凹みました。
2学期からはページ数に最低ラインを設け、内容は任せる方法に変えてみました。しかし、「宿題なんて単なる押し付け」な子どもたちは「教科書の図を写す」とか「教科書の本文丸写し」みたいなやっつけ仕事多数。そこできちんとできている子の自主学習を紹介することをやってみました。

2 いい自主学習の条件

いい自主学習とはどんな取り組みでしょうか?

  1. 自分のわかっていることとわかっていないことを確認する作業。
  2. 自分が間違いやすいポイントを見つける作業。
  3. 学んだことをわかりやすくまとめる作業。
  4. 次の授業をより良く理解するための予習。

という観点で判断し、積極的に紹介していきました。

掲示や電子黒板での共有を繰り返すうち、子どもたちの取り組みが変わって来ました。それまで教科書の問題をただこなすだけだった子どもたちが、自分で丸付けするようになりました。①自分のわかっていることとわかっていいないことを見分ける作業です。
そのうちだんだん、色分けしたり、オリジナルのキャラクターを登場させたりする子が増えてきました。②自分の間違いやすいポイントを見つける作業です。その後、自分なりに図示したり、単元全体をまとめたりする作業をすぐ子どもたちが増えてきました。
④次の授業をより良く理解するための予習はまだまだ多くないですが、成績がずっと低迷していた子が保護者の助けを借りて予習してきた日に、授業中どんどん発言できたことから子どもたちの中では「意味のある取り組み」として実感されているでしょう。

3 自主学習が学力向上につながるためのサイクル

こういった自主学習をよりスムーズに行うためには、日頃の授業のノート指導が重要になってきます。「きちんとノートをとること」「丁寧な字で書くこと」は自主学習のキモです。それができていないと始まらない。…ということは毎時間の授業をきちんと聞くことが重要。そこに帰ってくるのです。

「授業を理解するための自主学習」から始まって、「自主学習のための授業態度」に帰ってくる。そして「わかるから楽しくなる」。こういうサイクルを通して子どもたちの学力は大幅に向上しました。

4 子どもたちと保護者のうれしい反響

12月末。(量的な最低ラインを強制してきたことが子どもたちの重荷になっているのではないか)と不安になったぼくは「3学期からやめようと思う。そしたら君たちはどうする?」と聞きました。
すると、なんと29人中21人の子どもたちが「強制されなくても自主学習を続ける」と答えたのです。子どもたちは自主学習の効果を実感していたのでしょう。
学期末の保護者との個別懇談でもたびたび話題となりました。中でも「『やればできる』ってわかったみたいです」という声をもらえたのはこの上ない喜びでした。
誰に教わらなくても「やればできる」。これこそが子どもたちが身につけるべき「生きる力」だと思っています。

5 「わかる体験」がやる気を引き出す

その一方で、やっぱり助けを必要としている子どもたちはいます。自分で学習してくることができない子どもたちです。「なにをすればいいかわからない」というそういう子どもたちとは放課後一緒に取り組む場を用意し、自主学習を続けました。
つまづく子は「自分がどこで間違っているか」をわからないのです。隣について一緒にやりながらちょっとアドバイスを上げるだけで逸れていかなくなり、わかることを体験させることができました。そんなとき、子どもたちは輝くような笑顔を見せてくれます。そういうことを繰り返すうち、子どもたちの口コミで居残り勉強会に参加する子どもたちが増えてきました。最初は罰だった居残り勉強会が楽しく確実に学べる場になって行きました。これは3学期もぼくの時間と体力の許す限り継続していきたいと思っています。
4年生は6年生でも習う「小学校において一番大事な内容」の基礎が多く出てくる学年です。そして、担任が放課後に見てあげられる最後のチャンスでもあります。残り3ヶ月を丁寧に優しく、そして厳しく鍛えていきたいと思っています。(了)

6 みんなで改善しよう!

上記のようなツイートをしたところ、@city_hant_xyzさんから、
“これを解消するために、「自主学習持ち込みありテスト」ってのを開発した先生がいます。自主勉強ノートを見ながらテスト受けてよし!ただし、90点以下は居残りというルールだそうです”
@roserose814さんからは、
“うちの学年では一年生の時から「チャレンジノート」という名前で自主学習ノートに取り組みました。三年間取り組んでみて思うのは、担任の取り組みで質が全く違うこと。コメントを入れる、ベストノートをコメント付きで学級通信に掲載するだけでも質が向上しました”
などなど、たくさんのリプライをいただきました。
自主学習を定着させるため、これからも様々な人達から情報をもらい、さらに方法を改善していきたいと思っています。

ハッシュタグは「#自主学習」でよろしくお願いします。

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