ハツラツ Myタウン大作戦(指導案)

1.1 マトリックス表で比較したり分類したりする力を育成する事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標

自分の町の「元気」について調査する中で自分も町の一員であることを自覚し,自分の町に愛着 をもち,町のために今の自分ができることを考え実行しようとする。

評価規準

【課題設定の力】 調査活動を通して生じた疑問を解決すべき課題として設定している。

【論理的思考の力】町の「元気」について,比較・分類・関連付けなどして考えている。

【コミュニケーションの力】調査による様々な気付きを基に,町の人と会話している。

【意思決定・行動力】地域に貢献できる活動を決め,力を合わせて実行している。

教材

本単元は,地域の「元気ハツラツな所」を探しながら,町の人とかかわる活動が中心となる。児童は,学校のある明神町に住みながら,意外と自分の町のことを知らない。そこで,「元気ハツラ ツな町」という視点を通して自分の町を見つめ直し,自分の住む町のためにできることを探し行動する単元を構想した。町の人の話を聞き,町の人と触れ合う中で,自分なりの課題を設定して学んでいく過程を大切にしたいと考えた。また,この学習を通して自分がこの町に住む一人であり,い ろいろな人がいるからこそ自分たちの生活が成り立っていることを知り,自分の町に誇りと愛着を もった児童の育成を期待したいと考えた。

主な学習活動

単元の展開(全32時間)

(2)本時の学習

町に対する自分たちと地域の人との考えを,マトリックス表で比較したり仲間分けしたりし ていくことで,互いの共通点や相違点を見いだし,これからの調査内容を明らかにしようとする。

【指導事例と学習指導要領との関連】

小学校学習指導要領 第 5 章 総合的な学習の時間 第 3 の 2 の(2)において,「問題の解決や 探究活動の過程においては,他者と協同して問題を解決しようとする学習活動や,言語により分析し,まとめたり表現したりするなどの学習活動が行われるようにすること。」と示している。

体験したことや収集した情報を,言語により分析したりまとめたりすることは,問題の解決や 探究活動の過程において特に大切にすべきことである。そのためには,分析とは何をすることな のか具体的なイメージをもつことが必要となる。例えば,集めた情報を共通点と相違点に分けて 分類したり,分類した情報を比較し,関連付けながらさらなる課題を見いだしたり,時間軸に沿 って並べたり,原因と結果に分けたり,変化や結果を予測したり,現実社会の事象に当てはめた り,多面的・多角的に分析したりすることなどが考えられる。

本事例は,町の課題について考える中で,町の人の考えと自分の考えとを比較し,町のために どのような活動内容が必要かを考える場面である。互いの考えをいくつかの視点で分析し,比較 したり分類したりして考えることなどの思考力を育成するために,マトリックス表を使った話合 い活動を行うこととした。

【言語活動の充実の工夫】ーマトリックス表を使ってカードを整理する話合い活動ー

自分の町について「元気なところ」と「もっと元気になってほしいところ」について,自分の考えをカードに表し分類した。その後,町会長さんの話を聞く中で,自分達の考えとは違う考え 方もあるのではないかということが問題となった。

本時では,町会長さんと自分達の考えではどのような共通点や相違点があるのかをはっきりさ せ,次の活動について考えるための話合い活動を行った。話合い活動を活性化するために,マトリックス表とカードを活用した。

「元気ハツラツなところ」「もっと元気になってほ しいところ」について,自分達と町会長さんの考えを カードにし,マトリックス表で整理していった(写真 参照)。マトリックス表を使ってカードを整理していくことで,自分達の考えと町会長さんの考えを比較したり,分類したりすることができ,積極的な話合いが展開された。

また,マトリックス表を見ながら,気になることや 確かめたいことなど,これから明らかにしたい事項や 新たな疑問を考えることができた。それらの疑問点な どは,改めて調査に出かけたり,インタビューしたり するなどして解決する計画を立てていった。

マトリクス表とカードを使って,自分達と他者の考 えを比較したり分類したりすることには,情報の可視 化と操作化が伴い,児童は積極的に活動に参加するこ とができる。このように,次の課題を明らかにするために,意図的な言語活動を位置付けることにより,学 習活動の目標を実現するとともに,比較したり分類し たりする力を育成することにもつながると考えられる。

言語によりまとめたり分析したりする学習活動では, どのような学習活動を行うのかというイメージを明らかにするとともに,そこで育成される能力を想定して おくことが重要である。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

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