未来を見つめて(指導案)

1.1 動画から情報を取り出し,分析する力を育てる事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標

身の回りの人と交流する中で,仕事や生き方に対する考え方などについて話を聞いたり調べたりして,未来につながる今の自分について考えようとする。

評価規準

【かかわる力】力を合わせてビデオレターを作成するとともに,互いのよさを認め合いながら活動 している。

【課題を設定する力】様々な職業に就いている人の話を聞いたり調べたりする中で,その人の生き 方に触れ,自分自身を見つめ直し,自分の可能性を探るための課題を設定している。

【課題を追究する力】様々な人の生き方に触れるとともに,感じたり考えたりしたことを言葉で表 現し,課題を解決しようとしている。

教材

小学校最終学年となる6年生にとって,「人の生き方」や「自分の可能性や夢」をテーマに自分自身と向き合い,これからの自分を考えることはよい機会である。身近な人や憧れの人の職業など 様々な人の働く様子や生き方を調べ,話を聞いたり,考えたりすることを通して未来につながる自 分を見つめ直す学習活動を中心に展開していく。

このように様々な人の生き方を通して自分を見つめるとともに,一人一人が自分の夢や希望をもち,自信をもって卒業してほしいと願い,本単元を設定した。

主な学習活動

(1)単元の展開(全45時間)

(2)本時の学習

マイスター(職人)の仕事に対する思いや生き方から,自己の生き方に生かせることを考える。

【指導事例と学習指導要領との関連】

小学校学習指導要領 第 5 章 総合的な学習の時間 第 3 の 2 の(2)において,「問題の解決や 探究活動の過程においては,他者と協同して問題を解決しようとする学習活動や,言語により分析し,まとめたり表現したりするなどの学習活動が行われるようにすること。」と示している。 体験したことや収集した情報を,言語により分析したりまとめたりすることは,問題の解決や探 究活動の過程において特に大切にすべきことである。

本事例は,フィギュアスケートの靴を作る職人(川崎マイスター)から生き方を学ぶ実践であ る。先ず始めにフィギュアスケートの選手のビデオを見せる。その後,この選手が一人だけでは 活躍できないことに気付かせ,スケート靴を作っている人の存在を知らせる。そして,このスケ ート靴を作る靴職人から直接話を聞き,自己の生き方について考えさせるといった展開で学習した。

指導の工夫としては,事前にどのような視点で聞くとよいか,どんなことを聞きたいかを明らかにしておいた。また,話をビデオに録画しておき,後からゆっくりと話を解釈することができ るようにした。直接話を聞くことはもちろん大切である。しかし,録画したビデオを再生し,そこから丁寧に情報を取り出し,その情報を価値ある順に分析しながら自己の生き方を考えることを目指した。

【言語活動の充実の工夫】ービデオを使った情報の取り出しと分析ー

1 マイスターとの出会いをビデオを視聴して振り返る。

           ↓

2 ビデオ視聴を基に,マイスターの生き方につながるキーワードを取り出す。

           ↓

3 グループで話し合い,キーワードを価値ある順に並べる。

           ↓

4 グループの考えをホワイトボードにまとめ,意見交換する。

子どもの学習感想から

『目標にしている人は誰ですかという質問に対して,「自分」という答 えには驚きました。将来,自分が何になっても自分を目標にしたいと思います。』 『「仕事はやればやるほど難しくなってきます。まだまだ自分の仕事に満足していません」と答 える姿に,自分もそうなりたいなと思いました。』 『子どもの頃から物を作ることが大好きで,学校の工作の時間が楽しかった。絵を描くことも大 変興味があったと話していました。私たちが今やっていることが将来につながると聞いて,毎日 の学習も一生懸命やることが大事だなと思いました。』 講師の話を聞くときには,何を聞こうかと考えることで自分の疑問や思いの整理ができる。さらには,相手に問いかけることで,自分自身のことを考え,自らの姿に気付くこともできる。体験したことを言語化して整理する際には,振り返ったり交流したりする時間を設定することが大切である。 本実践では,実際に話を聞いた後に,ビデオを使っての情報の取り出しを行った。実体験の場では聞き逃してしまった言葉に気付くなど,ビデオでの振り返りは有効であった。また,取り出 した情報を序列化して考えをまとめるなど,友達との意見交換が一人一人の考えをより確かなものにしていった。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

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