「うざい」「きもい」「きしょい」の低年齢化に、どう対処しましょうかねぇ

若者言葉の低年齢化は、その出発点に問題あり

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乱暴な言葉について
マイナス発言への対処 ~学級指導

若者言葉の低年齢化にも、対応・対処を論議しなければならなくなりました。

まず、「死ね」とか「殺す」という言葉は、昔は不良と呼ばれた若者たちが「相手をおどす・こわがらせる」ために、わざと使いました。                                  ところが、今の子どもたちが、この言葉を発する出発点は、任天堂のゲームボーイやソニーのプレイステーションなど、いわゆる「対戦型ゲーム」をしている時の小学生時代の会話にあります。                  

友だちと並んで座り、ゲームをしながら「死んだ?」「うん、殺した」という会話が、日常的に交わされています。
そうすると、1人でゲームをしている時も、「死ね」「殺す」という独り言が自然と出てくるのでしょう。
まるで、スポーツ観戦している時に「打て」「倒せ」と言うのと似た感覚だと言えます。私たち大人が持つ言葉の意味よりも、ずいぶん軽い感覚で使っていると思われます。                           

でも、言われた子の受けるダメージは決して軽くないはずです。
そのことをふまえて、耳に入った時に見過ごさないことは大切ですが、どう語りかけるかの論議が必要でしょう。

「うざい」「きしょい」「きもい」の起源?

さて、「うざい」「きしょい」「きもい」などは、ゲームからではなく、若者言葉として生まれた新語です。
平成以降の言葉ですから、私も最初は意味がわかりませんでした。
インターネットの「日本語俗語辞典」によれば、「うざい」「きしょい」「きもい」は次のような説明がしてありました。

「『うざい
うざいとは『うざったい』の略で、「うっとうしい」「わずらわしい」「うるさい」「面倒くさい」「気持ち悪い」「じゃま」といった意味を持つ。
うざいは1980年代のツッパリブームから関東圏を中心に使われるようになり、1990年代には不良以外にも使われ、全国的に普及する。
うざいが更に簡略化された『うざ』や、うざいの語感が荒くなった『うぜー(うぜえ)』という言い方もある。

きしょい
きしょいとは『気色悪い』の略で、見た目に気色悪い場合に使われることが多い。
きしょいは関西を中心に会話の中で生まれた言葉で平成に入ってから普及。
きしょいは『きしょー』という感嘆詞として使われることが多く、関西では『きっしょい』ともいう。
また、気色悪いけどカワイイという意味を持つ『きしょかわいい』という言葉もある。
類義語に『きもい』があるが、これは気持ち悪いからきている言葉できしょいよりも意味合いは弱い
きもいの語意を強める場合は言葉の前に『超』をつけ『ちょーきもい』となるが、きしょいの場合、関西が中心だったこともあり『超』ではなく『めっちゃ(めっさ)』をつけ『めっちゃきしょい』となる。

きもい
きもいとは『気持ち悪い』の略で、生理的に気持ち悪いというより、見た目が気持ち悪い場合に使われることが多い。
きもいは1970年代後期には既に存在した言葉だが、若者を中心に会話の中での使用頻度が増したのは1990年代後期に入ってからである。
きもいはカタカナのキモい、キモイといった表記も使われる。
また、きもいの前に語意を強くする『超(ちょー)』をつけ、『超きもい』という形で使われることも多い。
類義語に『きしょい』があるが、これは気色悪いからきている言葉で、きもいよりも強い意味合いがある。」
以上です。

「うざ・きも・きしょ」対策

問題は、これらの言葉がだんだん低年齢化していることです。
親や先生のいない所、子どもどうしの会話の中で、これらの言葉は確実に浸透しています。
微妙な意味の違いを理解していなくても、小学生たちは使いこなしていると思われます。
以前の「アホ」「バカ」以上に、言われた子を傷つける言葉が低年齢化していると、受けとめなければならないのではないでしょうか。

あるスクール・カウンセラーの方によれば、
『「うざい・きもい・きしょい」と言って、子どもがコンタクトを取ってきた時に、「何言ってるんだ!」と怒っても、言った子に大人の真意は伝わりません
むしろ、
「うざいって?」「きもいって?」「きしょいって?」
と聞いて、その中身を解きほぐしてあげることが大事な関わり方の入り口になるでしょう』
とのことです。                           

子どもが平然と言っているのか、興奮して言っているのかという状況によっても対応は変わってくると思います。
親同士で、先生同士で、大人同士で、子どもたちの『うざ・きも・きしょ』対策について、もう論議(情報交換も含めて)されましたか。

静岡県浜松市にある「あすなろ幼稚園」の坂本園長先生にも、Eメールでコメントをもらいました。
『どんな子が、どんな場で、どんな時に、どんな言い方をしたのか…その前後の状況によりますよね。
でも、「うざい・きもい・きしょい」の次は、どんな言葉を子どもたちは、続けて口にするのでしょうね
目くじらをたてても子どもの心には伝わらないので、その子のどんな気持ちを相手に伝えたいのか?について、こちらがつかむことが「始めの1歩」です。
つかめないようなら、そりぁ、なんとかかんとか、その子に入っていくでしょうね。
ニコニコしながら「どうした?」って…。
その子に対して前々から、教師(親)としてぶつかることで、関係をつくる必要があるという場合は、そのチャンス。
「どうしたんや?その言い方は?」とぶつかってみることでしょうね。』
以上です。

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2 件のコメント

  • http://edupedia.jp/entries/show/75
    にも、「うざい・きもい・きしょい」について書かれていますね。
    いろいろなアプローチの仕方があると思います。相手を切り捨ててしまう冷たい言葉であり、それを使う事で簡単に人間関係が壊れていくということを分からせ、ストップさせていかなければいけないですね。

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