自治会(少子高齢化)の美化活動がありました。
ゴミバサミを持っているので、吸い殻・空き缶・マスクを拾うのも平気でした。
しかし、いくら「使い捨てマスク」でも、歩道には捨てんといてほしいな
(小袋に入れてゴミの分別をしてほしい)と思いました。
私たちのチームは、ご近所の4人(女性3人、男性1人)でした。
私が一番の若手(去年、還暦を迎えたばかりですので若手)でした。
その4人全員が誰も、どうしても拾えなかったのは、入れ歯でした。
見つけたとき、私は一瞬固まりました
(こんな間近で入れ歯を見たことがなかったから)。
でも、他の3人は
「なんで落とさはったんやろ?」
「はずして持ってはったんとちがうか?」
「ゴミステーションの前で、入れ歯をはずすか?」
と、あっけらかんと本気モードで話し合っていました
(この人ら、入れ歯してはるのやろか)。
それでも、けっきょく1人も入れ歯を拾うことなく、
「ご本人が気づいて、拾いに来やはるで、このままにしとこ」
という大義名分(拾えない言い訳)に、4人全員が納得?して、
ゴミ拾いを進めました。
ゴミ拾いの途中、
「なくさはったら、ほんまに困らはるで」
「はよう気づいてくれはるとええな」
「今、作り直すの、メッチャたいへんやし」
と3人の女性陣の、さりげない優しさにふれることができました。
なんか、今年の美化活動は去年とちがうなと思いました。
例年なら、同じメンバーで、
「なんで、こんなに吸い殻が落ちてんのやろ」
「ポイ捨てした人んちの玄関前に瞬間移動してほしいわ」
「スタジオ・ジブリの平成狸合戦ぽんぽこに、そんな場面あったで」
などとブツブツ文句を言いながら、ゴミ拾いをしていたからです。
例年のコースをぐるっとまわってから、
ゴミステーションの前に急いで戻ってきました。
4人とも、落ちていた入れ歯が気になっていたからです。
そしたら、そこには、入れ歯は、もうありませんでした。
きっと、落とされたご本人が探しながら、拾いに来られたのでしょう。
さすがに、入れ歯を拾ってネコババする不届き者はいないはずですから。
家に帰って、90歳のばあちゃんに全部話しました。
すると、ばあちゃんは、
「さっき、○○さんが入れ歯を探していやはって、見つかったので、
『あってよかったなあ』
と2人でしゃべってたんやで」
と教えてくれました。
ばあちゃんは話しながら、急にワハハと大笑いをしました
(思い出したのかな)。
それで、大笑いしたぐらいでは、
入れ歯は決してはずれないこともわかりました。
私もつられて、涙が出るほど笑いました。
○○さん、ばあちゃんと2人で笑ってしまってごめんなさいね
(悪気はなかったのですが、つい・・・)。
でも、こんなに大笑いするばあちゃんの顔を見たのは、
何年ぶりのことでしょう。
以来、ばあちゃんがすぐに忘れるのをいいことに、
私は毎日、○○さんの入れ歯のことを聞いてます。
(そのおかげで毎日、ばあちゃんは説明しながらワハハと笑ってくれます…
ばあちゃんには内緒です)
人を馬鹿にして、あざ笑うのは絶対にしてはいけないと思います。
ただ、こんな世の中の状況だからこそ、
ユーモアも大事かな、ということを教えてもらうことができました。
○○さんも、3人の女性陣も、ありがとうございました。
今回、残念だったのは、○○さんが、どういうプロセスで入れ歯を落とされたのかを、
全部知ってるはずの、ばあちゃんに聞きそびれたことでした。
なんで、入れ歯を落とさはったのかな?謎です・・・。
(もしかして老人車に乗せて移動してはったのかも)
【提案】もし、よかったらご活用ください
「手袋はめてゴミハサミ持って、吸い殻・空き缶・マスクを拾うの平気だったけど、
誰も拾えなかったのは何だと思う?」
と質問し、正解(入れ歯)を言った時の、同僚の反応を見てあげましょう。
クスッと笑える同僚はまだ心にゆとりがあり、
全く笑えない同僚はストレスMAXかも。
(ゆとりがなくても当然の状況ですから、ちょっとずつでも支え合えれば‥)
まあ、つまらぬネタですが、
同僚同士が支え合えるきっかけに使っていただければ、幸いです。
とりわけ養護教諭の仕事量が一気に増大進行形ですので、ぜひバックアップを。
「毎日ありがとうな」
と言ってもらえるだけでも、言われた人は勇気づけられますから。
そして、管理職も前例のない日々の対応でたいへんでしょうけど、
同じ職場の仲間でもある、先生方のストレスMAXを軽減する工夫を、
管理職会議でも、話題にする「勇気」を持ってくださることをお願いします。
(先生方の笑顔が皆無では、子どもたちの不安を助長してしまうし、
教育現場から脱落者を1人も出してはいけないと思うからです)
長丁場=マラソンじゃなくて、
10人11脚の駅伝をイメージできる工夫・アイデアの投稿を待ってます。
今は、誰でも、あせってもイライラするだけなので、
支え合って、ワン・チームになれる具体策がほしいですよね。
岐阜新聞入社2年目の若手がパワーポイントで面白い広告を作成したように、
お若い先生方の「やわらか頭」にも大いに期待しております。
LINEビデオ通話(TV電話みたいなの)でもいいから
「3人集まれば文殊の知恵」
【実践例 学校編】
今、ある校長先生からメールで連絡がありました。
メールには、市内の校長会で決めた、と書いてありました。
各学年・各教科別の家庭学習教材を、
各学校で分担して作成し、共有している、とのことです。
特別支援学級のことまでは分かりませんでした。
ほんの少しは、学級担任の先生方の負担軽減になっているといいな。
ひとつ心配なのは、それで印刷したプリントなら大丈夫だと思うのですが、
同じ時間帯にHPへのログインが集中すると、システムダウンするかも…。
時差ログインなどの、ひと工夫がいりますね。
【実践例 保護者編】
その中学校区にあるゴミステーションも、在宅の人が増えたので、
ゴミ収集日に出るゴミ袋も増えていました。
そこで、ある保護者さんは、
「たいへんな中のゴミ収集、ありがとうございます」
という感謝のメッセージを、ゴミ袋の外側に書いておられることを伺いました。
「今日から、ティッシュやマスクは小袋に入れてます」
長続きさせるコツはシンプルなメッセージにすること、だそうです。
「連休のゴミ収集、感謝します」
それが記名と同じで習慣となってしまえば、
苦痛でもなんでもなく、楽しみになるそうです。
「夕食で、ゴミの分別が話題になりました」
「食品トレーは、スーパーの回収ボックスに入れてます」
などなど、なるほど、脱帽→リスペクトですよね。
これをお子さんにも手伝ってもらったら、
お子さんも社会貢献の一翼を担えるし、
お子さん自身の内面にも、前向きな変容が見られるのではないでしょうか。
(私も真似をしてみましたが、毎回、違うメッセージを書くのは、
そんなに簡単ではなく、ワンパターンになってしまうことを学びました。
そこで、ゴミを入れる前に、ゴミ袋へ記名する時、
シンプルなメッセージを書くのは、確かによいアイデアだと感心しました)
文例集をちょこっとだけ…
「たいへんな中のゴミ収集、ありがとうございます」
「ティッシュやマスクは、小袋に入れました」
「連休のゴミ収集、感謝します」
「いつも、全部回収してくださり、お礼申し上げます」
「ゴミの量がふえて、ごめんなさい」
「もっとゴミをへらす工夫をします」
「安全に回収してもらえるかは、私たちしだいですね」
「夏場は、熱中症に、お気をつけください」
「夕食で、ゴミの分別が話題になりました」
「食品トレーは、スーパーの回収ボックスに入れてます」
「たくさんのゴミ収集、ありがとうございます」
「いつも集めてくださり、感謝します」
「ゴミカレンダーを、あらためて読み直しました」
「ゴミの分別は、自分のためにも大切ですね」
「今日は、子どもに手伝ってもらいました」
「ゴミ出しのマナーが、よくなりますように」
「ゴミを入れる前に、名前を書くのがふつうになりました」
「どうぞ収集の時、ケガをされませんように」
「ゴミをへらす方法を、子どもに聞かれました」
「ゴミを出す大人が、お手本を見せたいと思います」
「1人のゴミ減量は小さくても、みんながすれば大きくなりますよね」
「ゴミ収集は、大切なライフラインだと、気づきました」
「分別が身につけば、ゴミ出しの1人前に近づけますか」
「ない知恵しぼって、ゴミをへらしたいものです」
「生ゴミは、新聞紙でつつんで、かわかしました」
「子どもに、ゴミ収集の大切さを教えられました」
「美化運動で拾えなかったのは、入れ歯でした」
「琵琶湖のためにも、ありがとうございます」
「集めてくださる人のことを、思うようになりました」
「雨の日も風の日も、ありがとうございます」
「暑い日も、寒い日も、どうぞお体を大切に」
「私たちの生活を支えてくださり、ありがとうございます」
「私たちのくらしを守ってくださり、感謝します」
「ゴミ拾いをして、ゴミ収集のたいへんさが少しわかりました」
「もし、ケガをしたら、すぐに消毒してくださいね」
「腰を痛めないように。腰を痛めてるオッサンより」
「山のようなゴミを、片づけてくださって感謝です」
「散歩でポイ捨て拾ったら、ゴミ袋が1つふえて、ごめんなさい」
「安心してくらせるのは、ゴミ収集に来てくださるおかげです」
「飛ばす車が多いので、収集の時、気をつけてください」
「日本の未来は、ゴミの出し方にかかっているのですね」
「ゴミを出す人と集めてくださる人、ワンチームですよね」
「サッカー日本代表のサポーターに、負けないようにします」
「選抜で負けても、甲子園のゴミ拾いをする応援団を見習います」
「風の日は、ゴミ袋が道路に転がるので、クルマに気をつけてください」
「冬場は、すべりやすい所に、気をつけてください」
「そよ風の葉桜の木の下は、毛虫の毛が落ちてくるので、気をつけてください」
「世の中みんながあわててるので、飛び出しに気をつけてください」
「真夏は、においがもれないように、特に気をつけます」
「記念日に『今日は何の日?』『燃えるゴミ』」
最後のは、人から教えてもらいました。
これで50回分=25週分=6か月分+αしか、思い浮かびませんでした。
急いで書いたので、ミスっていたら、すみません。
やはり、ミスっていました。
燃やすゴミ(燃えるゴミ)収集について書いたつもりでした。
「スプレー缶は、穴をあけました」
「使い捨てライターは、残りのガスを出しました」
「ペットボトルは、飲み口を洗いました。ご安心を」
この3つは、分別できていませんでした。
賛同してくださる方へ、お願いがあります。
さらに「感謝のひと言」を考え、工夫して、ゴミ出しをしてみてくださいな。
私も、自分に出来ることを、やれる範囲でしていくつもりです。
さっきから、なんか、サーバーエラーのくり返しです。
アクセスが集中してシステムダウンする、その原因の1人になったらあかんやろうと自戒して・・・
完
【EDUPEDIAスタッフ、投稿者、閲覧者の皆様へ】
私たちは今、
足元も見えない未知の鍾乳洞の中に入ってしまったのかも知れません。
頼りのヘッドライトの灯りがEDUPEDIAだと、私は思います。
私たちが諸先輩から受け継ぎ、
今までコツコツと蓄えてきたタカラモノを失ったら、
また、そこから新たなチャレンジを試みる、
そんな存在がEDUPEDIAなんだなと、改めて思います。
それで、私は今まで義理で年賀状交換だけしかしていなかった、
大先輩2人に思い切って電話をかけてみました。
2人の大先輩は電話を喜んでくださり、ヒントを教えてくださいました。
「前例がないんやから、何となく生きて、何となく役に立てたらええやん」
「美しく生きる=今まで見過ごしていたことに、ふと、気づいたり、
あわてんと、お先にどうぞって思える、そんな生き方してみいひんか」
それで、私も、ふと、早朝の鳥のさえずりに耳を傾けたり(すずめです)、
散歩中、野に咲く花に目をとめて道草をしたり(たんぽぽです)、
運よく晴れていたので、フラワームーンを眺めてみたり(5月の満月です)、
今頃(60歳)になって、ええかげんなスローライフを始めました。
とりあえず、TVを見ない、ラジオ生活に入りました(TYが壊れたから)。
先日、知人のお孫さんが産まれました(私には孫はいませんが)。
今は、次の世代に、私ら還暦過ぎのオッサン世代は何を残してあげられるのか、
元X JAPANのYOSHIKIさんほどの社会貢献は出来ませんけど、
「のほほん」とですけど、ゆっくり考えたりしています。
決してよいアイデアが浮かんだわけではありません(凡人ですから)。
ただ、数学者の森毅(つよし)さんの名言集には、
今を生きるヒントが隠されているような気がしてなりません。
苦しいどん底であえいでいる時だからこそ、
EDUPEDIAのように「希望」だけは捨てずに持ち続けようと思います。
最初に私をEDUPEDIAにいざなってくださったTさんをはじめ、
皆様からは今まで、いっぱい刺激を与えていただいて感謝しております。
いっぱいいっぱい、有り難うございます(現在~未来進行形ですからね)。
ちっぽけな私なりですけど、皆様から頂戴したご縁を感じつつ、
「グローバル」に考えながらも(キザなセリフです)、
「ローカル」に生きていくつもりです。
しつこく、ねばって、あきらめずに・・・(唯一の取り柄です)。
【追伸】
先日、平日の朝、集団登校集合場所(わが家のそば)に、
若いお父さん2人と小学生4人が集まっていました。
徒歩30分の学校まで何か提出するのに6人で歩いて行くとのこと。
別々の工場勤務2人のお父さんは、今、自分が出来ることとして、
週1回の提出日に、わが子たちと一緒に往復1時間かけ、
(2人とも、勤務する工場が操業休止にもかかわらず)、
(田舎なのでクルマもあるにもかかわらず)、
親子2組がワンチームとして、徒歩で行くことにしたのです。
「なんかハイキングみたいやな」
1人の子がつぶやいた「ひと言」が、オッサンの心にも響きました。
提出もあるので、90分後に学校から帰ってきた6人の顔は輝いていました。
私の周りでも、雨ガッパを寄付する人、マスクを寄付する人、
子ども食堂が開店出来ないので別の支援を始めた人、
お世話になったボランティアの学生たちへ支援するチームを立ち上げた人、
ゴミ収集のゴミ袋に、感謝のメッセージを書き続ける人、
自分が出来ることを始めた人は少なくありません。
世の中の人ら、そんなに捨てたもんじゃありませんねぇ。
どなたも、どうか1人で悩まないでほしい、と思います。
ふだんからネットワークがつながっていた人たちへ、
遠慮せずに自らの困っていることを伝えてほしい、と思います。
伝えてもね、自分のことで精一杯の人は話を聞いてくれる余裕もないでしょう。
でもね、あなたの話に耳を傾けて、力を貸してくれる人はいると思いますよ。
非常時だから、こんな時間でも連絡くれる人がいて、目が覚めてしまいました。
せっかくなので、思い出したことを【追伸】に書きました。
【おまけ】
おっ、さっそく新しい記事が2つも投稿されていますね。
ネタのないオッサンとしては、「場つなぎ」になれて光栄です。
周囲も足元も暗闇の中、手探りで進むための灯火が、
EDUPEDIAだと改めて確かめることができ、うれしく思います。
今、この瞬間も、子どもたちは、学校再開をずっと待っているのですから。
あちこちでシステムダウンしているのは、やむを得ないことなのでしょう。
この時間なら、システムダウンさせるオッサンにならなくてすむかな。
私にできそうなこと、手袋をはめて、ゴミバサミと袋を持って、
散歩に出かけることです。(雨の日はさすがに・・・・)
周囲の景色を眺める余裕はありませんでした。(まだまだです)
完
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