個別懇談が苦手で・・・
若い教師だけではなく、「個別懇談が苦手、憂鬱」と言っている教師は多いです。懇談時間が15分だとしたら「10分でいい」と言う同僚もいました。個別懇談は、保護者と(時には子供も同席で)個別に話ができる貴重な機会だと考えて、以下に5つのポイントをアドバイスしたいと思います。
その1 最初のひと言
教師も保護者も、お互いに個別ですから緊張感はあるでしょう。児童生徒なら担任の先生(対面)に、保護者だって担任の先生(二者懇or三者懇)にm学級担任なら校長先生(異動人事や校内人事など)に対しては緊張するものです。
ですから担任の先生や校長先生は最初のひと言が大事です。シンプルに言えば質問から会話を始めないことは鉄則です。5W1Hは個別懇談の切り出しには××だと心得ましょう。いきなり質問なんかされたら非難されていると感じます。ふだんの態度などを問い詰められるかもって思いますよ。
ですから会話の始まりは挨拶と気候の話で十分です。会話に入りやすい話題がいいのではないでしょうか。個別懇談をする相手(保護者なら子供)の得意なことならだと思います。私ならまず具体的な事例をあげて「ありがとう」と言うでしょうか。
その2 掃除の時間を生かす
さて個別懇談が始まりました。お互いに挨拶は交わしました。次に、私なら具体例をあげて「ありがとう」と言うと前述しました。その理由を書きます。
相手が児童生徒であれ保護者であれ「ありがとう」と言われたらうれしいものです。だから「ありがとう」から会話を始めるように心がけてきたつもりです。(最初の頃はたぶんできていなかったなぁ‥反省です)
ほめられることを あまり経験していないA君だとしたら掃除の時間がチャンスです。掃除の時間は子どもをほめるために時間にしなくちゃもったいないです。
「なぁなぁA君 この先生の机は重いから一緒に運んで」
と声をかけます。A君が一緒に運んでくれたらその場で、
「ありがとう」
と笑顔で言います。一緒に運んでくれなかったら別の方法を考えればよいのです。それを考えるのは楽しいことです。
そうして個別懇談で本人or保護者さんにも再度、掃除の時のことを話題に出します。
「あの時は ありがとう」
ともう一度ほめることができます。ほめるのは何回繰り返してもよいのです。こういう小さなやりとりの積み重ねがあって、初めて個別懇談をすることに意味が出てくると私は思います。
その3 相手に注文をつけたい時は
個別懇談ですから 相手に伝えたい注文or課題は必ずあるでしょう。それを 相手が前向きに受けとめて 取り組めるには 条件があります。その条件とは、
注文or課題が1つなら 最低でもほめる具体的な材料が2つあることかな
注文or課題が2つあるなら 最低でもほめる具体的な材料が4つあること
です。
つまりふだんから「ありがとう」と言ってくれる相手の言う注文or課題なら「よしやるぞ!」という気持ちになれる。それが人情ってものだと私は思います。ですから注文or課題の多い相手には普段からいっぱい関わってあげてほしいですね。
その4 子どもを丸ごととらえる
以前、学年主任の先輩から言われたシンプルなひと言があります
「子どもを丸ごととらえよう」
私はその意味を頭でわかったつもりになっていました。教員をやめた今、ようやく体感できるようになりました。
子どもを丸ごととらえる=子どもをいとおしく思える
これは あくまでも私の感じたとらえ方です。その子が
困った子=困っている子
だと受けとめられるかが分岐点かなと思います。私は未熟者でしたからその子のプラス面が出るような「さそい水」は工夫しました。みなさんも困っている子への「さそい水」をあれこれ工夫してみませんか?
その5 ふだんの関わりの度合いが懇談に出ます
失敗は成功の元
七転び八起き
あきらめない
さあ もういっぺん
あせりは禁物、メンタルが7割
挨拶+笑顔→元気掃除+ねぎらい→やる気
子供たちとのふだんの関わりの度合いが懇談に出ます。「保護者と話すのは苦手」が、「懇談が楽しみ」なくらいに変わるといいですね。

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