1 はじめに
以下の文章は、平成15年度、滋賀県人権教育研究大会の分科会で報告させていただいたレポートを、転載したものです。
PTA同好会「子どもの幸せを考える会」の取り組み
旧:八日市市立八日市南小学校(市合併前・学校分離前)
2 八南小PTA同好会「子どもの幸せを考える会」とは
- 本校のPTA組織の中に位置づけられている。
- H15年度の年間予算は6万円である。(講師招聘2回)(H14年度は3万円)(講師招聘1回)
- 本会の主旨は、
子育てで困っていることがある方や、
保護者の方どうしで子育てのさまざまな経験を教えてほしい方や、
聞いてほしいことがある方などが集まって、
日頃の子育ての悩みを交流しあったり、しゃべれる保護者どうしの輪を広げていくことにある。
- 子育て支援の一環として、堅苦しくない雰囲気で、元気の出る会でありたい。(PTAの各部ではないので、ゆるやかな会と言える)
- 本校のPTA会員ならば、誰でも自由に参加できる。(決まったメンバーで集まる会ではない)
- 今年度は6月と8月に計2回開催した。(昨年度は8月の1回のみ)
- 世話役として教師(PTA運営委員)1名を充てている。
3 八南小PTA同好会「子どもの幸せを考える会」の歴史と今
- かつて土曜日も毎週課業日だった頃に、数名の女の先生たちが保護者との連携を深めるために保護者に呼びかけて始まり、やがて、PTA同好会として認められ、今日まで続いている。
- 当時は、月1回土曜日の午後に会議室などで開催し、参加者も多く、たいへん盛り上がったようである。保護者の中にも複数の世話役がいたことが、保護者同士の連携という意味で大きな役割を果たしていたと考えられる。
- 第2・第4土曜日が休業日の時代になると、本会を立ち上げた教師たちが徐々に転勤していかれ、学校週5日制になると、土曜日に学校で気軽に開催するということが難しくなってきた。
- 昨年度は、8月3日(土)の1回だけしか開催できなかった。しかし、PTAで3万円の予算をつけてもらい、一昨年度のPTA子育て講座の講師の先生を招くことができた。参加者全員を対象に、子育て座談会と子育てミニ講座を行い、その後、あらかじめ希望されていた保護者への子育て相談の時間をとることができた。
- 今年度は、PTAの厳しい緊縮予算の中で、本会の意義を認めてもらって増額していただき、6月28日(土)と8月2日(土)の2回開催することができた。
内容も講師も、あえて昨年同様で行った。継続的な子育て支援、継続的な子育て相談を優先したのである。
4 取り組みの成果
- 本校PTAの中に位置づけられているので、全保護者に認知されており、人数は多くはないが本会を楽しみにしておられたり、本会を頼りにして下さる保護者もいる。
- 昨年度2学期に、保護者の有志で講師の先生を囲む会が立ち上がった。
人数は多くはないが、保護者同士の小さな輪ができたことの意味は大きいと考える。その輪は、今年も継続している。
* 本校における継続的な子育て支援、継続的な子育て相談の一翼を担っている。
* 誰でも気軽に参加できるという点で、「ちょっとのぞいてみた」「この頃、わが子のことがちょっと気になる」「敷居の高い所には相談しにくい」「相談する人がいない」といった保護者のニーズにマッチしている。
* 個別の子育て相談へ発展させることができる。
* 子育て支援ニュース的な会報を、年3回発行することができ、保護者からの問い合わせも10件以上あった。
6 今後の課題
- 参加者は今回の20名程度が座談会としては適当であるが、今後、参加者が減っていけば存続の危機であるし、増えていけば会の持ち方も変更しなければならない。
- 分散会を取り入れると、司会進行役も複数いるわけで、事前の打ち合わせ等が必要になってくる。
- かつてのような保護者の世話役が、現在はいないので、横の連携を広げにくいので、講師を招いて開催すること以外に、保護者同士だけで集うことができにくい。本来なら かつての月1回開催を実現したいが、なかなか難しい。
- PTAの予算が、今後さらに縮小していくなら、予算をつけてもらうのも困難になってくるかもしれない。そうなると、講師を招くという形での開催は難しくなる。
- 今後は、子育て座談会だけでなく、子育ての具体的な場面を想定してのロールプレイなど、スキル的な内容を取り入れることも必要な時代になるのではないか。(もうそんな時代に突入しているかも)
- 児童数927名の大規模校なので、校区内の3公民館単位ぐらいでの開催が望ましい。
以上が、平成14~15年度における取り組みの報告です。敷居の低い(気軽に参加しやすい)子育て支援・子育て相談の場として、各学校におけるPTA活動の参考になる点が、1つでもあれば幸いです。
H13年度PTA教育講演会の講師を、H14,15年度の2年連続で本会の講師として招き、さらに保護者有志で講師を囲む会を発足・継続なさっています。大規模校で毎年招く、そんな講師って、どういう方か、興味がありますよね。私の記憶に間違いなければ、講師はステップ・リーダー・カウンセラーの女性だったように思います。例えば、私が子育ての悩みを言うと、まるで鏡のように共感してくださるので、あたふたしていた自分の子育てについて、冷静になり角度を変えて見直すことができる・・・そんな感じだったのを覚えています。

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