子どもに夢、目標を持たせるには?

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目次

1 はじめに

この記事ではやる気、モチベーションのない子ども達をどのようにやる気を出させ、積極的に勉強やスポーツ等に取り組ませるかについてと目標について、WEST‐TOTAL‐EDUCATION西雄一先生の実践から一部紹介します。

2 子どもは大人(先生、親)を見ている。

まず、あなたに1人のお子さんがいるとします。もしその子に本を読ませるとしたらどうしますか?直接「本を読みなさい」と言いますか?それではおそらく本を読まないでしょう。あるいは読んだとしても、長続きはしないでしょう。

ではどうするのか?

一つの答えとして、親自身が子どもに本を読んでいるところを見せるという方法があります。子どもは親が意識している以上に親を見ています。そこで親が読んでいない本に対して子どもは興味を抱くでしょうか?また部屋を本で埋めてしまうというのも方法の一つかもしれません。とにかく、ここでポイントとなるのは子どもに自発的に興味を持たせてやることが重要なのです。
子どもは親が意識している以上に親を見ています。

同様に子どもは先生を見ています。

子どもに目標を持てと言いますが、先生自身、目標を持っていますか?
また夢を持てとも言いますが、夢を持っていますか?
子どもたちに目標などを持たせる際は先生達も目標等をもつことが大事なのです。

では次に目標について少し考えてみましょう。

3 目標について

まず、目標を決める際に注意すべきことは、「成功」とは他との比較によって計られるものではないということです。「成功」とは、それぞれの価値観に合う目標を設定し、使命感のモチベーションで段階を追って実現するもので、定義は人によって異なります。それを踏まえて目標を立てるべきということです。

ただ、目標を考える際に、人はどうしても「○○大学合格!」(①)や「年収○○円以上!」(②)といった最終的な成果や物質的なものばかりに目が集まるということが多いです。しかし、目標を達成する上で重要になるのがその下の基礎部分です。基礎は重要です。学習においても同様に重要です。以下の図で言えば、上述したような①、②の目標は経済面・仕事・キャリア面に相当し、基礎部分が土台に相当します。

土台の部分は大切なのは明らかですが、では具体的にどのようなことをすればよいかというと

  • 本を読んで教養をつける(心理学など学んでおくと、授業をする際役立ちます)
  • 夢リストを作る(先生自身が目標や夢を持つ)
  • 感謝する(先生が、子どもに、保護者に、同僚の先生に)

などが挙げられます。

更に、具体的に目標設定法など、より詳しく知りたい方はWEST‐TOTAL‐EDUCATIONの西先生のセミナーにご参加ください。http://west-t-edu.com/

4 講師紹介

西 雄一 先生
1977年生まれ。和歌山県出身、大阪府在住。
奈良の私立高校を卒業後、大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)に進学。大学在学中に、中国(上海外国語大学、天津外国語大学)に留学。大学卒業後、大手進学塾に就職。教室責任者、教科責任者(英語)などを担当。その後、小さい頃から興味があった建設業界に転職。しかし、見通しの甘さから1か月で退職。完全に無職の状態に陥る。知人の紹介により、独立して教育業界に再度飛び込む。現在は、塾・予備校だけでなく、中学校や高校で外部の専門講師として受験指導や進路ガイダンスなどを実施、この2年間で講演・授業をした学校等は30校以上。2014年3月からは合同会社GOSPAのコンサルタント(Teacher&Trainer)として引き続き目標設定セミナーを開催している 。

5 編集後記

西先生を取材させていただいた際に、ああしたらもっと良くなるのでは?こういうことをすれば面白いのではないか?と子どもたちや社会のために自分ができること、できそうなことついて常に考え、アイデアを出し続けているところが印象に残りました。本当にエネルギッシュで学ばさせていただくことが多かったです 。

(文責・編集:EDUPEDIA編集部 山添 雅貴)

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