【教育実習 体験談】私を変えた教育実習

平成26年度、特別支援学校の教育実習を行ったSさんの体験談です。

1 先生になりたい!と思った教育実習

大学3年生の時、特別支援学校の教育実習に行くまでは教師を目指していませんでしたが、実習に行って考えが変わりました。

私は高等部を担当しましたが、授業中に集中することが難しい生徒がいました。自分が授業をして上手くいくか不安でしたが、彼と関わる中でポテトが好きだという事を知り、それを教材にして栄養の授業をしたいと思いました。
実際の授業ではポテトを導入に使い、シールや砂糖など実物を用いるなど、楽しく授業に参加してもらえるような工夫を必死に考えました。そして、授業の最後の感想に「これからポテトを食べる時はLサイズじゃなくてMサイズにしようと思います」という事を書いてくれました。授業で自分の思いが伝わり、子どもが少しでも変わってくれたことが、とても嬉しかったです。

2 現場に求められるチームワーク

実習で他に印象に残っていることは、チームワークの大切さです。
私は大学生3人で実習に臨みましたが、みんな授業に向けて頑張ろうという意識が強く、遅くまで教材をつくっていましたが楽しかったです。
授業を考える中で「自分はこうしたい」という思いは必要ですが、その思いが強過ぎて周りの先生と意見が合わせられないと、現場ではうまくやっていけないのではないかと思いました。特別支援教育はチームでやっているので協力する姿勢が特に大切だと感じました。

また、現場の先生方がとても一生懸命に子どもと関わる姿を見て、自分もそうありたいと強く思いました。私は行事が好きなので、それを通して子どもたちの成長する姿を見られるのも魅力的なだと感じました。

3 実習前と実習後のギャップ

小学校実習との違い

1つ目は、小学校実習との違いです。小学校では個人の目標を大事にするというよりも、全体がうまく進むことを中心に授業を考えました。個人への支援は、実際に授業をやってみて、その場でつまずきを見つけて支援をするという感じでした。

一方、特別支援学校だと、個人の目標やそのための支援を、一人一人について事前に考えます。指導案の形式がそうなっています。実際は小学校でもそのような個人への視点が必要だと思いますが、自分は全体をみることで精一杯でした。

子どもをよくみるということ

2つ目は、ギャップではないかもしれませんが、一見、支援が必要ではないように見える子でも、分野によってすごく苦手なことがあることに気付かされました。例えば、授業中、教室の前に座っている子には支援ができるのですが、後ろの席に座っている子は、自分で出来るだろうと思っていました。しかし、本当は支援が必要だったという場合が多々あり、こちらの主観で考えるのではなく、子どもの実態をよくみて関わる大切さを痛感しました。

子どもをよくみるためには、子どもといろいろな事をやってみることが大切だと思います。そうすれば「この子はこんな事が好きで、これは苦手なんだな」とみえてきます。
授業だけじゃなく、休み時間に何気ない会話をしたり、一緒に遊んだりするなど、全力で関わることでその子がよくみえるようになると思います。

4 こんな先生になりたい

よく言われることですが「個をみれる」ようになりたいです。教育実習でポテトの授業ができたのも、休み時間にいろいろな話をしていたからです。授業だけでなく、休み時間など子どもと関わる全ての時間を大切にしたいです。もう一つ、自分が折れるのではなく、自分も出しつつお互いの考えを受け入れていける先生になりたいです。

Sさんの合格インタビューはこちら

【合格者インタビュー】先生になろうか迷うことは悪いことじゃない。そこから豊かな教育観が生まれる

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