「授業の腕をあげる法則」向山 洋一、明治図書(1985)
向山氏が「教育技術の法則化運動」を立ち上げたのが1984年、現在も「TOSS」として教育界に大きな影響を与え続けています。
授業が上手になりたいが、そのために何をすれば良いのか。何年教師をやっていても、完成系はなかなかみえてこないものです。本書が発売されてからすでに40年が経過しますが、改めて読み返しても令和の学級経営・授業運営にも十分に通用する不易な内容であることに驚かされます。本書に書かれている「授業の原則10カ条」は若い世代の教員に、大いに参考になることと思います。
内容
愛情と熱意だけでは授業の腕は上がらない。
プロ教師への道を示す教育技術の基礎・基本・法則化運動を展開する著者の主張が平易に語られている。授業が楽しくなる教育書のバイブル。
(明治図書ONLINEより)
授業の腕を上げる法則 (学芸みらい教育新書 ) [ 向山洋一 ]
続・授業の腕を上げる法則 (学芸みらい教育新書 ) [ 向山洋一 ]
もくじ
まえがき
一 授業の原則
二 教師の技量
三 授業の腕をあげる法則
四 新しい教育文化の創造
あとがき
おすすめポイント
早く知っておけばよかった「教育技術」、分かっていてもできていない「教育技術」、何となく忘れていた「教育技術」を、本著は的確に示してくれることと思います。
授業の技量とは、技術や方法を使いこなせることなのである(中略)/大切な技術や方法にはそれを貫いている考え方がある。/技術・方法は、それぞれの考え方に支えられている。/このような、いくつかの大切な技術や方法を貫いている考え方を原則とよんでみる。(本文P11)
この原則について、筆者が最も重要なだと考える「授業の原則10カ条」が紹介されています。これらの原則を理解し、日々意識することで、授業の力が高められると思います。また、授業をみる際に参考となる視点にもなるでしょう。
教師の世界には真面目な人が多くいます。/勉強しようと思っている人も多くいます。/しかし「何をどのように勉強したらいいのか」が分からないのでは、勉強しようという熱意も消えてしまいます。/本書は「どうやったら教師の腕があがるのか」「何をどのように努力していけばよいのか」という疑問にこたえようとしたものです。/今までの常識的方法を示すと共に、「定石を身につけて技量を高める」という上達の法則を示したものです。/多くの方にとって価値ある本になればと願っております。(「まえがき」より)
是非、一読をお勧めします。

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