本単元で身に付けたい資質・能力
本単元では、慣用句の意味を知り、書く活動を通じて、慣用句を使おうとする態度を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 慣用句の意味を知り、使っている。
思考・判断・表現
- 「書くこと」において、相手や目的を意識して、経験したことや想像したことなどから書くことを選び、伝えたいことを明確にしている。
主体的に学習に取り組む態度
- 慣用句の意味を進んで知り、学習の見通しをもって、慣用句を使った文を書こうとしている。
単元の展開【全1次(1時間)】
第1次(1時)慣用句について知り、慣用句クイズをつくる
① 慣用句のクイズを解く。
教師:「問題です。次の文章の空欄には、漢字が一文字入ります。何か分かりますか。」
教師:「この慣用句は、このように使います。『クイズが難しくて、〇〇をひねる。』」
② 慣用句について知る。
教師:「いくつかの言葉が組み合わさって、新しい意味をもつようになった決まり文句を、慣用句と言います。他に、知っている慣用句はありますか。」
児童:「エンジンがかかる。」
教師:「片仮名で書く言葉が入ったものもありますね。どんな意味をもっているか、国語辞典を使って調べましょう。」
③ 国語辞典を使い、慣用句の意味や例文を調べる。
④ 慣用句クイズをつくる。
教師:「その慣用句の肝となる言葉を抜いて、クイズをつくりましょう。片仮名が使われている慣用句で作ってもいいです。」
教師:「ヒントの欄には、その慣用句を使った文を書きましょう。」
⑤ つくったクイズを友だちと解き合う。
【板書例】

【慣用句クイズ例】
(表面)

(裏面)

【プリント例】
(表面)

(裏面)

授業をふりかえって
本授業では、クイズをつくる活動をメインに設定した。プリントの「ヒント」には、慣用句を使った文を書かせることを、裏面の「意味」には、その慣用句のもつ意味を書かせることをねらいとしている。
クイズをつくる前段階では、国語辞典を使って慣用句を調べる活動を設定している。国語辞典で慣用句を調べるために、慣用句を単語で分解して調べることや、先頭の単語で辞書を引くこと、どの項目に慣用句が書かれているかなどをしっかりと押さえてほしい。
参考・引用図書
光村図書『こくご 四下』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5717/1031/3365/06s_k_nenkei4_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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