算数はよりシンプルに答合わせを

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作成者: 大造 (Edupedia編集部)さん

1 算数での答合わせの機会は多い


算数は正誤のはっきりした教科であるし、習熟の段階ではできる限りたくさんの問題に当たらせることが必要です。

加えて、問題をした後すぐに答え合わせをすることも重要です。

間違いをすぐに直すことによって、子供の頭の中に正しい手順、手法をより定着することができます。自分で自分の答え合わせができるのが、最も大切だと思いますが、そこまで育っていない場合もあります。間違っているのに丸をしたり、間違い直しをしなかったり、間違い直しが間違っていたり。できれば、答え合わせをしっかりできるようになるまでは、自分で答え合わせをさせるのではなく、一人一人の答え合わせを教師が見てあげるのがいいと思います。そして、だんだんと自分でさせるように手放してゆけばいいでしょう。

とは言っても、教師の数倍の数の子供たちの答え合わせをするのはたいへんです。

そこで、いくつかのコツを書いてみます。シンプルにやって、効率がよくてテンポのいい答え合わせを目指しましょう。


下記の関連記事も是非ご参照ください。

できる子供を優先する
答え合わせをスピーディーに

2 矢印だけで


丁寧に見てあげなくてはと思い、詳しく間違えたところや分かってない所を説明してあげて、行列を長くしてしまってはいないでしょうか。そんな必要はありません。クールに、シンプルな答え合わせで十分です。
「親切すぎると考える力がなくなってしまって、その人のためにならないからね」

と、事前に詳しく教えないことを説明をしてあげるといいでしょう。

学力のある子供には、間違いの場合は一度目は何も言わずに無言で押し返してもいいと思います。二度目の子供や学力的に苦しい子供でも、どこが間違えているのかだけをチェックするにとどめます。○をつけても×はつけなくてもいいでしょう。間違っているところに、矢印でもつけてあげましょう。

筆算の問題などはどんどん複雑になっていくので、間違いの箇所を見つけるのが大変になってきます。イライラして自暴自棄になり、間違いの箇所を見つけるのではなくて全部消して最初からやり直そうとする子供がいます。

それではあまりに気の毒で算数嫌いを作ってしまいます。全部消していると効率も悪いので、ヒントになるように矢印をつけるのです。筆算であれば、間違っている段に矢印をつけてあげるといいでしょう。

3 子供先生に


時間が足りなくて教師だけで答合わせをしたのではどうしても間に合わないときがあります。そんな時は、あまりよい方法ではないと思いますが、「子供先生」を作って答合わせを手伝ってもらいましょう。ただし、子供先生も親切にくどくど教えるのではなく、間違いを発見してあげて、矢印だけで指摘してあげるように指示しておきましょう。子供もついつい親切で、ほぼ答えに近いようなヒントを言ってあげてしまいます。これは、席の近い子供どうして教え合いをさせる場合でも同じです。

4 一度にたくさんさせない。


たとえば、計算ドリルやプリントに20問の問題が載っているのを一度にさせてしまうと、学力が苦しい子供には苦痛ですし、間違えたままのやり方で全問やって全滅してしまう場合もあります。子供が問題をできる時期は重なりますので、20問を次々に教師の方に持ってくると、答え合わせにも手間取るため、渋滞も発生して列が長くなります。子供たちの様子と問題の難易度を勘案しつつ、5問、もしくは10問進んだところで一度もてくるように指示をしておきましょう。10問程度なら教師側も答えを暗記できます。

暗記のコツは、「問題の順番通りに〇をつけるのではなく、類似性のある答えを順番に並べ替えて〇つけする」です。例えば、6問の答えが、
59→67→30→79→56→45なら、
30→45→59→56→67→79です。
5の倍数から始まり、一の位や十の位がつながるように順番を変えて〇をつけると5人目ぐらいから暗記ができます。

5 行き詰ったら、持ってくるように


5問と言っても、わからない子供は、1問目から分かりません。5問で持ってこいと言われたから、10分かかっても1問もできないまま自分の席で悶々としている子供がいます。「5問と言うけど、どうしても分からない時には、1問もできなくても持ってくればいいよ」と、アドバイスしてあげる優しさも見せてあげてください。

== 教師自らが巡回して○つけをする

一度にたくさんさせないといっても、1問や2問を教師のところまで持ってこさせて答合わせをすると、行列が長くなったり、子供が歩き回っている状態ができてしまい、落ち着きません。1問や2問をやらせる場合には、教師の方から子供たちの机を回って、一人一人に○をつけるか間違いを指摘するかでいいのではないかと思います。

6 自分で考えさせる


最近は、「学び合い」の名のもとに、すぐに子供同士で教え合う様に指示を出してしまう教師が多くなっています。学び合いの場面が全く必要ないわけではないと思いますが、子供たちの人間関係の中で、答や答に近すぎるヒントを与えがちです。これでは教えられた方の子供が伸びません。できるまで一人で考えさせた方がよい場合も多いです。一人で考えさせるべき場面で子供が安易に答を教えてしまうようであれば、学び合いは禁止しても良いと思います。

7 タイムアウトの子供たち


渡した課題はその時にやり切らせるようにしたいものですが、休み時間になったり、次の時間になったり、次の課題をやらねばならなかったりして、時間内に課題ができない子供が出てきます。家に持って帰ってリベンジを果たしてほしい所ですが、できない子供に限って、家ではやってきません。時間内にできなかった子供たちには、「できたところまででいいから持っておいで」と、必ず言ってあげてください。できたところまででいいので、○をつけてあげましょう。時間が来たからハイ終わりでは、「できなかった感」や「落ちこぼれた感」を抱いてしまいます。時間内にできなくて残った問題があれば、プリントを回収して、朝の時間や放課後の時間に居残りをさせてできるまで付き合ってあげるのが良いと思います。

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