直角三角形を使ってちょっとアートな模様作り ~簡単レシピ

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しきつめ

東京書籍の算数教科書には、図形の単元の最後辺りに、「しきつめ」の課題が出されていることがよくあります。2年生で直角三角形を学習した後にも、直角三角形のしきつめの課題が出されています。これは子供たちにとってはちょっと面倒な課題ですので、飽きない程度にいくらかノートに貼らせます。その後で、もう少し違う方向からアプローチをして楽しい模様づくりに取り組ませてみました。直角三角形で作ることのできる形のバリエーションは多いので、3年生以上でやってみても面白いと思います。



2年生ながら、けっこうアートな作品を作っていると思いませんか?(名前は全員「藤原」さんに変えています)

簡単な指示で出来上がり

指示は4つです。

① 2色だけ色紙を選びなさい。ただし、みんながよーく使う赤・青・黄色は選びません。・・・子供は単純に三原色で混ざり気のない赤青黄色を選びやすいので、それを使うと凡庸な作品になってしまいます。少し個性的な組み合わせを見せて提示してみます。
② 色紙の裏に直角三角形をたくさん書きなさい。
③ きれいに切りなさい。
④ オモシロイ模様になるように貼りなさい。魚や家を作るのではないよ。模様だよ。

難しいのは②で、子供は等間隔にcmを測る技術がないので、直角二等辺三角形ではない直角三角形を作るのは難しいです。私は、(1)色紙を折らせて横の線を書かせて、(2)物差しの幅で縦の線を書かせて、(3)交点を結ばせました。この作業だけでも、算数的な価値はあると思います。



あとは、三角形で風車の形を作ってみせて、「こんなのができると面白いですね」と、言っただけです。1時間強で作品が出来上がりました。上の写真は上手くいったものを抜粋していますが、ほとんどの子供が形の規則性や連続性を利用して模様づくりができていました。
名前をピンクの紙に印刷して貼ってやるのも、ちょっとしたアクセントになっていいでしょ?教室の後ろに掲示すると何だか楽しい掲示物になりますよ。

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