家族会議と災害伝言ダイヤル「171」についての学習(日本女子大学 石川孝重研究室)

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作成者: 石川孝重さん

1 はじめに

本記事は、建物の総合安全性と快適な居住空間をテーマに研究をしている日本女子大学石川孝重研究室によって執筆されました。

「総合的な学習の時間」で行う防災教育として、特に小学校高学年生を対象とした実践を紹介しています。

下記のURLから基の実践をDLし、教材として使用することができます。

http://p.tl/0fdM

2 学習のねらい

家族の避難場所を決める大切さと、家族に防災の知識を伝えていこうとする気持ちを作ること。

3 児童の思考

地震では家族と離れ離れになってしまうこともある。家族と避難場所を知り合って、地震があっても再会したい。

4 学習のながれ(8/16時間)

5 学習内容の詳細

導入

(1)本日の学習について知る(5分)

家族ともし離れ離れになったらどうする?などの質問から初め、家族と被災時にどのようにして再会すればいいかについて学ぶことを伝える。

展開

(2)そのとき、あなたはどうする?(20分)

イラストを見ながら、外はガレキの山だ、家の中は今にも崩れそうだ、などと状況を具体的にイメージさせる。いかに状況をイメージさせ切迫した問題として捉えさせられるかが重要である。

(3)家族の避難場所について(5分)

感想などを1〜2人に聞いて、家族で避難場所を確認することの大切さを教える。特に会社に勤めている父親などとは特に必要な行為であることを教える。

(4)災害伝言ダイヤル「171」(5分)

○171とは

地震など大災害発生時は、安否確認、見舞い、問い合せなどの電話が爆発的に増加し、 電話がつながり難い状況が1日〜数日間続く可能性が大きい。災害伝言ダイヤル「171」 とは、被災地内の電話番号をメールボックスとして、安否等の情報を音声により伝達する「声の伝言板」のことである。

○171を実際に体験する提案

171は説明のページだけを見ると難しく感じるが、実際は音声ガイドに従ってダイヤルすればよいだけである。簡単であるため、児童と保護者に実際に体験することが大切である。児童に体験させる工夫として、例えば、教師が体験利用提供日の間にクイズなどを録音し、児童が、教師が録音した内容を再生して聞いて、答えを録音するといった宿題を出してもよい。

その例を以下に示す。

まとめ

(5)本学習のまとめ(10分)

○宿題について

家族と避難場所を決定し、サインをもらうこと。

6 学習指導案

7 7 ワークブック

児童に配布し、授業の展開を補足するためにお使いください。
この実践はP20、21に対応しています。

▽ダウンロードはこちらから

http://p.tl/ag-v

8 編集後記

家族とあらかじめ避難場所を決めておけば、もしものときも安心できます。また、災害用伝言ダイヤルは、知っていても使ったことはない人が多いと思います。実際に体験してみることで、自分にもできる!という自信にも繋がるのではないでしょうか。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 齋藤千秋)

9 協力団体紹介

日本女子大学家政学部住居学科 石川孝重研究室
建築物の構造安全や防災、住教育を専門とする石川孝重教授の下、建物の総合安全性と快適な居住空間の確立をテーマに、建築物の設計や性能、安全性、防災のほか、建築法規、建築物の維持管理まで、多岐にわたる研究を行っている。
また、研究成果の情報発信や防災教育の普及にも取り組んでいる。
●今回ご紹介した内容はこちらをご参照ください
http://p.tl/0fdM
●石川孝重研究室に関する情報はこちらをご覧ください
http://p.tl/xLH2

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