外国語活動定番ゲーム(古賀真也先生)

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目次

1 はじめに

この実践は、学校の外国語活動(英語活動)に取り組む先生たちを応援する目的で作られたサイト「使える外国語ネタ!」から許可をいただき転載しております。

2 実践内容

キーワードゲーム

  1. 子どもたちに覚えさせたい絵カード(一つの言葉につき一つの絵)を用意します。このカードは子どもたちに見えるようにB5サイズ以上にしてください。
  2. 子どもは二人組(隣どうし)でゲームをします。着席したまま行います。
  3. 席と席の間に消しゴムを置きます。
  4. 言葉の中からキーワードを一つ決めます。
  5. ALTが言葉を順番に言っていきます。
  6. 子どもたちは、手を頭を載せておきます。
  7. ALTが、キーワードを言ったら、消しゴムをとります。速く消しゴムをとったほうが勝ちです。

【発展】消しゴムを使わないキーワードゲーム

1人は普通に手のひらを出します。もう一人は、その手のひらを挟むような構えをします。 片一方は「ミート(肉)」 もう一方は「ハングリーダイナソー(おなかがすいた恐竜)」の役です。

教師がキーワードを言ったら、ハングリーダイナソーはミートを食べるべく、手のひらを挟みます。ミート役の子どもは、ダイナソーに食べられないように、手を引っ込めます。

集中力ゲーム

ペアでゲームをします。ここでは月の名前を例に説明をしていますが、他のことでも応用できます。トランプぐらいの大きさのカードを使います。ここでは1月から12月のカード12枚です。

  1. 1月から12月までのカードを並べます。
  2. 指導者がランダムに月の名前を英語で言います。(言った順番は覚えておいてくださいね。)
  3. 子どもは言われた順番を覚えておきます。
  4. 指導者が全部言い終わったら、言った順番にカードを並べます。

はえたたきゲーム(かるたとりゲーム)

  1. 新出単語をフラッシュカードを見ながら覚えます。
  2. 黒板に新出単語のフラッシュカードを並べます。
  3. ペアになります。ペアで対戦をします。
  4. 黒板の前にペアで並んで立ちます。
  5. ALTが新出単語の中から一つ単語を選び発音します。(文単位で発音してもいいです。例えば"I like banana.")
  6. ALTが発音した単語のフラッシュカードの上に手をのせます。

 速くフラッシュカードに触れたほうが勝ちです。

※手のかわりに、はえたたきを使うと雰囲気が出て楽しいです。

Go fish

go fish とは「釣りをして魚を釣ってきなさい」という意味です。英語版ババ抜きですが、日本のものとは少し違います。ここでは、フルーツのカードを使用したとして説明します。

  1. グループを組みます。(4~6人くらい)カードを一人ずつに7枚ずつ配ります。参加者の中心にカードの残りを積んでおきます。
  2. Aさんが、Bさんに”Do you have banana?”と聞きます。(Aさんはバナナのカードを持っています。)
  3. BさんがバナナのカードをAにわたし、Aさんはバナナのカードをペアにして手放すことができます。もし、Bさんがバナナのカードを持っていなかったら、Aさんに"Go fish!"と言い、Aさんは積まれたカードから一枚ひかなければなりません。
  4. 最初に、カードがなくなった人が勝ちです。

 

ビンゴゲーム

言わずと知れたビンゴゲーム。数字でゲームをすることが多いですが、色んな単語で応用することができます。

ボンゴゲーム

ビンゴゲームと似ています。ここでは、フルーツの単語を例に説明します。

  1. ビンゴゲームと違い、マスにあらかじめ絵が描いてあります。マスは5×5の表です。
  2. 子どもたちは、ペットボトルのキャップをマスの上に4つ置きます。例えば、バナナ、イチゴ、みかん、ぶどうの上にペットボトルのキャップを置きます。
  3. ALTが表に描いてある、果物の単語をランダムに発音します。
  4. 子どもは、ペットボトルが置いてある単語が発音されたら、ペットボトルを取り除くことができます。
  5. ペットボトルがすべてなくなったら、勝ちです。

ステレオゲーム

果物の単語を例に説明をします。

  1. 5・6人が前に出ます。
  2. 1人ずつ単語を発音します。全員が同時に発音をします。
  3. 前に出ている以外の子どもたちが、前に出ている子どもの一人ずつが何の単語を発音したかをあてます。

実践者紹介

古賀 真也(こが しんや)
埼玉大学教育学部卒業。大阪府池田市公立小学校勤務。
中学校と高校の英語の教員免許を所持している。「学級担任が進める英語 」をテーマに、小学校英語の研究を進めている。(2014年8月時点)

編集後記

授業の度に、新しい楽しいゲームを開発するのは大変ですよね。これらのゲームを応用して少しアレンジすれば、かなりのバリエーションが増えますよね。楽しい外国語活動はゲームから。どんどん取り入れてほしい実践です。
(編集・文責 EDUPEDIA編集部 石川瑛士)

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