自立を促す話として ~ 「人という字」「こどな」「愛すること」~ 卒業式・2分の1成人式等で考えさせる

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作成者:matui hiroshi (Edupedia編集部)さん

折を見て、「自立」を促す話を

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卒業式や2分の1成人式を自立の一歩として位置づけけるという記事を書いていますので、ぜひ下のリンクもご覧ください。
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★感動的な卒業式・2分の1成人式を目指して ~「自立の機会」としてとらえる
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何も卒業式に限ったことではなく、子供たちに自立を促すことは、大事だと思います。「自立」という言葉をはっきりと使うことによって子供たちの意識に強さ、しなやかさを育てていきたいと思います。私は、折を見て、下のような話を投げかけることがあります。(一応、カテゴリは「道徳」にしています。)

1.人という字は・・・

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昔はよく、
「人と言う字は、一画目と二画目が支え合っているところを現したもので、人間は支え合わなければ生きてはいけないことを示している」
といった解説を講じる先生方がいました。しかし、どうなんだろうかと思う部分もあります。それはそれで、大切なことの一つです。だから、そこは認めた上で、私はこのように話します。
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「人と言う字は、一画目と二画目が支え合っているところを表したもので、人間は支え合わなければ生きてはいけないことを示している」と、よく言われます。先生も先生の先生にそう教わりました。でも、人と言う字をもう一つ作ってみました。それは何かというと、これです。

これ、一番右の字は先生の作った新しい「ひと」っていう字です(笑顔で(^_^))。人が、一人で立っている様子表しています。どっしりとして、立っているでしょ。人は、一人で生きていかなければなりません。一人で生まれ、一人で死んでいきます。いつまでも人を頼っていてはいけないのです。朝、学校に来ていく服をお家の人(お母さんとは言いません。お母さんがいない子供もいますし、お母さんがそういう仕事をするイメージを植え付けないためにです。)に出してもらう、あるいは着せてもらう人はいませんか?
●歳ぐらいまではセーフかもしれません。でも、10(12)歳にもなれば、自分の事は人を頼らずにできなければなりません。それどころか、人を助ける側、支える側に回らなければなりません。人と言う字が人を支えている様子を表しているという一方で、一人で立つ、これは、大人として大事なことなのです。一番右の字、こんなふうに、一人一人ががっちりと立っていてほしいのです。自分一人で立てる、つまり自分で生活ができるようになることを「自立」と言い、それは大人になるためには必要なことです。卒業式(1/2成人式)は、自立について考える機会になるといいと思っています。
まず、本当の意味でしっかり立つところから、始めてください。胸を張って、きょろきょろせずに、いい顔で、あなたのその両足を踏ん張って、立ってみてください。
人を支え合っている「人」っていいう字の意味も、すごく大事だと思うけど、自分の足で踏ん張ることのできる大人になってくれることを願ってこの先生の作った「ひと」っていう字も、覚えておいてください。
これから、ずっと緊張しておきなさいとは言わないけれど、「しっかり立ちなさい」「しっかり座りなさい」と言われたときは、集中力をぐっと高めてください。「がまんが勉強」です。
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こんな風に、話して、まず、立つ姿勢や座る姿勢をきちんとさせるように指導していきます。大事な場面で片足に体重をかけて、隣の友達に寄りかかるようにしている子供、話をしている子供を見かけた時には「自分の足で踏ん張ってごらん」と、声をかけ、それができているときには、「そう、自立できているよ。大人の顔になってきた。」とほめてあげます。どうしても落ち着かないときは、(あまり好きではないですが)、手を後ろで組ませる姿勢で立て直すことも必要な場合もあります。

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2.こどな

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二分の一成人式の機会に、是非、10歳の自分たちの立ち位置を確認させてあげてください。詳しくは下↓のリンクをお読みください。
「こどな」「ことな」~思春期の自分の状態を客観的に考えさせる
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3.人を愛するということ

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この話は自立とは関係なしに、道徳の時に話すこともあります。ちょっと、話すのが自分でも恥ずかしいこともありますが、大事なこととして、話します。性教育に絡めて話すこともあります。もっと長いバージョンもあるのですが、今回はショートバージョンでアップします。
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誰か、好きな人はいますか?家族のことを愛せていますか?「えっ、●●さんが好き?」(^_^)それも大事なことです。
「人を愛するということ」
と黒板にしっかり書く。「愛する」というのは、「人を大切に思う」ということです。改めて言ったり書いたりすると照れくさいですね。先生も自分で言いながら、ちょっと恥ずかしいです。
さて、人を愛する中で、真っ先に愛さなければならないのは、「自分とういう人」です。自分の事は好きですか?「もうちょっと目がパッチリしていたらなあ」とか、「もうちょっと勉強ができたらなあ」とか、「もうちょっとサッカーがうまかったらなあ」とか、不足や不満はあるかもしれないけれど、自分を好きになることが、「愛する」ということの原点だと思ってください。自分が愛せるようになるために、つまり少しでも自信を持って生きていけるように成長してください。それが、自立の一歩目です。しっかりと自立ができるようになって下さい。
そして、誰かを愛せるようになるということ、つまり大事にできることは、大切な自立ができているからこそできることなのです。家族、友達、どこかで少しだけご縁がある人、日本にいる人、世界の人々。自立の二歩目、三歩目として、人にやさしくできる人、人を助けることができる人になってください。
そして、特に、君たちは思春期にはいっていますので、特別な異性を好きになることも出てくると思います。そんなに、恥ずかしがらなくってもいいよ。これも、自立の一つだと思ってください。今「好きな人」と結婚できるかどうかは、・・・うーん、それはわからないけれどね(苦笑)。やがては、誰かと結婚し、家庭を築いて生活することになるかもしれません。家庭を築くということは、誰かをしっかり支えられる大人になるということです。恋愛も、立派な自立への一つだと思いますよ。
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