山・里・まちのつながりから未来を考えよう ~善通寺弘田川調査からわかること~(ESD環境教育プログラム・香川県)

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作成者:大堀 彰華 (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

この実践は環境省「平成26年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

山・里・まちのつながりから未来を考えよう ~善通寺弘田川調査からわかること~125-1.pdf

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 多様性…それぞれの地域環境によって特色ある多様な生物が育ちます。環境変化によって絶滅危惧種や外来種などの生物の移り変わりにより河川環境も多様化します。
  • 相互性…川の生き物と人間の生活環境が関わって生態系としての循環システムのつながりをもち、さらに人と人が関わっています。
  • 連携性…家族に聞き取り調査をすることや友だちとの関わりを考え、自分と異なる意見や立場を大切にし、互いに協力して問題解決します。

ESD視点で育みたい能力・態度 

【多面】多面的、総合的に考える力
川の調査から絶滅危惧種と外来種の関係や人間生活からのつながり・かかわり・ひろがりを理解し、それらを多面的・総合的に考えます。
【伝達】コミュニケーションを行う力
調査したシートを使い、グループで話し合い発表する。実証で自分の気持ちや考えを伝えるとともに、他者の気持ちや考えを尊重し、コミュニケーションを行う能力を高めます。
【関連】つながりを尊重する態度
ふるさとの今と昔を比較したことで、人・もの・ こと・社会・自然などと自分のつながり・かかわりに関心をもち、それらを尊重し大切にしようとする態度を身につけます。

プログラムの目標

  1. 外来種から地域の生態系を守る。絶滅危惧種に対する環境変化を理解する。
  2. 持続可能な社会のためにまちの中にどのような自然が必要なのかを想像する。
  3. 人間と自然がどう共生するとよいのかという視点からのまちづくり(生物多様性)。

プログラムの概要

昔の生活の中に見られた生物について、祖父母から聞き取り、現在いなくなった生物の要因を考えます。「レッドデータブック」などを使って、身近な生物で絶滅の危機に瀕している生物を調べ、リストに載っている生物を確認するとともに、問題視されながらも改善されていない理由を考えます。学校周辺の弘田川で環境調査をして、持続可能な社会のためにまちの中にどのような自然が必要なのか、現状と環境改善のヒントを探っていきます。これまでの調査から、共生社会のイメージについて考え、人間と生き物の「棲み分け」が共生社会のキーワードであることに気づき、自分たちがやってみたい活動を発表します。

学習指導要領との関連

  • 中学1,3年 理科
  • 中学1年 道徳
  • 中学1年 総合的な学習の時間

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全12時間)

* プログラムのダウンロードはこちらから
山・里・まちのつながりから未来を考えよう ~善通寺弘田川調査からわかること~125-1.pdf


* ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」プログラムを探す
* ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」地域ESDプログラム(香川県)山・里・まちのつながりから未来を考えよう ~善通寺弘田川調査からわかること~

4 編集後記

最近目にしなくなったという生物や、自分は見たことはないが昔はその地域に住んでいたという生物について、普段生活していて目を向けることはあるでしょうか。地域の自然に目を向ける導入から実際に自分たちで調査をすることで、身近な環境や生態系と人の生活との関わりについて具体的に考えることができるプログラムとなっています。
このプログラムを通して今後まちはどうあるべきか、自分はどんな行動をしていくかといったことを考えながら、共生社会や持続可能な社会という社会の概念が子どもたちの中に落とし込まれていくような実践になることを期待しています。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 大堀彰華)

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