宿題を忘れる子への対応

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宿題を忘れる子へどう対応するか

宿題を忘れる子へどう対応すればいい?
現在は、家庭での学習習慣をつけるために、学年で揃えて宿題を出す学校が多いと思います。
しかし、やっていると必ず忘れる子が出てきます。何度注意しても持ってこないで、しれっとしている子に悩まされている先生は多いのではないでしょうか?
私が日々行っている宿題を出さない子への対応をまとめてみました。参考になれば幸いです。

忘れ物を減らすために1 | EDUPEDIA

忘れ物を減らすために2 ~朝、児童が自分の机の上に置く | EDUPEDIA

も、ご参照ください。

1チェック表を作る

朝登校して宿題を提出する時に、チェック表を作ってチェックさせれば、一目で誰が未提出わかるので、声をかけて対応できます。

2チェック表でほめる

毎日つけていると、真面目に提出している子がわかるので、しっかりほめます。
「呼ばれた人は立ってください。〜さん〜さん・・・今週一度も宿題も忘れませんでした。大変素晴らしいです!」
と言ってまず、真面目な子をほめます。これによっておとなしいが真面目な子がほめられるので、クラスの大多数は忘れることなく笑顔で1年間提出してくれます。

また少数の忘れる子は、自分以外の子がみんな立ってほめられるので、逆に目立ちます。先生と1対1の声かけで効果がなくても、自分以外のほぼクラス全員がほめられるなか一人だけ取り残されるのは、かなりプレッシャーを感じるので「やらなきゃ!」と感じるようになります。

3連絡帳に書かせる

単純ですが、連絡帳を書かなくて宿題をしてこない子は多いです。発達障害手前のグレーゾーンの子どもは、黒板に書いてある明日の予定が書けないこともあります。

書かなければ家でも当然やってこず、保護者の方も気付かないのでいつまでも忘れ続けることになります。
連絡帳に確実に書かせる方法として、明日の予定を口頭で伝える方法があります。「一度しか言いません」と言って予定をいうと、みんな集中して書き始めます。
その後、「先生や隣の人にチェックやサインをもらう」というルールを作ると確実に書いたことが確認できます。

4お隣の人と交換して丸付けをする

宿題の採点を友達にやってもらうのであれば、「忘れたら恥ずかしい」と思ってやってくるようになります。

5宿題の提出を楽しみにさせる

宿題を出したら楽しいこと、嬉しいことにつながっていれば、自然に取り組むようになります。
◆可愛い、格好いいハンコを押す
→ハンコを楽しみに提出するようになります。
◆文になるようにチェックする
→毎日提出するとサインとして一文字ずつ書いていきます。「す・ば・ら・し・い」「あ・り・が・と・う」など1週間続けると、文になるので楽しみにして提出するようになります。文字のハンコでもいいかと思います。
◆採点する
→問題の簡単なプリントであれば採点して100点と書いてあるだけで子どもは喜びます。
◆評定をする
→漢字練習や作文、日記などを提出したら、◯◎💮、C・B・A・AA・AAA・・・など提出するたび自分の評価が上がっていくと、「次も頑張ろう!」と思って頑張ります。

終わりに

神奈川で教員をしている、植田友晴というものです。
教員の皆さんに少しでもお役に立てばと思い投稿させていただきました。
個人的にブログなどしております。よろしければご覧下さい。
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