「静かにする」ができるクラスにする方法 〜事前指導とその場対応〜 

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作成者:haru tomoさん

1 静かにさせる方法

「静かにする」というスキルは学級経営において重要です。

先生の話が聞けなければ、何度も説明しなければいけません。
友達の話が聞けなければ授業が進みません。
移動中話すと他のクラスに迷惑がかかります。
クラスの雰囲気も悪くなり、学級経営にも影響が出ます。
自閉症の子は騒がしいと学習困難にもなります。

「明るく、楽しく、でもすぐに静かになる」

そんなクラスにするために実践していることを紹介します。

2 事前指導

いきなり話して、子供が聞いておらず「なんで聞かないの!」と怒ってしまう。
これでは子供がかわいそうなので、事前に静かにする方法を指導します。

趣意説明

静かにするメリットを子供に聞きます。

  • 「相手の意見がよくわかる」
  • 「周りに迷惑がかからない」
  • 「聞いてくれると嬉しい」

などの意見を子どもから出させます。

特に「聞いてくれると嬉しい」「迷惑にならない」という相手を思った行動であるということを認識させます。趣意が理解できれば、静かに聞くことに対して肯定的なイメージを持ちます。

静かにする練習

「何秒静かに聞けるでしょうか?」とゲーム形式でやると、子供も静かに聴きます。「これが静かに聞くという状態です」と伝え、静な状態を覚えさせると、「静かにしましょう」という指示でどうすればいいかわかるので、すぐに切り替えることができるようになります。

喋ったら最初から

移動教室のとき、「しゃべったら他のクラスの迷惑になります。しゃべったら戻ります。」と言います。

話し声が聞こえたら、必ず戻ります。これを最初に行い「先生は本気だ!」と思わせることで、静かに移動するようになります。怒らず、淡々とやると効果的です。

「きまり」を作る

「これ」をしたら静かにするというルールがあると、子供は気付きやすくなります。

⑴ 全員で返事

(話す人)「聞いてください」→(全員)「はい!」
全員返事をして場がリセットされるので、聞く姿勢に持っていける。

⑵ 4本指で挙手

指を4本出して手を上げる→見た人は静かに同じように手を上げる。
4本で「し(4)ずかにする」と気づく。

⑶ 「お口はミッフィー!」

口を閉じて静かにするという合図

⑷「移動中は?」→「忍者!」

忍者のように静かに移動をするイメージをもたせると切り替えやすいです。

3 その場対応

事前に趣意説明、ルールを決めてもできない子は出てきます。やんちゃな子、発達障害を持っている子には、その場で静かにさせるスキルも大事です。

静かにできている子を褒める

授業開始時に静かに用意をして待っていた子を褒めます。

「◯◯さんは、時間を守って静かに待っていました。大変素晴らしい!」

と言えば、徐々に時間を守って静かに待てる子が増えていきます。

また、授業中も静かに聞けている子を「話している人の方を見て、姿勢良く聞けていて、とてもいいですね!」と褒めます。

真面目にできている子を褒めて主役にしていくことで、徐々にできる子が増えていきます。

一度しか言わない

先生が話すときは「一度しか言いません」と前置きして話します。
話した後に「先生聞いてなかった〜」と言われても、「もう言いました(^ ^)」と必ず返します。本当に教えないので、次から聞くようになります。

指名は静かな子にする

質問をすると「はいはいはいぃ!」と手を上げる子に「静かな子に当てます」と言えば、静かになります。

しゃべらないで説明させる

「しゃべらないで説明してください」と言えば、静かに全力ジェスチャーで説明してくれます。活躍もでき、疲れて一時的に大人しくもなります(笑)

4 終わりに

教員の皆さんに少しでもお役に立てばと思い投稿させていただきました。

「静かにする」というスキルはとても重要です。

しかし、だからと言って「静かにしなさい!」「相手のことも考えなさい!」と怒って指導しても、静かになるのは一時的です。

その先生がいなくなれば、逆にうるさくなる子供たちを育ててしまう可能性もあります。あくまで、「教えて褒める」を繰り返して肯定的な姿勢で聞ける子を育てていきたいと思っています。

個人的にブログなどしております。よろしければご覧下さい。
元小学校教師ともはる

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